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花たちは今日も元気に咲き誇る  作者: 椿想香
夏 過去に思いを馳せても、今は変わらない。
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52二人の転校生

第三章開始です!!

黒ユリがミナバシ大会に乱入してから、一週間。白ユリ内での騒ぎは、収まりつつあった。__しかし、例外はどこにでもある。

例えばここ、魔法学園1組の教室。


「皆さん。ミナバシ大会から一週間たちましたが、疲れはとれましたか?」

小春先生はいつもより張り切っている様子で朝のホームルームを始めた。

「先生~。何でそんなに張り切っているんですか~?」

すると、生徒全員が思っていた疑問を花清が聞いた。

「ふふふ……実はですね、このクラスに…………………転校生が来ました!!」

「「「えええぇぇぇ~~~!?」」」

「転校生、入っていいですよ!」


ガラッ……


「とりあえず、みんなに自己紹介してもらおうかな。」

「はい。 今日からこの学園に通うことになった、紅蓮(ぐれん)といいます。慣れないところもあるけど、精一杯やっていくつもりです。みんな、よろしく!」

「「「(またイケメンか……この学園多くないか?)」」」「「「(爽やかイケメン……カッコイイ)」」」

見事、クラスメイトは新しい同級生に沸き立つのであった。

「席は……桜さんの横がちょうど空いているので、そこに座ってください。

あ、紅蓮くんは魔法が発動して間もないので、皆さん助けてあげてね!

それじゃあ、これで朝のホームルームを終わります。」

小春先生は転校生、紅蓮にそう言葉を残して、教室を出て行った。

「(あの転校生、私の隣にくるのか~………。

あ、今日の昼食はカレーライスにしよう!た~の~し~み~!!)」

桜は、こちらに向けてくる羨望(せんぼう)と嫉妬の眼差しにため息をついて、今日の昼食について考えるのであった。


◇◇◇


転校生が私の隣の席に座った。

(これって……私から声をかけないとダメなやつですか?あ、クラス全員が目で訴えている。そうですか、そうですか。)

「あの」

「ふぁはい!!」

まさかの転校生から話かけてきた。

「……大丈夫?」

「と、突然声をかけてくるものだから驚いて……。 えっと、私は桜と言います。よろしくね?紅蓮君」

「こちらこそよろしく」

「えーと、、しばらくは慣れないだろうけど、何かあったら気軽に聞いてね。」

私はこういうときに何をすれば良いか分からなかったが、とりあえず笑顔で乗り切ることにした。

「そう言ってくれると助かる。ありがとう」

すると、意外にも紅蓮君も私に笑い返した。笑うとなおさら爽やか度が増して、クラスがざわついた。

「(これが、目に毒、というものか…)」



「起立~、礼」

「「「ありがとうございました」」」

ザワザワ…

「やっと、昼食だ~」

午前の授業が終わり、今から1時間は昼食時間である。弁当や近くの店で買ってくる子もいるが、ほとんどの生徒は学園内にある学食で食べている。

「桜、学食行こう!」

「うん…あ、紅蓮君。」

「ん?どうした?」

「今日の昼食ってどうするの?」

「あ~……何も考えていなかったな」

「もし良ければ、私たちと一緒に食堂に行かない?」

「女子4人だけど大丈夫かしら……」

「別に良いじゃん柊!竜胆さんがいるしさ~。あ、紅蓮君!私の名前は彩芽、アヤって呼んでね!で、今喋っていた子が柊で、こっちの大人しい子がすみれっていうの。」

「よ、よろしくお願いします」「…よろしく」

「こちらこそよろしくね、アヤさんに柊さんにすみれさん」

「自己紹介も終わったし、早速行くか」

「え!?紅蓮君本当に大丈夫?」

「問題ないよ。ついでに食堂の場所とかを覚えたいしね」

私たちは紅蓮君と食堂に行くこととなった。



「で、ここが食堂だよ~」

「混んでいるな…」

「大丈夫大丈夫!席はいっぱいあるから」

食堂の入口で注文をして、自分の席を確保し、それから料理を受けとる場所に行く、というのがここの食堂の流れである。

私は先程考えたカレーライス、アヤはから揚げ丼、柊は天ぷら定食、すみれは蕎麦(そば)、そして紅蓮君は冷し中華を頼んだ。

「料理の種類がこんなに多いとは…」

「びっくりするでしょ?みんな最初は同じ反応するもん」

席を探そうとしたら竜胆さんがすでに取ってくれていたので、私たちは料理受け取り口で待っていた。

すると紅蓮君の冷し中華以外は出来てしまい、紅蓮君の提案で私たち4人は先に席に着くことにした。

「竜胆さん、席を取ってくださりありがとうございます」

「いえいえ(すみれと話す機会を逃す訳にはいかないからな)」

「「ははは…」」

席につくと、すみれと竜胆さんがいつも通りの会話を繰り広げて私と柊は乾いた笑いを零すしかなかった。

「あ、そうそう。竜胆さん!実はうちのクラスに転校生が来たんですよ!」

「彩芽さんのクラスもなのか」

「え?じゃあ竜胆さんのクラスにも転校生!?」

「紹介するね。僕の横で静かに冷し中華をたべている彼は、白蓮(びゃくれん)。僕のクラスに来た転校生なんだ。」

「「「「!?」」」」

「白蓮といいます。どうぞよろしくお願いします。……僕の顔に何かついていますか?」

竜胆さんは隣で食べていた生徒に声をかけると、その生徒は自己紹介をしてくれた。しかし、その転校生、白蓮君の顔を見ると、私たちは彼の顔に釘付けになった。


(もしかして…)


「おーい!桜さんたち、探したぞっ………」

私たちが固まっていると、そこに料理を抱えた紅蓮君が来た。

紅蓮君は私たちを見て何かを言おうとしたら、白蓮君を見つけて、顔をしかめてこう(つぶや)いた。



「クソ兄貴……」

「紅蓮……」



「「「「「兄貴!?」」」」」

5人の声は食堂中に広がった。_直後に料理人さんたちに怒られたのは言うまでもない。



紅蓮君と白蓮君がヒーロー的存在になるかどうか、検討中です(笑)

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