33Aブロック始ま…え、終了!?1
執筆再開します。
『さあ~張りきって準決勝にいきましょう!!
最初のAブロックには~な、なんと予選でものすごい魔法を披露したあのアヤが出場する!!この試合、いったいどうなるか誰も予想が バシッ …痛い」
「いきなり実況モドキを聞かされた私たちの身になりなさい。困惑するにきまっているでしょ?」
「ごめんなさい…(せっかく盛り上げていこうと思ったのに~)」
私たちはAブロックに出場するアヤを応援するため第三スタジアムで観戦をしている。ムードメーカのアヤが居ないので私が頑張ろうとしたらこの様である。それにしても前から思っていたが、
(柊の私に対する扱いひどくない!?)
「何を今さら…」
「え…(もしかして柊もエスパーか?)」
「さ、桜…口に出てますよ…」
「ま、マジか!!」
まあ、こんな感じでアヤの試合が始まるのを待っていたらアナウンスが鳴った。
『試合開始3分前となりましたので、Aブロックに出場する生徒は各々の転送開始置に立ってください。』
準決勝は白ユリ学園内にある森の一部が試合会場となる。これは森が単純に広いこともあるが、生徒が森を把握させないことが一番の理由である。そして生徒たちは魔法で森に転送されて(生徒同士は半径50m離れている)試合開始となる。つまり予選には『ペアとの協力』というように、準決勝にも『空間把握能力と障害物がある状況での戦闘』という課題があるのだ。
『10、9、8、7、6、転送。3、2、1、試合開始!!』
試合開始となり、生徒は他の生徒を探すため動き出した。
「げ!」
「どうしましたか?桜」
「竜胆さんがいる…」
「…彩芽は大丈夫かしら?」
「???」
噂をしていると、竜胆さんは辺りを見渡してから足下にあった影を踏んだ。
「魔法を使ったのかしら?」
「え?でも今のはどうみても関係無い影(木の影)を踏んだとしか思えないけど…」
「何か作戦があるのでしょうか?」
観客もざわざわしていたが、他の出場者の様子を見てさらに大きくなった。
「ねえ、どうして他の生徒の動きが止まっているの?」
「ほ、本当だ!桜の言う通りです!」
「まさか…生徒たちが木の影に立っていたからなの!?」
竜胆さんの魔法は相手の影を踏み意のままに操る。空に存在する太陽が森を照らし、地面には木陰が出来ている。運の悪いことに、今行われている場所は木の高さが高く、木漏れ日がぽつぽつとあるくらいだ。そのせいで生徒たちの影が無い状態になるが、どうやら竜胆さんの魔法は踏んだ影に立っている人も操ることが出来るらしい。
「そんなの逃げようがないじゃない!」
「これは竜胆さんの一人勝ちかな~」
「あと一人はどうするのでしょうか…」
そう、準決勝は一ブロックで二人勝ち進むのだが、これは竜胆さんだけが決勝に進むのだろうか。
『戦闘不能と判断した生徒がいたため、転移しました。』
どうやら脱落者を転移したときは、アナウンスがあるようだ。
「あれ?試合終了しないの?」
「おかしいわね…」
「あ!あそこ見てください!」
すみれはそう言ってスクリーンの一部を指した。
そこには見慣れた人が浮いていた。_いや、数羽の鳥の上に立って森を見下ろしていた。
「「「彩芽!?」」」
『残り生徒二人となったため試合終了です。この試合は彩芽、竜胆の両名が勝利とする。
両名は転移するのでしばらくその場にいてください。尚、Bブロックに出場する生徒は待機場所に集合してください。』
「チッ、逃がしたか……まあ良い、決勝戦があるしな。覚悟しとけよ?彩芽」
「あっぶなー!!
……なぜか寒気がするのだけど気のせいかな?(恐)」
次は明日の同じ時間に投稿します!




