18海と緑と水と瞬殺?
バトルが無いに等しいです。(涙)
盗賊団の新たな仲間の名前が出ましたが、覚えなくていいです。むしろ忘れてください。(由来は本に載っていた木の名前なので…)
「柊……」
「それじゃあ、仲間もちょうど来たし、匪黒さんの所に行きましょうか」
蠅さんは後ろから来た盗賊団の仲間八木に柊を預け、残りの蘓而・荒樫・怙傚・屁胡は小苦無(8cmのクナイ)を構えて私を囲んだ
(随分となめられているわね
5人しか(・・)仲間を呼ばなかったなんて…)
私は蠅さんが背中を向けた瞬間、砂浜に隠していた水を私を囲んでいる盗賊団にぶつけた
驚いて目を閉じた者から腹を蹴り飛ばし、苦無を投げようとした者には手で苦無を受け止め投げ返し、すみれを抱えている八木には、彼が苦無を持つ前に私が隠し持っていた大苦無(15cmのクナイ)で気絶させ、最後に手離したすみれを素早く受け止めた
私は蠅さんと話しているときに気付かれないよう海から少しずつ水を移動させていた あれだけあれば、5人分の動きを止められるぐらいの水は用意できる
無事に受け止めることができた私は、たった今目を覚ましたすみれを唖然としているアヤメに引き渡した
「お~~すごーい!鈍っているどころか前よりも強くなっているとはね…しかも予想以上だよ!」
(…嘘つけ)
「…で?人質はいなくなったけど、どうするのかしら?」
「そうだね~ 言うこと聞いてくれないなら力を使うのがお約束だよね?」
……はぁ~
もう固有魔法をアヤメに見せてしまったし、今更隠しても遅いわね
今はウジウジとしている場合ではない……私を利用しようとするやつが現れたその時に考えましょう
私は深呼吸をし、心を落ち着けた
相手はさっきのやつとは比べ物になら無いぐらい強い
「…望む所よ」
覚悟を決めなければ…過去の自分を越えるために
一方桜は……
「はあ…はあ……
やっと着いたー!!」
私はやっと行列のない自販機にたどり着いた
辺りには緑が生い茂る山と整備された道路があり、「自分は何しにここに来たのだろう」と自問自答したくなった
答えはシンプルに飲み物を買いに来ただけと自問する前から分かってはいる…
………………。
…けれど、現実逃避ぐらいはさせてほしい
明らかに盗賊であろう大人4人に囲まれている今の状況から、目をそらしてもいいですか?
え?ダメ?
おいダメって言ったやつ!
お前も体験したら今の私の心情が分かるはずだよ
あ~~怖い!
お願いだからそんなに睨まないで~!




