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プロローグ
初めて小説書きました 設定があまりないので話がうすくなるかも…
幼い少女の家が赤く燃えあがる。
少女はそれを見ていることしか出来なかった。なぜなら入り口が少女が通ったあとに火で塞がれてしまったからだ。あのなかに少女の両親と双子の姉がいるにもかかわらず…何も出来ない、何かしたくても出来なかった。
少女は燃えている家の前でひざをつき、手をつき、ただただ泣いた。少女は家族の名前を泣き叫ぶことしか出来なかった。
「お父さん!お母さん!」
「椿!」
椿「桜は先に行って!私は大丈夫だから 私は絶対ここで死なない!死ねない!
だから、桜急いで!」
桜「…だったら、私と約束して! 私は椿の刀、椿は私の刀を持つ! そして、次に会うときにお互いの刀を返す!
この約束を絶対守って!」
涙がこぼれるのを我慢し、私はいつもより強く言った
椿「………分かったわ 約束する」
椿は儚げに笑ってそう言った
少女は姉との最後の会話を思い出していた。
「……椿ーー!」
返事は返ってくるわけもなく、幼い少女の声は暗い空に、虚しく広がっていった…