14夏休み2
海には、夏休み中であったため、観光客がそこら中にいて、結構賑わっていた
いや、結構どころではなかった……予想以上に混んでいた
近くにあった飲食店はどこも長い列があり、結局自分たちで持ってきたものを食べることとなった
昼食のあとは、浜辺でビーチバレーをすることにした
もちろん、柊も入れて4人で…
「すみれ!そっちにボールいったわよ」
「はっはい!」
「…ほいっと」
「アヤ、ナイス」
「これで決めてやる!」
バシュッ
「やったーー!」
「これでまた同点になったね」
…始めのほうは、こんな熱烈な試合をしていなかった
柊は強制されてやる気はあまりなく、すみれは運動に苦手意識があるらしくこちらも消極的だった
チーム分けで私とアヤ、柊とすみれになったときはどうしたものかと悩んだが……一時間ぐらいたった今、こんなにビーチバレーに力を入れるとは思わなかった
特に柊の殺る気はなんだ!
彼女のボールは怖くて触れる気がしない…
さすがにこのままいくと熱中症になりそうだったので、休憩を取ることにした
アヤが、誰かが4人分の飲み物を買おうということを言ったのでジャンケンをしたら……何故か言い出しっぺのアヤは1人勝ちで抜け、次のジャンケンでは…
「恨みっこなしだからね」
「ええ、もちろん」
「では、」
「「「最初はグー ジャンケンぽん!」」」
まさかの全員パーであいこだった…
「「「あいこでしょ!!」」」
………結果、柊とすみれはグー
私はチョキで負けた…
「アヤがスポーツドリンク~柊がコーヒーで私とすみれがお茶だったかな?」
私は近くにある自動販売機まで歩いて向かった
しかし…
「え!嘘でしょう?」
その自動販売機の前には長い長い行列があった
こんな暑い日差しのなかで立って待つのはいやだったので、歩いて少し遠い自動販売機に向かうことにした
「一応アヤたちに連絡しておくか…」
私はスマホを取りだし、少し操作して再び歩き出した
「…匪黒さん」
「あぁ?どうした蠅」
「あそこにいる女を見てください」
「……あいつか!! 出かしたぞ、蠅!」
「ありがとうございます 仲間を呼んで来ますか?」
「ああ、頼んだ
まさか、こんなところで見つけるとはな……
おまえもそう思うだろ?柊」




