12すみれという生徒4
遅くなってしまい、申し訳ありません。(テストに振り回されていたため、執筆に集中できなかったことが原因です。)
「………………」
「………………」
「………………」
しばらくの間、静寂が保健室を支配した。
「すみれ… 何があったか聞いてもいい?」
その静寂を止めたのは意外にもアヤだった
「………」
「「………」」
すみれは目を閉じた
そして呼吸を置いてから静かに目を開けた
「実は…私は………11歳のときに家を追い出されました」
私たちは驚きを隠せなかった
彼女は何故追い出されたのか
彼女の家族は現在何をしているのか
彼女はこのことについてどう思っているのか
次々と頭に疑問がわいた
そんな私たちを見て、すみれは「…ふっ」と小さく笑った
「…二人ともそんな顔をしないでください、そこまで悲しい出来事ではありませんので」
「……」
「私の家族はみんな優秀で尊敬する人たちです
しかし、私は……何もできない無能な人間でした
『お前はそんなこともできないのか』や『お前はこの家の恥だ』など言われました
毎日、毎日、言われました
そんななか、私はいつも思っていました …家族に認めてほしい……褒めてほしい、と」
「「……」」
「私は…私なりに頑張りました
でも…結局は…ダメでした
家族の、あの冷たい目を…変えることは出来ませんでした
私が固有魔法を使えるようになったのは、追い出された後でした……
っ…私の固有魔法は……っ…自分を凍らせたいと…強く願ったら…っ……使えるように…なりました」
「「…!」」
「私は…頑張ってやっと…人並みに…っなります…
皆さんみたいに、頭が良い…わけではないし…っ魔法が優れている…わけではない
そんな自分を……かっ…家族に…っ認めてもらえるわけ……ないにっ…決まっているのに……っどうしても……あきらめきれない…
心のどこかでっ……魔法で優れた成績を…残したら……っ…私を認めて…もらえるんじゃないかって……思っているのです…
そんなこと……っある訳ない!って分かってはいるのに……っ……どうしても……どうしても………あきらめることが……
家族を恨めば… あきらめることが出来たら… 今より気持ちが楽になるはずなのに……それでも…………私は………………………………………………………ぅああぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!」
アヤは、すみれが落ち着くまで、すみれを静かに抱き締めた
すみれの小さく強い声は保健室に広がり、私はその声を最後まで受けとった…
これから夏休みなので、いつもより投稿したいと思います。




