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花たちは今日も元気に咲き誇る  作者: 椿想香
春 希望に向かって…
14/89

12すみれという生徒4

遅くなってしまい、申し訳ありません。(テストに振り回されていたため、執筆に集中できなかったことが原因です。)

「………………」

「………………」

「………………」


しばらくの間、静寂が保健室を支配した。






「すみれ… 何があったか聞いてもいい?」


その静寂を止めたのは意外にもアヤだった


「………」

「「………」」



すみれは目を閉じた


そして呼吸を置いてから静かに目を開けた


「実は…私は………11歳のときに家を追い出されました」



私たちは驚きを隠せなかった

彼女は何故追い出されたのか

彼女の家族は現在何をしているのか

彼女はこのことについてどう思っているのか

次々と頭に疑問がわいた



そんな私たちを見て、すみれは「…ふっ」と小さく笑った

「…二人ともそんな顔をしないでください、そこまで悲しい出来事ではありませんので」


「……」


「私の家族はみんな優秀で尊敬する人たちです

しかし、私は……何もできない無能な人間でした

『お前はそんなこともできないのか』や『お前はこの家の恥だ』など言われました

毎日、毎日、言われました

そんななか、私はいつも思っていました …家族に認めてほしい……褒めてほしい、と」


「「……」」


「私は…私なりに頑張りました


でも…結局は…ダメでした

家族の、あの冷たい目を…変えることは出来ませんでした


私が固有魔法を使えるようになったのは、追い出された後でした……

っ…私の固有魔法は……っ…自分を凍らせたいと…強く願ったら…っ……使えるように…なりました」


「「…!」」


「私は…頑張ってやっと…人並みに…っなります…

皆さんみたいに、頭が良い…わけではないし…っ魔法が優れている…わけではない

そんな自分を……かっ…家族に…っ認めてもらえるわけ……ないにっ…決まっているのに……っどうしても……あきらめきれない…

心のどこかでっ……魔法で優れた成績を…残したら……っ…私を認めて…もらえるんじゃないかって……思っているのです…



そんなこと……っある訳ない!って分かってはいるのに……っ……どうしても……どうしても………あきらめることが……


家族を恨めば… あきらめることが出来たら… 今より気持ちが楽になるはずなのに……それでも…………私は………………………………………………………ぅああぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!」


アヤは、すみれが落ち着くまで、すみれを静かに抱き締めた



すみれの小さく強い声は保健室に広がり、私はその声を最後まで受けとった…

  

これから夏休みなので、いつもより投稿したいと思います。

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