10すみれという生徒2
倒れる前のすみれ視点です。
筆記の成績が良かったことは、素直に喜ぶことができた
テスト勉強のために今週の睡眠時間を少し削ったが、やった甲斐があったと内心ほっとしていた
………………………………………………………………………………ほっとしていた??
私は今、安心感に満ちていた
なぜ?
成績が良かったから?
がんばった甲斐があったから?
みんなが喜んでくれたから?
いや、どれも違う…
両親に言える成績だからだ
「何もかもそつなくやり、何もかも他より優れることは絶対だ。」
私は自分の家族のことを忘れたかった
あのときのことを考えていると…………どうしても、どうしても、悲しくなる
そして私の目から溢れてくる涙が…とまらなくなる
「おまえはこの家の恥だ!」
私は両親に、家族みんなに………愛されたかった
(こんな気持ちがあったって意味はないのに…)
「今すぐ出ていけ!」
筆記も実技も良い成績をとり、家族に認めてもらい、「おまえはこの家にいてほしい」って言ってもらいたい…
「努力はするな」
「次は桜とすみれをぬくからね」
努力は…してはいけない
でも私は…しなければ、良い成績なんて……
「二度とここに来るな!!」
結局私は、家族に対する気持ちを…
「このままじゃあだめだ」
「このままじゃあ…(まだ)両親に…(認めてもらえない!!)」
凍らせることができなかった
遅くなってすみません。




