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男女比1:40の学園生活  作者: 青獅子
高校1年生
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小野寺ナナの恋心

前話の続きです。今回はナナ視点で書きます。

「渡辺優斗くん、私はあなたのことが大好きです。よかったら付き合ってくれませんか」




私は渡辺くんのベッドに上がり、渡辺くんを押し倒しながらこう叫んだ。渡辺くんはしばらく無言だった。そして数分後、




「ごめん、無理!」




私はあっさりフラれた。そして渡辺くんはこう話す。




「大体知り合って2ヶ月、部活で少し話すくらいしか接点がないというのに、急に付き合うだなんて・・・あとお前が押し倒したせいで俺が動けん!」


「ごめん・・・私そこまで考えてなかった」




私はベッドから降りた。そして「風呂の扉くらい閉めた方がいいよ」と言い、渡辺くんの部屋から出た。




私はそのまま大浴場に向かった。大浴場には玲奈がいた。風呂に入るためツインテールをほどいた玲奈は本当に私にそっくりだ。


「ナナ、なんか顔ぎこちないけど何かあった?」


玲奈は私にこう問いかける。


「ううん、別に。何でもない」


私は少し涙を流しながらこう言った。


「ん?もしかして渡辺くんにフラれた?」


さすが玲奈、鋭い。


「バレちゃったか~さっき渡辺くんの部屋に入ったの。告白するためにね。渡辺くん、寮にいる時は夕食以外大体部屋にいるから・・・」


そして私は玲奈に渡辺くんが好きになった経緯を話した。


「私が渡辺くんを好きになったのは、連休明けかな。ちょうど1ヶ月くらい前。部活で熱心に声を出したり、私や他の部員にアドバイスをする渡辺くんに惹かれたんだと思う」


それに対する玲奈の反応。


「えっ、それだけ?しかしナナが渡辺くんを好きになるとはね~でも、渡辺くんももったいないことするね。これで私が知ってる範囲だと林間学校で好きだと言った子5人全員とナナをフッたんでしょ?女の子選び放題だというのに。せっかくだから私も告っちゃおうかな~」


えっ、それって・・・


「ちょっとやめてよ、玲奈!」


私は玲奈の発言に少し動揺した。


「冗談だって、冗談。でもこれからどうなるかはわからないよ?渡辺くんは競争激しいからね。私含めてクラスメイト40人全員が渡辺くんが好きだと考えなさい!・・・というのが私からのアドバイスよ」


私は少し安心した。そして、


「やっぱり玲奈もライバルになるのかな・・・私、負けないよ!」


と玲奈に告げた。玲奈も、「その時は負けないよ!」と言った。




玲奈は私にそう言うと風呂から出た。私も髪の毛や身体を洗うため浴槽から出る。それから1時間近くが経ち、私も風呂から出た。脱衣場の時計を見ると時刻は11時半になろうとしていた。明日は学校だしさすがにもう寝支度をしないといけない。




部屋に戻ると私はすぐに寝支度をした。12時過ぎたしもう寝ないと明日が持たない。渡辺くんには明日も会えるし部活だってある。うん、私はまだあきらめない。絶対に振り向かせてやる。

次話からは新シリーズに突入します。

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