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男女比1:40の学園生活  作者: 青獅子
高校1年生
20/105

ゴールデンウィーク③

そのLINEが届いたのは金曜日の夜だった。


「優斗、今名古屋にいるんでしょ?明日名古屋でアイドルフェスがあります。特別席を用意したのでよかったら来てください」


LINEの送り主は和美だった。今日は大阪でアイドルフェスがあり、今は名古屋のホテルにいるらしい。


そして土曜日、俺は地下鉄で現地へ向かった。地下鉄で約20分。俺は現地への最寄り駅に着いた。その駅から数分歩くと、今日行われるアイドルフェスの会場だという公園の特設ステージがあった。後方の立ち見エリアは無料で見られるようだが、前に数列ある椅子は整理券当選者用の特別席だという。


時刻は朝の8時半。午前10時開始なので、まだ開始まで1時間半ある。それでも9時からの整理券配布を求めてか約100人が集まっていた。時間があったので辺りをうろついていたら物販用のテントやフードコートみたいなものがあった。物販とフードコートはもう開いていたが、飲食店は10時開店らしい。


朝9時、俺は和美がいるというステージ裏、「出演者控室 関係者以外立入禁止」と書かれた張り紙があるテントに向かった。警備員は誰もいないようだ。ほどなくして和美がやって来た。よくわからないがアイドル用の服装だ。


「事務所の人には許可貰ったから入っていいよ」


俺は和美の案内に添ってテントの中に入った。ここが楽屋になるらしい。中には和美と同じアイドルグループのうららとアリス、そして他のアイドルグループ十数名がいた。


うらら「優斗、やっぱり来てくれたんだ!」

アリス「優斗、おはよう」


そして俺は和美に「はい、これ」とアイドルフェスのパンフレットと「関係者用特別席」と書かれたチケットが渡された。これから3人はリハーサルがあるらしい。ちなみにリハーサルはステージ上で行われるとか。ただしステージ上にはについたてが置かれ、客席からは見えない。


俺は3人がいなくなり暇になった途端、「あんたもしかして和美の彼氏?」とマネージャーさんだという若い女性が俺に言った。すると俺は「いいえ、違います!」と返答した。するとそのマネージャーさんは、「早く和美と付き合っちゃいなさい。私が全力で隠し通すわよ」と言った。




10時になる少し前、俺はその関係者席に座った。席はステージ最前列中央。とはいえ、ステージからは少し距離があるので見やすいとのこと。3人の出番は10時からのオープニングと正午と3時からのライブ、そして3時半からのエンディングらしい。


そして午前10時、そのアイドルフェスが始まった!




まずオープニングでは、和美が各グループを代表して挨拶を行った。そして各グループがそれぞれ歌を一曲披露する。和美・うらら・アリスの視線は大勢いるファンに向いている。しかし、3人とも時々俺の方に視線を向けてきた。みんな目の前に俺がいることを意識しているのだろうか。とはいえ、オープニングで歌ったシブヤファミリーの曲の新曲は良かった。新曲が発売されて2週間余り。曲の売れ行きもかなり順調で先週と今週の週間売り上げランキングでは初めて1位になったとか。


正午からのライブでは、30分ほど色々な曲を歌っていた。3人の視線は常時俺の方に向いていた気がする。


そしてライブが終わりこれから昼を食べようと思っていた時、ライブを終えたばかりの和美からLINEが届いた。


「1時に食事ブースへ来てください。うららとアリスもいます」




俺はとりあえず食事ブースに向かった。

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