表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旧復讐のパラドクス・ロザリオ  作者: 殻守
雷の獣
19/26

第19話 森を抜けて

森を走り抜けるとそこには広大な平原が広がっており、日は沈みかけ辺りを真っ赤に染めていた。そしてそして視界の中止には遠目でも分かるほど巨大な城壁がそびえ立っていた。あれこそがエルケードが騎士として仕えていた『赤狼王国 ソル』。この世界の国々は『神獣』と呼ばれる存在を祀っており、国の名前にその神獣の名を借り受けている。この国に祀られているのは太陽の化身とされる赤い狼『グラン・ソル』、そしてその名前を借りこの国は『ソル』となっている。ふと、エルケードは自分の前方に小さな影があることに気がついた。最初は岩か何かかと思っていたが違う。子供だった。歳は恐らく10歳に満たない小さな女の子だった。服はサイズが合っていないのか袖から手はかろうじて見えており、口元は襟で隠れていて裾の部分はスカートのようになっていた。その少女が立ち上がってエルケードは一つの違和感を覚えた。その子供らしい印象とは真逆の腿の辺りまである鉄のブーツを履いていたのだ。そのブーツには尖っている箇所が幾つかあり攻撃的な印象を受けた。更にはその少女は鉄のブーツのまるで感じていないかの様だった。そしてその少女がこちらに振り返った瞬間エルケードは驚愕した。薄緑色の髪はツインテールと呼ばれるしばり方をされており、瞳も同様に薄い緑色をしていた。そしてその顔は、

ミレーネと瓜二つだった。

その少女はこちらに駆け寄ってくると、エルケードの着ているローブの端を掴み不思議そうに首を傾げた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ