危険手当
魔王だって、文句の一つも言いたくなるよね
「よく来たな、勇者よ。」
「もうお前の好きにはさせないぞ!」
「はっはっはっ!貴様程度で、我を倒そうなぞ、片腹痛いわ!」
「くらえ!聖剣チョーツヨイヤツ!」
「そ、それは、、、ぐあぁぁぁぁぁ」
”はーい。転送するよー”
-株式会社アクヤク-
「だっ、はぁはぁはぁ。」
魔王Bは、倒れこんだ。
「魔王Bくん、おつかれー。」
「お疲れ様です。邪神様、マジやばいって。力加減間違ってないですか?」
「んー、我も見てて、あれはちょっと調整ミスかなって思うね。」
「クレーム入れといてくださいよ!俺、片腕吹き飛んだんですから。」
「分かったよ。ちゃんと言っとくから。」
魔王Bは興奮している。
「落ち着いてね。これもお仕事だし。危険手当つけとくから。」
「絶対ですよ。最近、神連中、調子に乗ってないですか?」
「まぁまぁ。向こうには、きっちり言うから、今回は抑えてよ。」
「前回も、言ってましたよ。あの時は、聖剣に飛び道具仕込んでるなんて、仕様書になくて、首が半分切れたんですからね。」
「そうだったねー。」
「あとで文句言ったら、”ごめーん。鍛冶神が調整間違えちゃって~、てへぺろ”って、こっちは命掛けてんのに、てへぺろですよ!」
「よし、魔王Bくん。今日は飲みに行こう!最近、新しいお店出来たの知ってる?」
「マジですか。何系です?スライムキャバはもう行きましたよ?」
「ふっふっふっ、今回は、女神コスプレキャバだ!」
「マジですか!慈愛の女神コスプレ嬢いますかね。おれ、あの衣装のふとももがマジでたまんないです。」
「魔王Bくん、分かってるね~。よし、いこいこ。」
どこを斬られても、魔王は文句言わない。だって、魔王なんだもん。
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