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投稿半年程度の新人でもできる執筆方法

作者: 散散満

 メインで書いてた作品が約10万字突破でひと区切り付いたんでまとめておこうかと。半年程度でもこのぐらいはできるってことで。『パーティーを追い出されたのでしばらく冒険はお休み』の42話から51話まで、まだ章設定してないけど第5章分についての解説を。


1:テーマ

 まずは全体になにを書くかというアイデアを出す。とはいっても今回分は第一部の終わりにしようと考えてたネタがあったのでそいつを使いました。


『ダンジョンの奥にいる魔法使いに届け物』


 はい、この10話分でなにを書こうとしたかというと実はこれだけです。伝令人(メッセンジャー)の話ということで『どこに行こうか』と決めるだけでテーマになりますね。ファンタジーの花はやはりダンジョン踏破でしょう。


2:全体構成

 自分の場合は1話あたり約2000文字を10話の2万文字で1章分という感じでやってます。そういうわけでテーマを元に10話分のネタだしをします。

 この作品の場合は大きな目標が(今のところ)無いしパーティー固定もしていないので『目的地がどこか、誰と(もしくは一人で)行くか、そこに着くまでどんなことが起こるか、帰りはどうするか』を詰めていくと結構広がります。


以下全体構成プロット。


*ここから*

【1】緊急依頼

 ダンジョンの奥に住む魔法使い宛ての依頼。正確には迷宮を抜けたその先に住む。位置はケシタの北、山道を二日ほど。メイデのダンジョン。かつてオトヤを拠点にしていた伝令人がいろいろ知っていたが昨年事故で引退して故郷へ帰っている。


【2】人員集結

以前から面識のあったサラのパーティー+マユ。魔法使いが加わることで探索が可能になって仕事をいろいろ請けている。山道に入って休憩中にティナと狩りに。野伏の経験と改良された気配感知で効率がよくなっている。


【3】死霊襲撃

途中で死霊の襲撃。ダンジョンの魔力に引かれて魔物が集まりやすい。魔法攻撃と武器への魔法付与で対処。

 入口に魔法のロック。『魔力を持った何か』を小さい輪の中に通過させる。攻撃魔法では大きすぎ。携帯投石紐の魔力弾で対応。


【4】迷宮探索

迷宮は古い遺跡に魔力が染みこんで迷宮化したもの。洞窟型と同様に『元の形に戻ろうとする』力が働くので目印が作れない。ダンジョン内のトラップ対応はチャックの仕事。床のスイッチを踏むとテコでロックが外れ岩が落ちてくるような物理トラップはダンジョンの性質で復活できる。


【5】大海不知

ダンジョンに住み着く魔物。空を飛ぶ系か小型、不定形。大きな魔物は入口がロックされているので入れない。

 迷宮を抜けた先、大きな井戸の底のような地形に一軒家。


【6】不老魔女

魔法使いは見た目は若い女性で名前はコーリー。実年齢はかなり上らしい。返信として王都まで紙に描いた転送陣を運ぶ依頼。『メッセンジャーは運び屋じゃない』と一度は拒否したが『魔力を込めなければただの模様が書かれた紙。(ちょいちょい)ほら、ここに『よろしく』ってメッセージが』と強引に。


【7】裏口入場

出入り用の仕掛けを作動させるアイテム譲り受ける。出入り口は街道まで半日ぐらいの距離の山小屋に偽装されている。最寄りの街はゾーン


【8】依頼継続

街にて魔法使いからの依頼をギルドに登録。大事なことだからと護衛も継続。


【9】丁々発止

王都で相手に渡す。動作確認として転送陣を起動。脳天気なメッセージが送られてきて口げんかになるが転送という間が入るのでしまらない。


【10】依頼終了

 土産を買って帰還

*ここまで*


 いやあ、10話のプロットなんて一言ですよ。まあここまでもずいぶんと土産物を買う描写をしてきたのでその前後と合わせて1話分ぐらいいけるだろうという見込みはあったわけですが。


3:各話詳細プロット

 全体構成の1話分のネタをもとにエピソードを詰めて行きます。この段階では詳細な描写や会話のやりとりはほぼ無しで流れだけ。

 文字数も多くなってきているので5章第1話の分だけ実例を。


*ここから*

【1】

前回からおよそ一月、仕事へ向かう途中に早馬と遭遇。伝令人の目印でわかった。数日後オトヤに帰還すると伝令人控え室に呼ばれる。


王都よりの至急での依頼、コーリーなる魔法使いに至急で連絡をとのこと。以前このギルドに所属していた伝令人のザビーが気に入られて年一度ぐらいの連絡では毎回指名されていたが、昨年事故で引退して故郷へ帰っている。


引き継ぎ書類を確認したところ、相手の居場所がケシタの北にあるメイデと呼ばれるダンジョンの奥だと書かれていた。多少の魔物の襲撃と罠に対処する技能があるならたどり着けるだろうということで盗賊技能を持つチャックを待っていた。普段ダンジョンに潜っているような盗賊技能持ちパーティーは現在まだイッシの北の拡張ダンジョンで探索中。


ザビーよりもしものときの封印された書類(木の板二枚を重ねて紐で十字に結び、粘土で封をしたもの)を開ける。板の内側が少し彫り込まれて布に包まれた指輪。

*ここまで*


4:執筆

 各話詳細を元にして情景描写、会話文、心理描写などをつかって膨らませていきます。この段階でも詳細プロットから変更したり増やしたり削ったりという調整もありますが。そうやって2000文字程度まで増えたら完成です。




パーティーを追い出されたのでしばらく冒険はお休み

https://ncode.syosetu.com/n2114kb/

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