表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怖い想像。  作者: 逃げ水
16/16

いなくなった女の子

私がまだ小学生だった頃、同級生のゆかちゃんとゆう子が遊んでいる間に行方不明になった。


当時私たちは放課後の学校でかくれんぼをしていた。しかしその間にゆかちゃんはいなくなってしまったのだ。

みんなが見つかっても一向にゆかちゃんは見つからず、鬼の子だけでなくその場にいた全員で探したが帰る時間になっても見つからなかった。

隠れたフリして家に帰ったのではないかと最後はそのまま家に帰ったのを覚えている。


その日の夜、ゆかちゃんが帰ってこないのを心配した彼女の母親から家に電話がかかってきた。

この電話は連絡網で私の友人たちの家にもかかってきていた。


かくれんぼをしていたメンバーからゆかちゃんが見つからなくなった話を聞き、警察や地域の方による捜索がされたがついに見つからず、そのまま行方不明事件として今も扱われている。


私の同級生の間では今でも時折話にあがる。後味の悪い謎がみんなの間に残ったままなのである。意地の悪い男子なんかが尾ヒレをつけて怪談話にしたがったりはしたが、実際は心霊現象のようなものはなく、ただただ未解決な嫌らしさが残るだけだった。


だけど、私はその後ゆかちゃんらしい子を見た。

習い事の帰り道、夕暮れの空にはまだ明るさは残っていたが街は薄暗くぼんやりとした時間帯だった。私は観たいテレビがあって急いで家へと向かっていたのだが、

小学校の前を通った時、誰もいなくなった校庭の隅にゆかちゃんらしき人を見たのだ。

薄暗かったこと、急いでいたこと、そんなわけがないと思おうとしてる自分がいたが、あれはたしかにゆかちゃんだったと思う。だっていなくなったあの日の姿そのままだったから。


ゆかちゃんがいなくなった日からもう8年が経つが、おそらくゆかちゃんはまだあの学校のどこかに今もいるんだろうと思う。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ