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怖い想像。  作者: 逃げ水
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神社で遊ぶ子

 僕は昔、近所の神社でよく友達と遊んでいた。


そこは誰かしら子どもがよく遊んでおり、僕もよく隠れんぼや鬼ごっこをして遊んでいた。


中にはその日その日で出会った名前もよくわからない子たちと遊んだりしたものだ。


ただその中に1人、よくその神社にいる男の子がいた。


他の場所では見たことがない。

ただ神社で遊ぶ時になるとよくその子が混じっていたのだ。


そこを遊び場としているならそんな変なことではないのだが、その子がいつもこけしを持っていたのでその違和感に気づけばよかった。


しかし、性格は明るく、いつま楽しそうの遊んでいたので、特別気に留めていなかった。


むしろ仲良のいい遊び仲間だった。


さん太とゆうその子は、みんなが帰って行くのを見送っていつも最後まで神社に残っていた。


奴が帰るのを僕は見たことがなかった。


むしろ神社以外でみたことがなかった。


遊びの途中で別の公園に行こうとしても、さん太はいつも神社に残った。


どこに住んでいるのかを尋ねたこともあったが、ナイショだと言っていた。

ここにずっといると話してたこともあったが、イタヅラな笑顔にふざけてるのかと思っていた。


だがある日、あれはみんなが帰って神社に2人で残った時だった。


さん太がヒミツを教えてくれると言った時があった。


さん太は、その神社の偉い人を怒らせてしまって許してもらえていないらしいのだ。


謝っても許してもらえないのかと僕はさん太に尋ねた。


許してもらえなかったとゆうさん太だったが、君が手伝ってくれたら許してもらえるかもしれないと言うのだ。


ある手順にしたがって一緒にお願いしてくれれば許してもらえるとゆうのだ。


僕は仲の良かったこともあってさん太に協力することになった。


さん太は人形を持って神社の裏にある祠に持ってきて欲しいと僕に頼んだ。


僕は家に帰っておもちゃ箱から人形を一つ持って神社に戻った。


さん太が嬉しそうに出迎えてくれた。


僕たちは裏の祠へ行った。


そこにはいくつかのお供えものが置いてあった。


さん太はそこへいつも持っているこけしを置くとそれを叩き割った。


僕は驚き、何をしてるんだとさん太に言った。


いいんだとさん太は言った。


いつも大切に持っていた人形じゃなかったのかと疑ったが、さん太の顔に悲しみはなかった。


さん太はここに人形を置いてと僕に言う。


壊さないよな?と問いかけると、


ダイジョウブ、ただヨリシロが必要なんだと答えた。


そして一緒に許してくれるようお願いをしてくれと頼まれた。


僕は言われた通りにさん太を許してやってくれとお願いした。


すると、さん太が立ち上がって僕に言った。


ありがとう、助かったよ、ごめんね


これで許されたことになるの?と疑問を感じたが、ハツラツとしたさん太の様子をみるとなんとかなったのかもしれないと思った。


僕とさん太は祠を後にし、神社の表へと向かった。


さん太は活き活きとしていた。


お前も僕と同じようにすればいいから!

と言うさん太に対して、僕は最初さん太が何を話しているのか分からなかった。


ここから出るのに12年もかかったんだ。


そう言ってさん太は境内から出ていった。


神社から出ていくさん太を初めて見た。


僕も続こうとしたが、僕は神社が出られなくなっていた。


えっ!そう思ってさん太に向かって叫んだが、さん太は


振り返ると、うまくやれよ!と言って笑いながら走り去って行った。


それからさん太が僕の前に現れることはなかった。


それからとゆうもの神社には僕の友達や子どもが遊びにきたことがあったが、僕をそれまでの僕と認識している子はいなかった。


僕は6年ぐらいでそこから抜け出すことができた。


そしてよく知らない親のもと育ち、今は社会人となって暮らしている。


あの神社にはそれ以来一度も行っていない。




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