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怖い想像。  作者: 逃げ水
10/15

事故現場

 僕の通っている高校の近くで交通事故があったらしい。


その場所は大通り沿いにある公園の前で、そこは僕の帰り道の途中とゆうわけではなかったが、回り道をすれば寄っていけるぐらいのところにあった。


どうやら公園から大通りに飛び出した子どもが轢かれてしまったらしい。


大通りは交通量も多く、スピードを出す車もいるようなところだ。


その道を通って通学してきた友人が、事故のあとがまだ残ってたとか、花束が置いてあったとか朝話していた。


僕は帰り道にちょっとそっちから回って帰ろうと思った。


不謹慎かもしれないが、おもしろがったりしているわけではなかった。


ただ、まだ起こってから日が経ってない、跡の残っている事故現場はどんなものなのだろうとゆう気持ちだった。


下校時刻になり、僕はその現場へ向かった。


公園が近づいてくるとここだとゆうのがすぐわかった。


コントロールを失ったのか車がぶつかってひしゃげたガードレール、道路についたブレーキのあとが残っていた。


そして道路脇にはまだ事故があってまもないからかたくさんの花束が置いてあった。

事故にあったのがまだ小さい子どもだったからだろう、花束の他にも折り紙やその子の友達が書いたのだろう、絵やお手紙も並んでいた。


生々しい光景が痛々しく感じる。


そう思いながら公園の前を通り過ぎようとした時、公園の入り口脇の茂みにボールが転がってきた。

ドッヂボールで使うぐらいの大きさの子供用の青い柔らかいタイプのボールだ。


すると公園の中から

「お兄ちゃーん!それとってー!」

と男の子が叫んでいた。


僕は、これか。と思い

そのボールを拾い上げた。


投げ返そうと男の子に目を向けると、男の子はいなくなっていた。


あれ?と思い、


「おーい!どこいったー?」

と呼んでみたが、男の子は出てこなかった。


ふざけて隠れてるのかな?

隠れるとこなんてほとんどないのに、どこいった?


そう思って公園内を見渡したが男の子は見当たらなかった。


ボールをみると


「○○い ゆうた」


と名前が書いてあった。


「ゆうたくーん!どこいったー?」


「ここ置いてくぞー?」


出てくる気配もないので、そう言って僕は入り口近くのベンチの上にボールを置いて帰ることにした。


公園を出て、僕は花束などが置かれている場所を横切って帰路にたったのだが、


その時、そこに置かれているお手紙が目に入った。


「ゆうたくんへ。」



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