焦燥のラスタライズ

　サビとタイトルが困るパターン。

　ちょっとえっちなフレーズがあります。

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　念頭に置かれたものをとっぱらっての

　一からの配列が

　滞(とどこお)りはじめた星の巡りさえも

　潤滑にするんだ

　苔(こけ)むした歯車の噛み合わせに

　マウスピースくれてやる

　あんたのやりかたへ理解は示すけど

　まっさらな地平は見晴らしが良すぎて

　立ちくらみがひどい

　リアリストの正論に

　ロマンティストのぐうの音(ね)がやみそうさ

　まっすぐな視線は見透かしがうまくて

　立ち尽くしたぼくに迫るのは

　焦燥のラスタライズ

　光陰の矢で 誰もが結末を射抜こうとする

　冒頭で交わされた契(ちぎ)り 無下にできねえ

　零(ゼロ)までの逆走に

　連《つら》なりを断たれぬ人の営みから

　恫喝が響くよ

　 滑稽(こっけい)じみた着ぐるみの縫(ぬ)い合わせに

　トマトジュースぶっかける

　無礼な振る舞いへ苦言を呈しても

　まっぴらな茶番は見とおしが甘くて

　立ちまわりが悪い

　ペシミストの偏屈に

　オプティミストの息の根も絶え絶えさ

　まっしろな未来は見積もりが低くて

　立ち竦(すく)んだぼくを急(せ)かすのは

　尚早(しょうそう)のファイナライズ

　口淫の宿 誰かが週末を過ごそうとした

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　だから、サビやタイトルからつくれば、楽なのに（汗）

制作：ひだまりのねこ先生