第零話
投稿初心者
頑張りまーす
まず初めに言っておこう、俺こと抜神 刀夜、抜神 刀夜35歳は死んだ。
車にひかれそうになっている子供を助けて変わりにひかれるってやつだ。
子供のころから自分の家の道場で抜刀術を鍛えている俺は反射神経や運動神経はいい方だがさすがに子供一人をかついで車をよけるのはさすがに無理だ、子供を逃がすのに精一杯だった。
さて、ここからが本題だ。
車にひかれたはずの俺は気づいた時には真っ白な世界にいて、土下座をしている状態の爺さんに出会ったのだ。
「まじですまん!本当に申し訳ない」
「いや爺さん何を言ってるかまったくわからないんだが。というかここどこだ?俺はさっき車にひかれそうになってる子供を助けようとしてそれから…」
「そうじゃ、君は子供を助けた変わりに車にひかれてしもうたんじゃ」
「ということは、ここは死んだ後の世界か?」
「そうとも言えるが、そうでないとも言える」
「どういうことだ爺さん?」
「あぁ、それが最初の土下座につながるんじゃ、説明させてくれい」
そうして俺は爺さんから色々な事を聞いた。
爺さんが神様だって事や、手違いで自分が死んでしまった事、俺が助けた子供の事などだ。
「そうか、あの子供は助かったのか」
「あぁ、君のおかげで一人の若い命が守られた、礼を言う」
「そうか、俺の命一つで若い命が助かるなら悪くない最後だ」
「おぬしもまだ若いだろうに、本当にすまなかった」
「いいさ、今さらどうこう言ってもしょうがない、さて、爺さん俺はこれからどうすればいい?地獄行きか?それとも天国行きか?」
「いや、おぬしには地球とは別の世界に転生してもらおうと思っておる」
「転生って別の命に生まれ変わるっていう転生か?」
そうじゃ、と言いながら爺さんは一枚の紙を取り出した。
「この紙におぬしが転生する時どんな能力が欲しいか書いてくれ」
欲しい能力かあ…。
「じゃあ、その世界の言語が喋れるようになるとか」
「それは転生させたときに自動でわかるようになっておる、初心者パックというやつじゃな」
「そうか、なら今までの人生で抜刀術をやり続けてたから向こうの世界でも使いたいな」
「なるほど、ならば抜刀神の加護にするとよい、あやつの加護はなかなかに強力じゃぞ」
「わかったよ爺さんそれにする」
俺は爺さんに言われたとうり紙に『抜刀神の加護』と書いた。
しれっと流していたが神様って他にもいるんだな。
「これでいいか爺さん?」
「ああ、それでよい、おまけに強力な刀をつけてやろう」
「いいのか?」
「かまわん、それぐらいはさせてくれ」
「ありがとう、爺さん」
その後、転生する体について話しあったが悩みに悩んだ結果地球での体を若くしたかんじのやつになった、まあそれが一番落ち着くからだろう。
他にも向こうに着いたら何をやるべきかとか初心者パックの中身とかも教えてもらった。
「では、向こうの世界でも達者でな刀夜君」
「ありがとな爺さん、新しい人生を楽しんでくるぜ」
爺さんと握手をした後、俺の意識は異世界へと旅立っていった。
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