概要
複数の登場人物達を描いた、異世界を題材にした物語。
【英雄転生編】
原因不明の事故によって命を落とした神崎 太輝。そんな彼を異世界の女神によって、生前の姿のまま生まれ変わり、如何なることにも適応できる能力を手に入れる。そんな彼が異世界で新たな生を謳歌し、要らぬ面倒事に巻き込まれながら歴史に名を遺していく。
【魔王召喚編】
日本で一般会社員として生きていた黒騎 令士。そんな彼が何の因果か、異世界に召喚されてしまう。そして召喚されて直ぐに「魔族の王、魔王を倒し、この世界を救って欲しい！」と言われるが……彼には「周囲の者達を破滅に導く呪縛」と「始祖の魔王」なるモノを持っていることが分かり、国から追い出されることに。そんな彼が、自身の周囲で起こる出来事によって知られる真実に直面していく。
【覇王の咆哮編】
薄暗く悪臭漂う貧民街の中で、幼い少年が目を覚ます少年ガド。その体には無数の傷を刻まれ、片目を無くしていた。そんな常軌を逸した姿の少年が、樵の老人に出会い、それから多くの出会いと別れを繰り返し、茨の道を歩む物語。
【惰性な賢者編】
遥か昔、今は無き亡国に「大賢者」と呼ばれた一人の男が居た。その者は世界の理を超え、不老不死と生命の叡智を超越した。だが、彼はそれ程の偉業を成し遂げたのち、「飽きた。よし、今後は隠遁生活でもしよう！」という言葉を残し、彼が生み出した三匹の魔物達と共にその姿を世界の表舞台から消した……
【誤転移の聖女編】
都心にある一軒の洋食店が実家の少女、甘美野 胡桃。そんな彼女が神の手違いで異世界に飛ばされてしまう。そして、そんな彼女の前に「冥府を司る三神」を名乗る三人と、彼女を（彼女の作る料理が）気に入った精霊たちとの元の世界に帰るための異世界での生活が始まる。
【混沌の魔獣編】
彼は何もない白一色の空間で目を覚ます。何が起きたのか理解できない彼の意識に、幼い少女の声で「あなたは死にました。今から人以外の何かに転生します。以上」「説明短！」 そんな彼の苦情も虚しく、彼の意識は遠のいていく。そして、再び目を覚ますと、そこに映る姿は……
【孤独な邪神編】
男は豪奢な椅子に腰を下ろした状態でそこに居た。彼はそこに存在するよりも前に、世界の事と役割を聞かされる。そんな彼が、一人ぼっちで異次元空間から世界の成り行きを見守りながら、何時か誰か訪れてくれることを望むお話。
＿＿＿皆さんからの一言＿＿＿
「いやいやいや、俺が英雄とか無いから！」
「学生時代に渾名が「魔王」だった時があったけど、まさか異世界でもそう呼ばれることになるとか……」
「嫌な予感しかないな……」
「いやー、面倒なことにならなきゃいいけどねぇ～。あっはっはっは」
「わ、私、ご飯作ることしかできないのに、それで家に帰れるのかな？」
「ちょっと待って！？ 俺の内容がめちゃくちゃ不安なんだが？！」
「うぅ～、まさかの「ぼっち」扱いとか酷いんじゃないか？」
