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異世界講義1 創造神と混沌

サテナ 箱

「さて、あつまったな。今から異世界について講義を始める。」



コロナ 魔

「めんどくさい。」

リィナ 魔

「ダメです。しっかりと勉強しないと。」

ナイト 魔

「そうだぞ。しっかりと勉強しなきゃ。馬鹿になっちゃうぞ。」



シャドウ

「・・・。」

騎士王

「・・・。」


瞑想をしている。



サテナ 箱

「さて、まず初めに世界ごとの違いや共通しているものを説明しよう。」


ライト 機

「共通しているもの。異世界には同じ存在がいる可能性がある。」


ライト 魔

「私達のようにですね。でも私達は子を産んでいるという違いもありますね。」


サテナ 箱

「そうだな。同じ存在でも経験したものが違ったり環境も違うからな。」


ソラ 機

「パラレルワールドだね。そういえば同じ存在同士がこの世界にいるけどパワーバランスとかは大丈夫なの?」


サテナ 箱

「いや、そもそも異世界どうしが干渉する事ですでにパワーバランスは崩れている。」


ガイア 魔

「どうして異世界どうしが干渉するようになったんだ?」


サテナ 箱

「ふむ。創造神の話をしないとな。」


フィア

「創造神?」


ミホ 箱

「世界を作る神よ。」


サテナ 箱

「その創造神は、いくつもの世界を作り上げた。」


ミホ 箱

「創造神の作った世界は破滅したり、繁栄したり、していた。そして問題は起こった。」


サテナ 箱

「創造神は新たに自分と同じ創造をする力。魔法を世界に取り入れた。」


ミホ 箱

「そして異世界に干渉する魔法の力を持つものが現れた。」


サテナ 箱

「しかし、異世界に干渉するということは、世界と世界の間にある大宇宙に穴を開けるということだ。」


ミホ 箱

「創造神はもちろん穴を塞いだのだけれども異世界に干渉する魔法を廃止にはしなかった。」


ソラ 機

「なんで?」


ガイア 魔

「創造神なら、世界が成長するのは、嬉しいことなんじゃないのか?」


サテナ 箱

「ただ、穴から混沌が漏れていたんだ。混沌は、まあ簡単にいえば負の感情だな。ちなみにお前達と一緒にこの世界に来た闇の塊の大きな兎は混沌の塊だな。」


さなえ 機

「え?じゃあ。うさちゃんは、負の塊なの!?」


混沌うさちゃん

「きゅー。」


大人なナオ

「うーん?少し違うかな?」


サテナ 箱

「ふむ、それは、混沌と同様の力を持つが混沌では無いものだな。」


ミホ 箱

「あれは本来、大量の混沌が異常に凝縮され、混沌で満たされた時に生まれるもの。」


サテナ 箱

「ただ混沌は普通ならこれほどまで凝縮されることは無い。」


ソラ 機

「ん?なら、他のうさちゃんは、どうやって生まれたの?」


シャドウ 機

「混沌を操る力を持つ者。混沌を吸収し、浄化する力を持つ者がいるからだ。」


ナオ 機

「混沌を吸収して浄化するのは私だね。」


アルバ 機

「え!?ナオが?」


さなえ 機

「私もそうですね。」


ガイア 魔

「ただ、欠点もあった。」


シャドウ 機

「混沌を浄化する力よりも混沌を吸収する力のほうがはるかに強力だった。その為に混沌は身体の中で凝縮され、混沌に乗っ取られてしまう。」


大人なナオ

「私もうさちゃんよりも大きく雲に届くほど大きくなった。それから混沌によって凶暴化し、世界をほとんど滅ぼしたわ。ソラルバも私を止めようとしたみたいだけどその時はまだソラルバちゃんが力を出し切れてないナオから私が気絶させちゃって。」


フィア 機

「力を出し切れて無い?」


ガイア 魔

「ああ、俺はナオが凶暴化しても止められるように禁術を使い融合したんだ。」


大人なナオ

「ソラルバちゃんは、ソラくんとアルバちゃんが合体した姿なんだよ。」


ソラ 機

「え!合体?なんかかっこいい。」


アルバ 機

「え!?じゃあ。ガイアさんは、俺と同じ?」


大人なナオ

「そういうこと。でもソラくん。ソラルバは、ソラの力をアルくんに入れたからソラくんの意識は無くなるんだよ。」


ソラ 機

「え!?それじゃあ。合体したらご飯食べても僕は味を感じられ無いってこと!?」


ガイア 魔

「いや、そもそも感じるどころかソラの存在は消えるだろう。これは、禁術。消滅してもいい覚悟がないとできないんだ。」


魔鋼 魔

「話の続きだが、必死に倒れたガイアを引きずりながら発明した緊急用魔法陣をつかい異世界に逃げようとした。」


ガイア 魔

「結局、俺と魔鋼、白猫、さなえしか生き残らなかった。」


さなえ 機

「私のそっくりさんもいたんですね。」


大人なナオ

「でも私は世界を滅ぼした後にさらに他の世界を滅ぼしに行きました。一万を超える程世界を滅ぼしました。」


ナオ 機

「え!いっ、一万!?」


大人なナオ

「私達は一人では、ありません。世界を滅ぼすと負がたまり混沌は増える。よって滅ぼす世界にいる私もうさちゃんになるのです。」


サテナ 箱

「その時は私達も凄く大変だったぞ。異世界を回って倒していっても増殖するばかりだ。」


ミホ 箱

「さすがに危機を感じた創造神はうさちゃんを強制的に消去しました。そしてうさちゃんは異世界へ移動出来ないように規則を作りました。」


ガイア 魔

「そうなのか?だからいきなりうさちゃんがこなくなったのか。しかし、創造神は何故早く動かなかったのだ?」


サテナ 箱

「その時の創造神はまだやる気がなかったんだ。」


ウィン 機

「はぁ?やる気?」


サテナ 箱

「ああ、創造神は完全なニートだったんだ。」


コロナ 魔

「ニートってなんだ?」


リィナ 魔

「知らないほうがいいわ。」


コロナ 魔

「きっ、きになるじゃないか。」


サテナ 箱

「私がニートだ!」


ミホ 箱

ミホ 魔

「自慢することじゃないでしょうが!」


サテナ 箱

「お前だってニートじゃないか毎日マンガみたり、おかし食べたりしてゴロゴロして。」


ミホ 箱

「ぐっ!」


ミホ 魔

「あら、私はまだガイアさんのお手伝いをしているからニートでは無いわね。」


ミホ 箱

「なんだと!?」


サテナ 箱

「話は戻るがニートの創造神をある世界のソラとその仲間達が創造神を倒し、創造神は反省し、やる気を出したんだ。」


ソラ 機

「僕が創造神を倒すの!?」


サテナ 箱

「おかしなことでは無い。世界は成長していく。この世界を作り出したのも私だからな。」


ミホ 箱

「私は力を操作出来ます。」


クロエ 箱

「私は混沌を支配出来る。」


シャドウ 箱

「私は全てを斬る力がある。」


キラ 魔

「全てを斬るってそれってなにも無くなるってことじゃないのか。さすがに言い過ぎだろ。」


シャドウ 箱

「いや、私の力の封印が全て解除されれば創造神が存在しない、世界は存在しない。感情も混沌だって無い。全てが無になり、無という概念まできえてなくさせることも出来る。」


ソラ 機

「全て消えるなんて、嫌だよ。」


シャドウ 箱

「大丈夫だ。封印は絶対に解けない何故なら封印している場所に行く通路の存在を断ち切ったのだからな。それに、私の力は創造神による干渉をうけないからな。」


ガイア 魔

「そういえば、話は変わるがさなえ、お前は混沌を吸収する力では無くて混沌を操る力を持っているんだ。」


さなえ 機

「え!?そうなんですか?」


ガイア 魔

「ああ、実は私の魔導要塞は、魔石によって浮いているのでは無く結晶化したさなえによって混沌の力を使い浮いていたんだ。」


さなえ 機

「えっ!そうだったんですか?あれ、でも魔導要塞にいろいろな世界のナオはいましたが、私のそっくりさんはいませんでしたよ。もしかして、たくさんのわたしが水晶の中に?」


ガイア 魔

「いや、水晶にはひとりだけだ。今、この世界では不思議な力が働いて感じ無くなったが、君は生まれた頃から濃い邪悪な魔力を発している。魔法を使う者にとっては誰でも分かるほどだ。そして、さなえのそっくりさん達は生まれた時に邪悪な存在として認識され処分されていたんだ。君が生きていられたのは魔力のない世界に生まれたからだ。」


ナオ 機

「そっ!そんな!酷すぎるよ。」


ソラ 機

「でも、混沌を操れるなら役に立つんじゃ?」


クウ 機

「あのなぁ。話聞いていたのか?生まれたあとすぐに処分されていたんだ。それに邪悪な存在なら処分されても仕方がない。平和を脅かすものは滅ぼさなければならない。悪は滅ぶべきだ!」


ソラ 機

「処分されて仕方がないだなんてひどいよクウ!」


大人なナオ

「これだから、あんたが嫌いなのよ、心が無いのよ!」


騎士王

「お前の考えに否定はしない。それもひとつの道。だが、今の発言は、感心せん。これが空気が読めないというやつなのだな。」


セラ 機

「もしかして、私も処分されてた。」


シャドウ 機

「あー。いや、お前はじつは、魔法を統べる神の放出した魔力のカスなんだよな。だからほとんどの場合、星と同化しているな。」


セラ 機

「えっ!」


シャドウ 機

「無限の魔力が使える力を持っていたとお前は言ったが実は有限なんだ。お前は、星に魔力を込める役割があったんだよ。」


セラ 機

「ねぇ。私の本体は私の何倍の力があるのかしら?」


シャドウ 魔

「ふむ。10倍以上だな。ちなみに私と同じく封印が無ければ全てを無にすることが出来る。無詠唱でな。」


セラは泡を吹いて倒れた


フィア 機

「ん?では、もしかしたら私達の世界で魔法が無かったのは、セラさんが星と同化しなかったから?でも何故?」


サテナ 箱

「魔法が不要と判断したからだな。」


アルバ 機

「魔法が不要?」


サテナ 魔

「お前達の世界は魔法が無くても異世界から機械城塞が来ない限り平和で理想的な世界だったんだ。そこに魔法が加われば争いが生まれる可能性があった。だから星と同化せず地底に封印されたんだ。しかし、機械城塞の異世界転移により世界が魔力で溢れ、平和が終わることを感じ、見守る役目を終え魔力を解放した。その時に余った魔力がセラななったんだ。」


ソラ 機

「わかりやすく。」


ミホ 箱

「平和。魔法いらない。わたしのんびり。機械くる。魔力くる。魔力あるんだし今更封印されててもねえ。でちゃえ。星ちゃん私のちからをうけとって。あまったな。大気に放て。あれまだ余った。やべ。これじゃセラうまれちゃうじゃん。」


ソラ 機

「なんとなくわかった。」


サテナ 箱

「さて、今回はここまでだな。解散。」



コロナ 魔

「なぁ、リィナ。」


リィナ 魔

「何?コロナ?」


コロナ 魔

「さっぱりわからん。」


リィナ 魔

「まぁ、創造神なんて考えたこともなかったし、驚きました。結構暗い話ばっかだったし。」



ソラ 機

「ソラルバかぁ。ねぇ、アルバくん合体しようよ。」


アルバ 機

「ダメだよ!存在が消えると二度と甘い物や美味しい物も食べられ無くなるよ!」


クウ 機

「存在が消える!ソラ合体してやってもいいぞ。」


ソラ 機

「ソラとクウでソラクウ!いいね。じゃあ、僕の中に入ってね。」


クウ 機

「えっ?はっ!ソラ実は今誰かに操られていたんだ。記憶がないが何があったんだ?」


ソラ 機

「そうなの?クウ、合体しない?」


クウ 機

「しないな。」


ソラ 機

「そう。がっかり。」










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