しょーもない話
さくしゃ
「さて、今日もゲーム実況動画でも見るか。」
私はノートパソコンを開き電源を入れようとする。
さくしゃ
「なっ?」
さくしゃの指は、電源ボタンをすり抜けた。
さくしゃ
「えっ!どうなっ?うわぁ!なにこれ?」
さくしゃはその場で浮遊している。
椅子を掴んでもすり抜け感触もしない。
スマホや財布まで触れなくなり、体もだんだんすけている。
さくしゃ
「そっ?そんなぁ、自分はいなくなってしまうのか?」
さくしゃはもう二度と食事が出来ない事に絶望し、体はすぐ消滅していき、意識もだんだんなくなっていった。
サテナ 箱
「おいっ!起きろ!」
ん?ここは?いったい?
さくしゃ
「あれっ、自分は?ここは?どこ?」
目がさめると知らない場所に来ていた。
目の前には・・・。
サテナ 箱
「なに寝ぼけてやがる!お前夏休みだからって動画みたり、ゲームしたりふざけるなよ。冒険記だって前の投稿から10日以上たってんだぞ!お前!ぶんなぐりたいのか?」
さくしゃ
「わわわ、自分だってバイトの面接とかでいろいろいそがしいんだよ。」
ミホ 箱
「ふん、まったくあなたは、大人じゃないの!しっかりしなさい!」
さくしゃ
「俺はいつまでも子供だぁー!とわ言わないが遊んでいた事を反省はしている。」
サテナ 箱
「まぁ、反省してるなら勉強するよなぁ?」
さくしゃ
「もっ、もちろんです。」
さなえ 冒
「自分はやりたくない。」
ソラ 冒
「好きな事ならなんでもやるよ。」
アルバ 冒
「お前がやっても意味ないだろ。」
さくしゃ
「もぅ、現実の話は辞めないか?」
サテナ 箱
「まったくだ。誰がこんな話聞いて得をするんだ。」
さくしゃ
「サテナが勝手に俺のシナリオに乱入してきたじゃねぇか。」
サテナ 箱
「そんな面倒なことしなくてよいわ!」
シャドウ 箱
「まったく騒がしいな。」
クロエ 箱
「まったくだ。」
ナオ 冒
「ケンカするほど仲がいいってことだよ。」
さくしゃ
「ところでなぜ俺はこの世界にいるんだ?正直、帰りたいんだが?」
ソラ 箱
「まぁ、夏だし、ゆっくりしていってね。」
さくしゃ
「ていうか!俺この世界に読んだの誰だよ。まじで体が透けて死んだと思って焦ったぞ。やはり、あいつか?」
聖奈 箱
「あはは、ごめん。アイスいっぱいあるからゆるして。」
さくしゃ
「許す。でも、いつもので。」
さくしゃはオレンジ色のグレープフルーツジュースを飲み酸っぱさが舌に伝わる。
そして。そのままグレープジュースを飲むと葡萄の甘みが酸っぱくなった舌を刺激し、舌に感動的な葡萄の味が生まれる。
さくしゃ
「ふぁー!うまみが広がっていくー!」
ナオ 冒
「コーヒーを舌にしみわたせて、牛乳を、あぁ、口の中がふぁー!」
ミホ 箱
「グレープジュースって甘い物食べた後に飲んじゃうと苦く感じちゃうから私はほとんど飲む機会が無いのよね。」
さなえ 冒
「あなた達の舌がおかしいだけじゃ無いの?」
ミホ 箱
「たしかに、甘い物をたべすぎて私の舌がおかしくなってる可能性はある。」
ナオ 冒
「カフェインに抵抗持ってコーヒー飲んでも徹夜ができなくなった時はがっかり。」
さくしゃ
「あぁ、分かるぞ。コーヒー飲んで徹夜で小説を読んだりゲームしてたけどいまじゃあ、コーヒー飲んでも4時くらいで眠気がくるんだよ。」
ナオ 冒
「あと、アイスコーヒーが好きになるよね。」
さくしゃ
「あぁ、アイスコーヒーなら保存出来るからな。」
ナオ 冒
「うん。」
さくしゃ
「気づいたらコーヒーが好きになってた。まぁ、酸味飲んであるコーヒーは好きじゃ無いけど。」
ナオ 冒
「ん?自分はアイスコーヒーしか飲んだこと無いから分からない。」
さくしゃ
「コーヒーっていろんな種類があるからな。」
ナオ 冒
「あっ!たまに酸っぱいコーヒーあったよ!」
さくしゃ
「ん?あ、ああ・・・。」
それ、多分、腐敗してたのだ。
瓶に濡れたコーヒー豆の残りカスを入れて放置して
「あれっ?なんだこれ?と思って瓶の蓋を開けると。うわー!くせー!きめぇー!」
瓶の中から強烈な腐敗臭が発せられる。
よく見ると中にカビが!
なんとか中身を除去して水と洗剤で洗ったが今もなお腐臭の匂いは瓶についている。
サテナ 箱
「どうした?ぼっーとして?」
さくしゃ
「いや、なんでも無い。」
コロナ 冒
「なぁ、暇だから誰か・・・。」
3日以上後
コロナ 冒
「ん?あれ?何しようと思ったっけ?」
サテナ 箱
「さくしゃ、お前ここから「暇だから海でも行こうぜ!」とか「暇だから誰か勝負しようぜ!」とか「せっかくですし、パーティーでもしましょう。」という流れを入れようと思って考えたが、面倒になって放置した。そして今に至る。」
さくしゃ
「む?そうです。」
ミホ 箱
「こんな話書いて時間かかるならさっさと冒険記書きなさいよ!」
サテナ 箱
「もうお前!さくしゃ辞めたらどうだ?」
さくしゃ
「えっ!ひっ!ひどい。」
サテナ
「まぁ、アルバイトはうまくいったようだな。」
さくしゃ
「もちろんです。」
サテナ
「もちろんです。じゃねーよ。もっと投稿ペース下がるじゃねぇか。」
ミホ
「サテナさんが怒った!」
さくしゃ
「ひぃっ!ごめんなさい!」
サテナ
「わかればいいわ。まぁ、フリー小説には、期限はないけどね。アルバイト頑張りなさいよ。」
さくしゃ
「わかった。じゃあ元の世界に帰るよ。」
さくしゃは元の現実世界で目が覚めた。
さくしゃ
「ん!?夢か?嫌な夢を見たな。」
今日、さくしゃは目覚めた。
周りを見渡すと自分の部屋だ。
そうだ。思い出した。俺は小説を書くために
異世界から連れてこられたんだ。
俺の住んでる国の名前は日本。
ただ、この星にはルールがある。
ルール1
日本の海のはてにある不可視の世界壁を越 えてはならない。
世界壁というのは世界と世界の間にある壁の事。
以前まで世界壁は世界のパワーバランスを保つ為にあると思っていたし、この日本でもそう教えられている。
ルール2
さくしゃは小説を書くのをさぼらない
このルールはさぼらない。という意図が分からないし、曖昧なルールだ。ただ、さぼっていると誰かの視線を感じ気分が悪くなっていく。
さくしゃ
「飽きた。なんかすまんわ。」
ミホ 箱
「ちょっ!こんなオチなの!」
サテナ 箱
「まったくこの話の題名はしょーもない話で決定だな。」