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俺の選択を聞いてくれ2

活気ある街並み、露天で大きい声を出している人や、物を運んでいる人など、色々な人がいる。


妹情報だが、今居る場所はアルテリア王国と言って、アルテリア大陸最大の王国である。

アルテリア王国は、この大陸を支配しいて、大陸の平和の維持に務めている。

他にも小国はあるが、全部説明すると日が暮れるので割愛する。


この国には冒険者ギルドがあり、そこで依頼を受けることが出来る。

他にも、パーティー募集やクラン作成などもしてくれる。

パーティー募集は、掲示板に募集人数や募集職業、現在のメンバーの職業とレベルが表示される。

名前が表示されないのは、トラブル防止のためらしい。

クラン作成とは、気の合うメンバーや、目的が同じ人が作ることの出来る、サークルみたいなもので、クラン同士の戦争などもある。

妹は、前やっていたオンラインゲームのメンバーと作るそうで、名前は「百花繚乱」とかいう名前だそうだ。

職業は、最初は『トラベラー』で、一定レベルになった後保有スキルレベルによって、転職先がかわる。

有名なのは、戦士職のウォリアー、魔法職のウィザード、盗賊職のシーフとかである。


心の中で妹から聞いた事を思い出してると


「…お兄ちゃん?」


俺の可愛い命の声が聞こえた。


「んー?命か?」


「お兄ちゃん、リアルの名前は禁止だよっ。今は『メイ』って呼んで…ってお兄ちゃんなんで名前変えないの!?。」


いきなり怒られてしまった。

しかしそんな命、いやメイも可愛いっ。

メイのアバターは、リアルのメイとさほど変わらないが、髪の色が、白になっていた。

メイを見ていると、その横に二人の女の子がいた。


「分かったから。んで、この二人は誰?」


「あっ、紹介するね。

髪の青い方が『リリカ』ちゃんで、髪が赤い方が『リサ』ちゃんだよっ。ちなみに他のオンゲーで知り合ったんだよ。」


「あっ、あの…えと…よろしくです。」


「…本当に男かい?アンタ。まぁ良い、よろしく頼むよ。」


青い髪の娘は、少し小柄で気が小さそうだ。

赤い髪の娘は、出るところは出ていて、少し筋肉質でもある。雰囲気は姉御肌って感じだな。


「なんだ、お前俺が男ってバラしたのか。つまんないの…。

あ、俺は姫華だ。よろしくな。」


取り敢えず、握手を求めた。

二人ともちゃんと応えてくれて、俺たちのファーストコンタクトは成功したようだ。


「メイ、まずなにをするんだ?」


俺がメイに聞くと


「まずは、スキルを買いに行かなきゃ。ちなみに最初から手持ちに1000G入ってるはずだから大丈夫だよ。」


「あ、装備はどうするんだっけ」


「もうっ、昨日説明したのにぃ。装備は、ギルドに行けば戦士セットと魔法セットと盗賊セットの中から選べるんだよっ。」


「あ、そうだった。ありがとう、メイ。さすが頼りになるな。」


俺はメイの頭を撫でる。


「えへへ、それほどでもないよっ。」


メイを撫でて和んだ後、聞きたかった事を聞く。


「そういえば、ユニーク職ってあるんだよな。どういう条件で取得出来るか知ってるか?」


「え?ユニーク職ね…ユニークスキル所持が必須って話は聞いたなぁ…。」


「それくらいしか知らないね。悪いな、力になれなくて。」


「あ、私も知りません…ごめんなさい…。」


どうやらあまり情報が出回ってないようだ。


「まあ、気にすんな。リリカも、そんな落ち込むなって。」


俺はリリカの頭を撫でる。すると


「はわぁ…。」


と小動物が撫でられてる顔をしていたので、メイについ聞いてしまった。


「なぁメイ、お持ち帰りして良いか?」


「駄目に決まってるでしょっ。ていうかリリカちゃんに、何してるのさ…。」


また怒られてしまった。


「むぅ、可愛いものを愛でてなにが悪い。」


少しあざとく、頬を膨らませて怒ってみた。


「なぁ…女として負けた気がするのは私だけか?」


「大丈夫、私もだよリサちゃん。」


二人とも顔を紅くして小声で話している。

リリカを撫でながら、話が終わるのを待つことにする。


「ナデナデ」


「あぅ…」


ぐはっ、なんて可愛いさだ…。

そんなこんなで、妹達の会話も終了したようだ。

最後に妹達が「頭のうさ耳が可愛いさを倍増させてるんだよっ。」と言って何かを納得したようだ。


「じゃあ、スキルを買いに行くか。」


「そうだね。早く行こうよっ。」


そう言って俺たちはスキル販売店に向かった。


「ここでスキルを買うんだよっ。」


着いた場所には、もう既に多くのプレイヤーが居た。


「人がいっぱいいるな。これ、並ぶのか?」


「ううん、別に並ばなくてもNPCの近くに居れば買えるよ。メニューを開いて、ショップを選択してみてよ。」


「…これか?」


メイの言う通りにやると、スキル販売店のメニューが現れた。


「沢山あるな。取り敢えず投擲と消音と隠密とジャンプとダッシュとステップだな。」


6個のスキルを買い、セットする。

これで今の俺のスキルは



隠密Level1

投擲Level1

消音Level1

ダッシュLevel1

ステップLevel1

ジャンプLevel1


自分だけでなく、スキルにもレベルがあって、100まで上昇する。

スキルの装備上限は8個まで。

スキルは、一定レベルまで上がると、スキル同士を合成出来るらしい。

スキルには、AS(アクティブスキル)と呼ばれるものを使用できるものがあり、MPを消費することで使用出来る。スキルレベルの10刻みでASを取得できる。

他には、PS(パッシブスキル)と呼ばれる常時使用型のスキルがある。これは、MP消費がない。(例外あり)スキルレベルに応じて効果が上がる。

キャラのレベルキャップは、今のところ50までだが、いずれ開放されるだろう。


「昨日言ったとおり、他のスキルは、色々な条件で取得できるからね。一つの剣を使い続けたり、何かを集めたり、クエストをクリアしたり。

まぁロールプレイしてれば、ユニークスキルが手に入るらしいよ。お兄ちゃんは、ただでさえ地雷の塊なんだから、ユニークスキルとらないと。頑張ってねっ。」


俺のスキルはステップと消音以外全て地雷らしい。

俺は機動力を少しでも上げるためにジャンプとダッシュが必要なスキルだが、基本的には不必要なスキルなんだと。

隠密は、少しの行動で解けてしまうので、その場から動けなくなる。

投擲は全然当たらないし、金がかかる。

俺のスキル構成を教えると、メイは「地雷過ぎて笑えないよ…」と言っていた。


「はいよ。でメイ達はこれからどうするんだ?」


「あぁ、私たちはクランを作るのに必要なクエストを消化していくつもりだ。勿論レベリングも兼ねてな。」


「そういうことだけど、どうする?お兄ちゃんもくる?」


嬉しい誘いだけどね


「いや、いいよ。俺が行ってもハーフリングだから足でまといだし、やりたい事もあるし。」


「私たちは気にしないけどね…。」


「姫華はハーフリングをえらんだのか…通りで素晴らしいうさ耳gゲフンゲフン。地雷と知ってて選ぶとは変わっているな。もし困ったら私の所へ尋ねるといい。」


「あのっ…頑張って下さい。」


三人に励まされながら、俺たちは別れる事に決まった。


「あ、フレンド登録するの忘れてたな。」


「そういえば、そうだね。はいっ、これが私の。承認してねー。」


「了解だ。」


メイさんからフレンド希望がきています


リリカさんからフレンド希望がきています


リサさんからフレンド希望がきています


俺はそれらを全部承認した。

これでやり残した事はないかな?


「じゃあ、またな。メイは、あんまり遅くまでやり過ぎるなよ。」


「はーい。じゃ、行こうよっ。」


俺は三人の背中が見えなくなるまで見送った。

完全に一人になったところで、次にする事を考える。


「取り敢えず、スキルの確認だよな。その前に、雑貨屋でアイテムを買うか…。」


俺は雑貨屋に向かって歩いて行った。












うまく書きたい事が書けないなぁ…

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