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俺の選択を聞いてくれ

俺は今、キャラメイキングを行っている。

命の説明は長かったので、省略した。

さて、まずは名前か。


『名前を入力して下さい』


俺の前にキーボードが現れる。妹の説明通りだな。

俺は最初から決めていた名前、というか本名を入れる。


「ひーめーかっと。変換で姫華でオッケー」


『名前の入力を確認。

重複を確認…完了。

この名前は使用可能です』


名前の登録を完了して、次は容姿とかだな。


『性別を入力して下さい。

貴方の生体データを使用しますか?』


勿論男を選択。

あと生体データ使えばいいかな?


『生体データを確認中…

反映完了。キャラメイキングを続けて下さい』


横にある鏡を見ると、何時もの俺が居た。

やべぇ、かなりの再現度だ。

あいつ等って凄かったんだな…。

とりあえず、俺は髪を腰まで伸ばした。

理由は簡単。ただ今までやりたかっただけである。

予想以上に美少女になったので、キャラメイキングを終了する。

言っておくと、俺は美少女って間違えさせて、からかうのが好きなだけだからな。

女装癖などないっ。


『次に、種族、ステータス振り分けを選択して下さい』


こっからが本番。

妹によると、種族は


ヒューマン

可も不可もなく、なんでもこなすバランス型。

初期ステータスが全て+10



ドラゴニュート

強靭な肉体が特徴。

高いHPとSTRを持つ。

STRとHPにプラス補正がかかるがINTにマイナス補正がかかる。

初期ステータスが、HPとSTRに+20



ハイエルフ

長い耳と美貌が特徴。

高いINTを持つ。

INTにかなりのプラス補正がかかるが、VITにマイナス補正がかかる。

初期ステータスが、MPとINTに+20


ハーフリング

兎のような耳と、隠密性が特徴。

高いAGIとDEXを持つ。

AGIのプラス補正が凄まじく、DEXのプラス補正もかかるが、他のステータスにかなりのマイナス補正がかかる。

玄人向け。

初期ステータスが、AGIとDEXに+20



ドワーフ

大きな手袋をしているのと背が小さいのが特徴。

高いSTRとDEXをもつ。

攻撃力の補正と器用のプラス補正がかなりかかるが、AGIのマイナス補正がかなりかかる。

初期ステータスが、STRとDEXに+20


+?の部分をステータス補正と呼び、装備品などで上昇させることも出来る。


ちなみにハーフリングは地雷らしい。

弓や投擲はDEX依存の攻撃なのだが、弓や投擲当たりづらく、同じ条件の魔法の方がダメージが大きいし、他の武器で攻撃しようにも、AGIとDEX以外にマイナス補正がかかるので、使い物にならないので無駄になっている。弓や投擲は一回使うだけでアイテムを消費するので、金がかかり過ぎるかで、微妙なんだって。

だけど俺はハーフリングを選んだ。

高いAGIに魅力を感じたのと、実は投擲が得意なのもある。

俺はワル共の一人に、投擲が得意な奴がいて、投げナイフやら投石やらの技術を教わったのだ。

俺は熱中してしまい、今では30m先にあるものでも当てられるから大丈夫だろう。


『ハーフリングで宜しいですか?

…登録完了しました』


よし、次はステータス振り分けか。


『次にステータスを振り分けて下さい。

初期ポイントは100ポイントです。

このポイントはレベルアップと共に、5ポイント追加されます。

HP(生命力)

MP(精神力)

STR(攻撃力)

INT(魔法攻撃力)

VIT(耐久力)

DEX(器用)

AGI(敏捷値)

のどれかに振り分けて下さい』


妹情報だと、振り分けたステータスに

ヒューマンは補正なし


ドラゴニュートはHPとSTRに1.2倍、INTに0.6倍の補正がかかる。


ハイエルフはINTに1.5倍、VITに0.5倍の補正がかかる。


ハーフリングはAGIに2.0倍、DEXに1.5倍、それ以外に0.5倍の補正がかかる。


ドワーフはSTRとDEXに2.0倍のプラス補正とAGIに0.3倍のマイナス補正がかかる。


この補正を種族補正という。


ここまで聞けばハーフリングの地雷さがわかるだろうか。


妹情報によると、初期の装備の必要STRが5らしいので、STRに10を振り、AGIに50、DEXに40を振る。

これで


HP50

MP50

STR5

INT0

VIT0

DEX60(+20)

AGI100(+20)


となる。

HPとMPは元々100ずつある。

この二つだけは、1振るだけで、10上昇する。

ちなみに、ステータス補正は種族補正に左右されないらしい。


装備品はステータスによって装備が出来るか決まる。しかも、ステータス補正値抜きなので、ステータス振りは大事な要素になってくる。


『この設定で宜しいですか?』


…ん?なにかが足りない。

あ、うさ耳だ。

俺は、キャラメイキングに戻り、ハーフリング専用の耳パーツを付ける。

長くて、途中で折れてる可愛いうさ耳。

うさ耳可愛いようさ耳。

さて、これで終了だな。


『全ての工程が終了しました』


どうやらゲームが始まるようだ。

成人していながら恥ずかしいが、俺はワクワクしていた。


『woの世界をお楽しみ下さい』


ナレーションの無機質な声と共に、俺の視界は白に染まる。

そして、俺の目の前に広がったのは、中世ヨーロッパのような街並みだった。










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