068‐古の再会 ※イラスト有り
ユリアン達はシルミナス北部連合国全権限統治者インデクサの放つ何ともいない威圧感に気圧されていた。指先を動かすことも、この少女から視線を外すことすらはばかれる。リリアスやアリアーク等の姫にも劣らない、真紅の瞳が放つ眼力。インデクサの放つ気にあてられたオルガとリモルディ、ソレイドとロウリィアの身体が小刻みに震えている。つい先ほど水をがぶ飲みしていたソレイドはあろうことか股間を抑えている。漏らしていなければいいが。
ユリアンは少女の視線を正面からから受け止め、同じく真紅の瞳で睨み返す。少しの間会議室を静寂が支配する。沈黙を先に破ったのはインデクサの方だった。
「客人の方々、あての戯れじゃ。許してたも」
ふとユリアン達をおさえつける力が緩んだ。重い空気が嘘のように晴れ渡る。
「どうぞこちらへ。今何か御飲み物を用意致します」
ユリアン達をソファに案内したジョイントは一礼して部屋を出ていった。正直言うと、先ほどの応接室で水を貰っているため、飲み物はしばらくいらない。
ユリアンは眼前のソファに座っているインデクサに視線を向ける。やはりどう見てもただの幼い少女だ。彼女がこの国のトップだと言われても、最初の相手を威圧する眼力が無ければ信じられなかったかもしれない。ユリアンの左右に腰をおろしたリリアスとアリアークはやや警戒している。双眸の色を真紅に染め、ほぼ臨戦態勢だ。魔力の少ない今、戦闘行為はなるべく避けたい。
「ほな、ちゃっちゃと表向きの用件を済まそうか」
一瞬心臓が大きく跳ねた。表向きの用件、と言うことはユリアン達の本当の目的を知っているということか。いや、向こうがただこちらに用があるだけなのかもしれない。インデクサの表情からは何も読み取れなかった。
発言の許可を得て、ロウリィアが報告書の内容を読み上げる。
濁流のように押し寄せた鬼の群団に一時は退いたものの、強力な力を持つ旅人(ユリアン達)が現われ、共に協力してこれを撃退した、というふうな内容だ。森精種としては、竜王の存在を全面的に押し出して全てユリアン達の手柄にしたかったらしいが、一応ユリアンはまだジェイド王国側の人間だ。他国の事情に介入することはあまり喜ばれることではない。外交官としての権限を持つソレイドとシャーシルとが話し合い、双方が納得のいくようにまとめた報告書だ。
「鬼の異常発生はこっちでも確認できとったんやけどな、原因が分からんもん。手の施しようがないわ」
インデクサがため息交じりに言う。
鬼の異常発生と妙な集団行動。鬼共が偶然同じ行動を取った可能性もあるが、何者かに操られていたという可能性も捨てきれない。確か、ジェイド王国領内の妖精が住むレイクフェアリィ湖でも同じような事があった。なんにせよ、詳しく調査してみる必要がある。
話の途中でジョイントがお茶を入れたティーカップを人数分運んでくる。見ただけで分かる、かなり高級な陶器のティーカップだ。お茶よりも、つい価値のある物に眼が行ってしまう。この癖は生涯直りそうにもない。
「森精種への復興援助は十分に行う。それと、街道警備の強化もせなあかんな。・・・やれやれよ」
インデクサは眼をつぶって軽く首を横に振る。この国を導く立場である彼女には気苦労が絶えないらしい。淹れられたお茶で喉を潤す。陶器のカップだけでなく、このお茶も高価そうだ。今までに嗅いだ事のない香しい匂いが湧き立っている。
「報告事項は以上です」
報告書を読み終えたロウリィアは口をつぐむ。
紅茶で一息ついたインデクサは奥のデスクの方から何枚かの書類と羽ペン、インク壺を持ってきてテーブルの上に広げた。そして報告書の内容を簡単にまとめ、対応策について書き連ねていく。話はインデクサとロウリィア、ソレイドの3人で進められていく。ユリアンは話し合いに耳を傾けながらただぼうとして、ソファに身を沈めて紅茶を口に含む。
話し合いは30分程続いた。インデクサが書き溜めた書類をジョイントが回収して整理していく。
「まあ、細かい事は後で有権者集めて話し合わにゃいかんけどな。おおまかにはこれでええか」
「はい、ありがとうございます。森精種の代表として御礼申し上げます」
「ジェイド王国側にも十分な謝礼せにゃならん。その件も含めて国交を進めにゃ」
「良い御返事をお待ちしております」
ロウリィアとソレイドが深々と頭を下げる。
話し合いが終わり、書類の整理を終えたジョイントが再び淹れ立ての紅茶を人数分運んできた。話し合いで喉が渇いていた3人にはありがたいものだったが、ただ黙って事の成り行きを傍観していただけのユリアン達にとっては遠慮したいものだ。
「ふう、これでこの件は終いやな。思とったよりも時間がかかってしもうた。許してたも」
「いや、構わない。ところでそろそろこちらの要件に入ってもいいか?」
「かっかっか、そんな焦らんの。紅茶でも飲んで落ち着きぃ。菓子もあるぞえ」
ジョイントがティーポットを抱えて紅茶を勧めてくるが、遠慮した。とりあえずインデクサが一息つくのを待つことにした。
ユリアンの左右に座っている姫二人はそろそろ我慢が限界のようで、身体が小刻みに揺れている。アリアークに至ってはイライラを通り越して今にもインデクサに飛びかかって行きそうなほどだ。ユリアンは小さくため息をつき、アリアークの肩を掴んで抱き寄せた。
「え・・・あ、ちょっと!」
「我慢しろ」
先ほどまで怒りで朱に染めていた頬が今度は羞恥で更に朱に染まる。本人は恥ずかしそうな表情だが、大きな2本の尾は嬉しそうにパタパタと揺れている。気を落ち着かせるには十分だったようで、アリアークはユリアンの腕の中でおとなしくなった。
反対隣のリリアスがジトーとした視線を投げかけてくるが、アリアークの我慢が限界な事は彼女も感じ取っていたらしく、何も言わなかった。その代り視線が痛いほど突き刺さる。リリアスよ、どうかその熊でも殺せそうな眼力はやめてくれ。冷や汗がだらだらとこぼれ落ちる。
「やぁ、お熱いことやなぁ。若いってええなぁ」
「悪いな、場所もわきまえず」
「えーよえーよ。愛を育むのに場所なんて関係あらへんよ」
からからと楽しそうに笑うインデクサ。改めて彼女を見るが、言動は別にして、やはり幼い少女にしか見えない。考えていることは全くと言っていいほど読めないが、それでも表情にあどけなさがある。
一息つき終わったインデクサはおもむろに立ちあがった。
「見せたいもんがある。付いてきぃ」
ソファから立ち上がったインデクサは扉の方ではなく、部屋の一番奥にある本棚の方へと歩いて行った。本棚には難しそうな題名の本がずらりと並べられていた。興味深い記述が載っている本でも見せてくれるのだろうか。
ユリアン達が好奇の視線を向ける中、インデクサは本棚の本、ではなく棚に触れてブツブツと聞き取れないような声で何かを呟いた。すると本棚が音もなくゆっくりと動き出した。そしてその本棚があった場所には通路が隠されていた。
ジョイントが無言で隠し通路へ向かうように促したために、インデクサの後に続いて隠し通路へと踏み入る。通路の壁や天井には幾本ものツタや木の枝が絡み合い、天井付近に浮いている発光石が鮮やかな光を放っている。先ほどから忘れがちだった、ここは巨大な樹木の中であった。
通路の突き辺りには、直径5メートル程の丸い円盤が地面に横たわっていた。これはもしかしなくても、勝手に上昇下降を繰り返す“昇降盤”と言う奴だ。ここに来る前に使用したただ白い円盤とは違い、大理石のような白い円盤に血のような紅い文字や文様が彫られていた。
ユリアン達が上に乗ると、昇降盤はひとりでに動き出し、ゆっくりと下降し始める。ここから先、ジョイントは同行しないようで、通路の向こうから笑顔で見送ってくれた。7人を乗せた昇降盤はぐんぐんと下階へ降りていく。1階のメインフロアに向かうつもりかと思いきや、昇降盤は1階に到着しても速度を緩めることなく降下を続ける。まさか地下にも行けるとは。
「一体どこまで降りるつもりだ?」
「もうじきや」
インデクサの言った通り昇降盤はすぐに速度を緩め、やがて停止した。土や泥、岩石に囲まれた地下の通路に到着した。炭鉱の坑道を連想させる。こんな所で生き埋めになったら洒落にならないな。
今度の通路は発光石が設置されていないらしく、とても暗かった。だが通路の地面に敷き詰められている石畳が僅かながら薄青い光を放ち、照明代わりとなっていた。近くに水脈でもあるのだろうか。通路自体がひんやりとしている。
周囲を観察しながら歩いていると、リリアスとアリアークの2人に左右から同時に袖をひっぱられた。2人は深刻そうな表情で瞳の色を真紅に染めて通路の奥を見据えていた。
「どうした二人とも?」
「・・・・我が王、この先から途轍もない魔力を感じます」
「・・・かなり魔力濃度が高いわよ」
意識してみると、確かに通路の奥から強い魔力が流れてきているのを感じる。通路の奥に行くにつれて魔力濃度が濃くなっている。これは少しやばいかも知れないユリアンは足を止め、後ろを振り向いた。案の定、後ろを歩いていたロウリィアとソレイド、オルガとリモルディが苦悶の表情を浮かべていた。魔術が使えない者にとって魔力は毒に等しい。4人は額から大粒の汗を滴らせ、荒い息を繰り返し、魔術の効力を阻害する力を持つ装備型のLMV《アムレートゥムコート》を身に纏っているソレイド以外は動けないでいた。
「常人はせいぜいそこまでやろうなぁ。身体に魔力が馴染んでないとキツイで」
「も、申し訳、ありません、ユリアン様。何故か、呼吸が乱れ・・・」
「り、竜王の旦那。か、身体が動きませんぜ」
無意識の生存本能が働いて身体がこれ以上先に進むことを拒否しているのだろう。足の裏が地面に固定されているかのようにその場で動けないでいる。
膨大な魔力を体内に宿すリリアスやアリアークは元より、魔術を扱えるユリアンにとってもこのくらいの魔力は何でもない。だが、先を行くインデクサも涼しい顔をしている。彼女は一体何者だ?
「無理に進めば精神が崩壊しかねません」
「確実に発狂するわね。しょうがないからあんた達はここでまってなさい」
リリアスとアリアークが周囲の魔力を吸収して魔力濃度を下げるも、これ以上進まない方がいいことを断言する。魔力に慣れていない者が長時間、魔力を浴び続けると、強すぎる力に身体の各器官が異常を起こし、やがて死に至るそうだ。
他に方法もなく4人には通路で待っていてもらうことにする。ただ、アムレートゥムコートのおかげで魔力の影響が少ないソレイドだけは無理に付いて来た。通路の奥から流れてくる何とも言えない威圧感に歯をガチガチと鳴らしているソレイドに、危険を感じたらすぐに下がるようにと念を押し、奥へと進む。
通路を抜けた瞬間、先程までのものとは比べものにならないほど強い魔力が身体にのしかかった。心臓が締めつけられるような感覚を覚え、思わず足を止める。
そこは淡いブルーの光が満ち溢れる開けた場所だった。天井から巨大な樹木の根っこが垂れ下がり、幾本にも分かれて岩や泥の壁を覆っている。地面から生えるようにして伸びている深い紫色の光を放ついくつもの石。間違いない、魔石だ。こんなにたくさん。しかもどれも高純度の濃い魔力を宿している。そして部屋の中央に何の支えもなく浮遊している巨大な石。あれも魔石だろうか。
「・・・・すごい。みるみる魔力が回復していきます」
「・・・これだけあればしばらくは魔力不足で困ることは無いわね」
リリアスとアリアークが嬉々とした表情で魔石から魔力を吸収していく。
「姫様方には喜んでもらえたようやなぁ」
「すまないな。勝手に」
「かまへんよ。しばらくしたらまた魔力は溜まっていくしな」
喜んでいる姫2人を見て、インデクサはからからと笑った。
「ここは魔力が最も多く集まる場所。あては“魔力の泉”と呼んどる」
なるほど、地面を覆うようにして転がっている魔石達を泉の水面に例えているわけか。確かに泉に見えなくもない。
シルミナス北部連合国央都の中心に生える巨大な樹木は、地中や大気中の中に含まれる魔力を養分として吸収して成長するという極めて特殊な性質を持つ樹木だそうで、この地下の空間は、木が吸収した魔力を溜めておく場所らしい。植物の力によって限界までろ過された純度の高い魔力が溜めこまれている。地面に転がる大量の魔石は、岩や石ころが長い間魔力に触れていたせいで変質したのだろう。これだけ魔力が濃いとただ呼吸するだけでもつらい。
ユリアンは、はっと気が付き後ろを歩いていたソレイドの方に視線を向けた。そこには、顔を青くして地面に倒れているソレイドの姿があった。
「おい!大丈夫か!?」
抱き起こして揺らすが意識がない。この場に満ちている高純度の濃い魔力の圧力に遂に耐えきれなくなり遂に失神してしまったらしい。死んでいるかのように彼の顔からは血の気が引き、浅い呼吸をしている。このままにしておくのは危険だ。ソレイドの身体を抱きかかえ、来た通路を戻ろうとした時、インデクサがそれを制した。
「世話の焼ける小僧やの。ほれ!」
インデクサはため息交じりに左手で近くの壁に触れた。すると彼女が触れた個所を中心に赤く発光する陣が出現し、消える。次の瞬間、壁からボコボコと音をたてて泥や石の塊がこぼれ落ちた。その塊はうごめき、次第に形を変え、腕や脚などを形成して50センチ程の小さな人形が出来あがった。これはまさしく泥人形のミニマム版ではないだろうか。ミニマム泥人形は自分より3倍以上も大きいソレイドの身体を軽々と持ち上げ、そのまま通路の向こうへ運んで行った。
「おい、今のって・・・」
「はい、魔術ですね」
インデクサはさも当たり前かのように魔術を発動させていた。魔力を吸収していたリリアスとアリアークも手を止めて彼女に睨むような視線を向けた。
過去の対戦で魔術に関する書物がごっそりと消失し、今はもう学ぶことも出来なくなってしまった技術。各地の遺跡から発見されるLMV等でしか発動させることができない異能の力。彼女が何らかのLMVを使用したわけではない。ユリアンはインデクサが周囲の魔力を吸収して術式を構築する様をしっかりと見ていた。
「おー怖い怖い。そんなに睨まんといてな」
インデクサは妖艶に微笑んだ。ゾクリと背筋を冷たいものが走り、動悸が速くなる。
魔術を行使できる者。これは大陸中を震撼させる程の重大な事実だ。失われた古代の技術を持つ者として大陸中にその名が知れ渡り、魔術研究の第一人者として抜擢、各国の引っ張りダコになるはずだ。だがジェイド王国国内にいた時、インデクサと言う名は聞いたことが無かったし、魔術を行使できる者は皆無だとされている。彼女が最近になって魔術を会得した可能性もあるが素早い術式の構築と魔力分配、魔術を扱い慣れているかのような仕草で、それは違うことが分かった。断言する。彼女は魔術を使える。それもかなり前から。
ユリアン達が警戒の視線を向ける中、突如インデクサの姿が消えた。そして背後に殺気にも似た悪寒。
「なっ・・・!!」
その場から飛びし去ろうとするが、彼女の方が早かった。後ろを振り向いたときには彼女の牙がユリアンの首筋に突き立っていた。血を吸われる感覚。一瞬意識が飛びそうになるが、根性で耐える。
「我が王!」
「この女!何すんのよ!」
リリアスとアリアークが瞬時にユリアンとインデクサを引き剥がした。彼女が噛みついた傷口はすぐさまリリアスが浄化して治癒する。アリアークが二本の尾で彼女を拘束しようとするが、インデクサは2、3度跳躍して逃れる。彼女は部屋の中央に着地すると、血で濡れた牙と唇をぺろりと舐めた。
「ふむ、いい血の味や」
「・・・・インデクサ、あんたは一体何者なんだ?」
インデクサはユリアンの問いに答えず、部屋中央に浮遊している巨大な石に触れた。まるでその石が愛おしいようにその表面を軽く撫でると、ユリアンの方に振り返り口を開いた。
「―――――――」
「?」
彼女が発した言葉が理解できなかった。現在この大陸で使われている公用言語とは全く違うものだ。ユリアンがもう一度聞き直そうとする前にインデクサは言葉を続けた。だが、発音の仕方が全く違うその言葉は片鱗さえも耳に入ってこなかった。彼女は一体何を言っているんだ。
「―――――」
ユリアンはインデクサの理解できない言葉を聞いて行くうちに、自身の身体に違和感を覚えていた。これは前にも体験したことがある、段々と身体が自分のいうことを聞かなくなっていく。
『・・・・・久しぶりだなあ。この言語』
ユリアンの頭の中に自分のものではない声が響き、一瞬で表情を固くした。声と共に頭の中に浮かんだ薄ぼけた煙のようなもやもやの輪郭が徐々にはっきりとしていき、やがて幼い少年の形を形成する。ユリアンの中で眠る前任の竜王、クレイヴ=R=レグザリア。
(くそっ、何の用だ?)
『僕だって起きるつもりはなかったよ。だけど懐かしい響きについつられてね』
(・・・・インデクサは、彼女は何て言っているんだ?)
『・・・教えてあげてもいいけど、一つお願い聞いてくれる?』
(何だ?)
『身体貸して。少し話するだけだから』
(・・・・・・すぐに返せよ)
個人的には非常に癪に触るが、ここは任せた方がいいと判断する。ユリアンは自ら身体の主導権をクレイヴに渡した。―――と同時に周囲の風景が遠ざかって行く。
◆◇◆◇◆
インデクサは、ユリアンが纏う空気が変わったのを感じていた。どことなく懐かしい、気を抜くと引っ張られそうなほど強い存在感。俯いているせいで見えにくいが、彼の表情も先ほどとは全く違うものになっている。
不意に彼は顔を上げてインデクサの方に視線を向けると、口を開いた。
『・・・・ねえねえ君、血の眷属?』
あれほど冷静ぶっていた口調もがらりと変わっている。好奇心旺盛で無邪気な子供のような言葉遣い。
この口調。ああ懐かしい。
「御久しぶりやなぁ、竜王様」
インデクサは微笑をたたえながら、片膝を地面につき頭を下げた。
読んでいただきありがとうございます。
しばらく忙しくて続編がかけず、申し訳ありません。
とりあえず一段落したのでこれからちびちびと書いていきたいと思います。
私の作品をこれからもよろしくお願い致します。
2013/11/03
第74部に「登場人物③」を割り込み投稿しました。