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オオカミ少女と嘘

作者: 真山 はち

皆さんは『オオカミ少年』という物語を知っていると思います。


羊飼いの少年が、

「オオカミが来たー。」と何度も嘘をついたために、

本当にそれが真実になった時には、誰にも信じてもらえなかった。


というお話でしたね。


そんな私は、



”オオカミ少女”と呼ばれています。



嘘つき。嘘なんて誰でもつくものなのに、なんで私が?

それに私…嘘なんてついてないのに。

もうみんなのうそつき。



2年前

私には普通に友達がいて、恋をしていた。それなりの楽しい暮らしをしていた。


冗談だって、言っていた。みんな受け流したり、笑ったりしていた。

そんなある日、

私は友達に

「この手紙を***くんに渡してくれない?」と頼まれた。


私と彼女は小さいころからの仲だった。だから、すぐに渡しに行った。彼女のためになるならば、と。

だけど、渡した男の子を私は実は好きだった。

好きな人たちが結び付くならば、それは幸せだと思うから。


―次の日

学校に行ってみると、その男の子から言われました。

「なんで、昨日来なかったんだよ。」と


訳が分からなかった。

だから、どういうわけかと、聞いてみると、

「昨日の手紙に、放課後に話すことあるって書いてただろ。お前が。」


ということでした。

手紙は、友達から頼まれたもので、

昨日は特に話すことがなかった。と


その男の子に話しましたが、

なにぶんその友達自体が今日学校を休んでいるので、

事情が聴けず、

そのほかの友達にも聞いてはみるもの

あまりいい返答は帰ってきませんでした。


「俺は、てっきりお前が告って来るんのかなって思ってたんだけどな。」


えっ。

「俺、好きだったよ。お前のこと。」

嘘。

「でも、違ったんだな。いたずらすんなよ。」

違う。

だけど、彼の眼は鋭く、私をにらんだ。


それからは、私のすることすべてが裏目裏目に。

なぜなら、彼は人気者。女子からとってももてる。いたずらに私は、彼を振った状態に見えるだろう。

だけど、違う。私だって彼が好きだった。

そういえば、彼は、私の言葉を聞かず、自分の意見で突っ走っていった。

私は、嘘なんてついてない。

だけど、私の声は、すべて嘘に聞こえてしまう。みんなには。



そして今日は卒業式の日。

信じてもらえなくなった、

オオカミ少女は、


今までについたことのない大嘘をつきました。

自分のいうこと、すべてが嘘になって信じてもらえないのならば。


―「私、あなたのことが大嫌い。」


私の思いが、正しくあなたに伝わらないのならば。


-「だから、あなたとこれから逢うこともないでしょ。」


だけど、もし信じてくれるならば、


「嬉しい?」


この言葉を嘘だと信じてください。


「あ、2年前は、ほんとにごめんなさい。」

「ほんとは大好きでした。」



私は、オオカミ少女。

嘘しかつけない、


それでも、私の言葉の中から、本当の言葉を探してください。

大好きでした。

心の底から、さようなら。

初小説なので、きっとおかしなところがあったと思います。

書いてて混乱してる自分がいましたから。


ここまで、私の『オオカミ少女』を読んでくださって、

ありがとうございます。

よかったら、コメントと評価していただけると嬉しいです。

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