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短編集  作者:
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悲しき王様

昔々、ある小さな島に立派な王宮がありました


そこには、王様と王妃、王子というとてもととても仲の良い家族がおりました。


ところが王妃は病で亡くなり王様は

後妻を連れてくる様になりました。


そして、時が経ち王様と後妻の間に

男の子が誕生しました。


後妻は自身の息子を跡取りにしようと企み

どうやって王の連れ子を亡き者にしようかと考えました。


後妻は自分の胸にハチミツを塗りそこに虫が飛んで来たところを何も知らない王子が虫を払おうと後妻の胸に手を泳がせました。



すると、後妻は


「王子に犯される!助けて助けて!」


と家来や王様に騒ぎ立て事を大きくしたのです



無論そんな覚えのない王子は必死に弁明しますが怒った王様は



「お前を刑に処す!!」



と幼い王子は王の命令に逆らえる事のなく

処刑されるのでした。








そして、月日は経ち自身の息子を死に追いやった王は後悔の時間を過ごす事になります。



「もし生きてたら立派な青年になってたであろうな」



この話を聞いた、家来が



「王様、実は王子は生きておられます!!」


と言葉を放った同時に立派な青年になった

王子が王の目の前に現れました。




数年前、処刑された王子は実は身代わりで

家来の考えで、離れの王宮に表は女の子として育てられてたのでした。



そして、数年の時が経ち王の前に現れたのでございます。



その事を知った王は



「すまない!!この私が悪かった!許してくれ!代わりにこの王宮の跡継ぎになり次の王になってくれ!」


と謝罪しましたが、


王子は


「私はこの城を出ていきます」と

静かに言い別の城に行きました。



出向いた新しい城は、前の城と比べると活気が無く城下の民の暮らしも比例する物でした。



ですが、そこで王子の手腕で城下の民の暮らしを立て直していきます。


だんだん活気に溢れた町を見ながらも新しい王様となった王子にはどこか悲しげな表情を憂い


人々はその王子を「悲劇の王様」と言い代々そう呼ぶ様になりました。



悲しい悲しいお話しはここでお終い。


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