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番外編:レオの置き手紙

番外編:レオの置き手紙


父さんへ


急にいなくなって、ごめんなさい。

本当は、ちゃんと顔を見て話したかったです。

でも、言葉にしようとすると、うまく言えなくて。


だから、手紙にしました。


自分、行きます。


誰かに言われたからじゃなくて、ちゃんと自分で決めました。


今まで何もできなかったわけじゃありません。

父さんに教えてもらったことも、ちゃんと自分の力になっていると思っています。


でも――


それでも、まだ足りないって思ったんです。


あの時、もっとできたんじゃないかって。

あと一歩届いていれば、違ったんじゃないかって。


そう思ってしまいました。


だから、自分はもっと強くなりたいです。


誰かを守れるくらいに。

胸を張って、自分は大丈夫だって言えるくらいに。


ユウトたちと一緒に行きます。


あの人は、強いだけじゃなくて、ちゃんと人を見てくれる人でした。

迷っても立ち止まらないで、前に進み続ける人です。


自分も、ああなりたいと思いました。


勝手に決めてしまって、本当にごめんなさい。


でも、逃げるためじゃありません。

ちゃんと向き合うために、行きます。


必ず戻ります。


その時は、今より少しでも強くなって、

父さんの前に立てるようにします。


今まで教えてくれたこと、全部無駄にしません。


父さんのこと、尊敬しています。


だからこそ――

その背中に少しでも近づきたいです。


無理はしないでください。


帰ったら、ちゃんと話を聞かせてください。


――レオより

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