第4話 冒険者ギルドと美人受付嬢
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第4話 冒険者ギルドと美人受付嬢
次の日の朝。
俺は村の広場で目を覚ました。
「……朝か」
昨日は村の人たちの好意で、空いている家を借りて泊めてもらった。
ベッドは硬かったが、会社の仮眠室よりはずっとマシだった。
外に出ると、朝の空気が気持ちいい。
村人たちはすでに畑で作業していた。
その時だった。
「ユウトさん!」
聞き慣れた声。
振り向くと、銀髪の少女――リリアが走ってきた。
「おはようございます!」
「おはよう」
リリアの足はもう大丈夫そうだった。
「もう歩けるの?」
「はい!昨日よりだいぶ良くなりました」
そう言って笑う。
「今日は町に行くんだよな」
「はい!」
リリアは元気よくうなずいた。
「冒険者ギルドがある町まで、歩いて2時間くらいです」
2時間か。
まあ会社通勤よりはマシだ。
「じゃあ行くか」
こうして俺たちは村を出発した。
⸻
しばらく歩くと、道の先に大きな城壁が見えてきた。
「おお……」
思わず声が出た。
石でできた巨大な壁。
門の前には兵士が立っている。
「ここが町?」
「はい。ベルグの町です」
村とは比べ物にならないほど大きい。
人も多い。
商人、馬車、冒険者らしき人たち。
まるでゲームの街みたいだった。
門をくぐると、さらに驚いた。
店が並んでいる。
武器屋、宿屋、食堂。
「すごいな……」
完全にファンタジーの世界だ。
リリアは言った。
「ギルドはこっちです」
俺たちは大きな建物の前に立った。
看板には剣と盾のマーク。
その下に書かれている。
冒険者ギルド
「ここか」
扉を開ける。
すると――
「うおっ」
中はかなり賑やかだった。
大きなホール。
テーブルには冒険者たち。
鎧を着た男、魔法使いっぽい人、獣人みたいな人までいる。
完全にRPGの酒場だ。
その奥にカウンターがあり、受付が並んでいる。
「登録はあそこです」
リリアが指差した。
俺たちはカウンターへ向かった。
そこにいたのは――
「いらっしゃいませ」
金髪の女性だった。
年齢は20代くらい。
整った顔立ち。
優しい笑顔。
完全に美人受付嬢だった。
「冒険者登録ですか?」
「はい」
俺が答えると、彼女は微笑んだ。
「初めてですね」
「そうです」
「では、ステータス鑑定を行います」
「ステータス?」
彼女は水晶玉を取り出した。
「これに手を置いてください」
俺は言われた通りに手を置いた。
すると水晶が光った。
受付嬢の目の前に、光る文字が現れる。
彼女はそれを見て――
固まった。
「……え?」
顔が完全に驚いている。
「どうしました?」
俺が聞くと、彼女は慌てて言った。
「い、いえ……」
でも明らかに様子がおかしい。
もう一度水晶を見る。
そして小さくつぶやいた。
「レベル……2?」
周りの冒険者が聞いて笑った。
「新人かよ!」
「赤ん坊レベルじゃねーか!」
まあ、そうだろうな。
でも次の瞬間。
受付嬢がさらに驚いた顔をした。
「ユニークスキル……?」
俺の方を見る。
「ユウトさん」
「はい?」
彼女は真剣な顔で言った。
「あなたのスキル……」
「普通じゃありません」
その言葉を聞いて、
ギルドの空気が少し変わった。
そして俺はまだ知らない。
このスキルが、
この世界でどれだけ
とんでもない力なのかを。
第4話までお読みいただき、ありがとうございます!
今回は、ユウトとリリアが村を出発し、ついに冒険者ギルドにたどり着く回でした。
ギルドでの初めてのステータス鑑定や、ユウトのスキルの片鱗が明らかになる場面は、皆さんに少し驚きとワクワクを届けられたでしょうか。
冒険はまだ始まったばかりですが、これからユウトのスキルがどのように物語に影響するのか、ヒヨコやリリアとの連携はどうなるのか……楽しみにしていてください。
皆さんと一緒に、この世界を冒険できることが何より嬉しいです。
引き続き、ユウトたちの物語を楽しんでいただけると幸いです。




