第2話 最初の村と銀髪の少女
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第2話 最初の村と銀髪の少女
巨大な狼を倒したあと、俺はしばらくその場から動けなかった。
「……夢じゃないよな」
目の前にはさっきまで襲ってきた狼の死体、どう見ても普通の動物じゃない。体は大人の人間より大きく、牙もナイフみたいに鋭い。完全にゲームに出てくるモンスターだった。
「本当に異世界なのか……」
俺は手に持っている剣を見た。さっきガチャから出てきた[伝説の剣 ドラゴンスレイヤー]
刃は銀色に輝いていて、柄には見たこともない紋様が刻まれている。正直めちゃくちゃ重そうなのに、不思議と普通に振れる。
「これ、やばい武器なんじゃないか……」
その時だった、また頭の中に声が響いた。
《レベルが上がりました》
目の前にまたゲームみたいな画面が浮かぶ。
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名前:佐藤悠斗
レベル:2
スキル:無限ガチャ
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「レベル……?」
完全にゲームの世界だ。俺は頭を抱えた。
「いやいやいや、ちょっと待て」
状況を整理する。
・俺は事故にあった
・目が覚めたら草原
・モンスターに襲われた
・ガチャで伝説の剣を引いた
「……意味が分からん」
でも一つだけ確かなことがある。ここにずっといたら危ない。さっきの狼みたいなモンスターがまた出てくるかもしれない。俺は周りを見渡した。遠くに煙が見える。
「……あれ?」
よく見ると建物みたいな影もある。
「村?」
とにかく人がいる場所に行くしかない。俺は剣を片手に歩き出した。草原を30分ほど歩いた頃、はっきりと村が見えてきた。木の家が並んでいる、畑もある。
そして――
「人がいる!」
俺は思わず声を出した、村の入り口には木の柵があり、数人の村人が作業していた。やっと安心できる、そう思った瞬間だった、近くの森から音がした。
「ん?」
その瞬間――
「きゃああ!!」
女の子の悲鳴が聞こえた。俺は反射的に走った、森の中に入るとすぐに状況が見えた。銀色の髪の少女が地面に倒れている。その前にはさっきの狼と同じ種類のモンスターがいた。しかも三匹、少女は足をくじいたのか立てないらしい。狼がゆっくり近づいている。
「くそっ!」
俺は剣を抜いた、狼の一匹がこちらに気づく。低く唸る。次の瞬間、飛びかかってきた。俺は剣を振った、すると狼は一瞬で倒れた。残りの二匹が襲ってくる。でももう怖くなかった、俺は剣を振り続けた。
数秒後、2人とも倒れていた。
「……はぁ」
息を整える、そして少女の方を見る。彼女は目を丸くしていた、銀色の長い髪。透き通るような白い肌。
年齢はたぶん16〜17くらい。ファンタジーに出てくる美少女そのものだった。
「大丈夫?」
俺は手を差し出した、少女は少し戸惑いながらもその手を握った。
「は、はい……ありがとうございます」
立ち上がろうとして顔をしかめる。
「足、痛む?」
「少し……」
どうやら捻挫しているらしい。
「村まで送るよ」
少女は少し驚いた顔をした。そしてゆっくり笑った。
「助けてくれて、本当にありがとうございます」
その笑顔を見た瞬間俺は思った。どうやら俺の異世界生活はいきなりイベントから始まるらしい。
そしてこの出会いが
俺の運命を大きく変えることになるとはこの時の俺は、まだ知らなかった。
第2話「最初の村と銀髪の少女」を読んでいただき、本当にありがとうございます。
異世界に来たばかりのユウトが、最初のモンスターを倒し、そしてリリアと出会う――
この物語の大きな始まりとなる大切な回でした。
突然の異世界、伝説の剣、そして銀髪の少女との出会い。
ここからユウトの運命は、少しずつ大きく動き始めます。
まだ始まったばかりの冒険ですが、
これから仲間、強敵、そして《無限ガチャ》の力が物語を大きく動かしていきます。
ここまで読んでくださったこと、本当に感謝しています。
もし少しでも「続きが気になる」と思っていただけたなら、とても嬉しいです。
それでは、次の物語でまたお会いしましょう。
本当にありがとうございます。




