エンドロール60 【都立夢異世界部活学校卒業へ】60/卒業
【卒業式】が行われる会場の外で待っていた【周作】に【芳一】は声を掛ける。
「すみません。
お待たせしました」
と。
【周作】は、
「話は済みましたか?」
と聞いた。
「はい。
後は卒業するだけです」
「そうですか。
では卒業式を始めましょう。
貴方は【飛び級】による卒業資格を得ました。
【飛び級】による卒業では【飛び級】した数の分だけ願いの数も増えます。
貴方の場合、【句点で区切られる一文で表現されるどんな願いも叶えられる】と言う訳では無く、【句点で区切られる六文で表現されるどんな願いも叶えられる】と言う事になります。
簡単に言えば6つの願いが叶えられると言うことになりますが、何を望まれますか?
おっしゃっていただけますか?」
「6つ・・・ですか?」
「はい。
6つです」
「参ったなぁ・・・
1つのつもりでいたんですけど・・・」
「まだ、時間はあります。
残り5つも考えて見て下さい。
申し訳ないのですが今日中にお願いします。
今日言えなかった分については無効になりますので、とりあえず、決まっている1つだけでもおっしゃってください」
「そうですか。
じゃあ・・・僕の願いは、
【小説を初めとする自分の作品が正統に評価される人生を歩みたい。】
です」
「【小説を初めとする自分の作品が正統に評価される人生を歩みたい。】
ですか?
そんな願いで良いのですか?
もっと良い願いがあるのでは?
例えば作品で成功したいとか?」
「いいえ。
駄作を作って評価されるのは僕自身が納得出来ませんから。
それなら良い物は良い。
悪い物は悪いと正しく評価されたい。
それが僕の希望です」
「欲がないですね。
ですが、素晴らしい。
貴方はきっと成功出来ますよ。
私が保証いたします」
「ありがとうございます」
と話した。
こうして、【芳一】は他の5つの願いも叶えてもらい、無事に【都立夢異世界部活学校】を卒業したのだった。
【芳一】の長くも短い5年間の【都立夢異世界部活学校】の学生生活は終わりを迎えたのだった。
エピローグ編へ続く。




