エンドロール46 【都立夢異世界部活学校卒業へ】46/兄と弟3
【徳太】と【芳一】の双子の飲み会は続いている。
【徳太】は、
「それより、お前、さっきの質問に答えてないぞ」
と言った。
【芳一】は、
「さっきのって?」
と返す。
「もう、忘れたのか?」
「いや、絶えず新しい情報を考えているから古い記憶はところてんの様に抜けるんだよ。
想像力とかには無茶苦茶自信はあるけど、記憶力だけは人並み以下だと自覚してるよ」
「しょうがねぇな。
じゃあ、もう一度聞いてやる。
今、お前、何を考えているんだって事だ。
昔から、お前、色々奇抜な事考えていただろ?
それを聞いているんだよ」
「あぁ、それね。
それは秘密・・・と言いたい所だけど、兄貴なら話しても良いか。
【フィクション・レジェンド】って覚えているか?」
「あぁ、覚えているよ。
確か、穴掘り職人だったな」
「ちっがぁ~う。
まだ言ってんのか?
それは兄貴が僕の創作活動をバカにして言っていた言葉だろうが。
総合的に色んな事をやる物語。
そう、何度も説明しているだろう」
「悪い悪い。
つい、その名前を聞くとからかいたくなるんだよ。
で、その連載は終わったのか?」
「いや、生まれ変わるかも知れない。
【フィクション・レジェンド】じゃなくて【ファーブラ・フィクタ】って言うラテン度のタイトルで」
「【ファーブラ・フィクタ】?」
「ラテン語で【フィクション】って意味だよ」
「何で言い変えるんだ?」
「色々あるんだよ。
それで【フィクション・レジェンド】の設定を色々と引き継ぐことになる」
「引き継ぐ?
仕事じゃあるまいし・・・
何で引き継ぐんだ?」
「仕事でもあるよ。
僕にとってはね。
仕事ってだけじゃなくて、人生そのものって言っても過言じゃないけどな」
「ふぅん・・・
で、何を引き継ぐんだ?」
「長くなるけど良いか?」
「あぁ。
そのために飲んでいるんだろ?」
「そうだったな」
と言う話になった。
話はまだ続く。




