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都立夢異世界部活学校(とりつゆめいせかいぶかつがっこう)/エンドロール編  作者: 羽絶 与鎮果


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30/60

エンドロール30 【都立夢異世界部活学校卒業へ】30/3つ目の作品のリメイク04

 【透】と【焔】の騙し合い世界旅行。

 お互い、相手に秘密があり、

 お互いの何かを狙っている。

 だから、相手を怪しいと思いながらも離れる訳にはいかない。

 そんな裏表のある人間関係のまま、旅行は始まった。

 地球で言うところの【日本】に当たる【日真(にしん)】の国内旅行からだ。

 【東京】にあたる【東都(とうと)】を出発し、南を目指す。

 【沖縄】に当たる【沖紐(おきひも)】まで行ってからUターン。

 北へ進み、【北海道】に当たる【北極道(ほっきょくどう)】まで進んでから飛行機で【東都】へ戻り、【韓国】に当たる【琴国(きんこく)】から世界旅行がスタートするらしい。

 いちいち、【地球】の地名に言い換えるのはきりがないし、実際のその土地には無い文化なども多数あるので、ここからは言い換えられた地名だけで行こうと思う。

 【透】と【焔】は、【東都】を出発し、最初の目的地、【矛浜(ほこはま)】に着いた。

 これはパック旅行では無く、気ままな一人旅をしている【焔】に【透】が同行すると言う形を取っているため、集合時間や決まった宿などがあると言う訳ではない。

 【透】は、

「着きましたね、【矛浜】。

 どうされますか?

 お供しますよ」

 と言った。

 【焔】は、

「逆に、私が貴方にお供しますよ。

 どこへ行きたいですか?」

 と聞いてきた。

「どういう事でしょうか?

 これは貴女の世界旅行なのですよね?」

「そうですね。

 でも貴方の世界旅行でもある。

 貴方はどこへ行きたいですか?」

「いえいえ、貴女の方が・・・」

「いえ・・・貴方が・・・」

 と言う言い合いになっていた。

 お互い相手の出方を見る。

 そう言う事なのだろう。

 続けて、

「ではこうしましょう。

 じゃんけんで決めましょう」

 と言ってきた。

「良いでしょう。

 じゃんけんですね。

 じゃんけんに負けた方が・・・」

「どうしてですか?」

「え?

 何がです?」

「どうして負けた方が決めるのですか?

 こういう場合、勝った方が選ぶのでは無いのですか?」

「え、あ・・・そう言えばそうですね。

 罰ゲームの様に考えてしまいました。

 すみません」

「では勝った方がと言う事で」

「・・・はい・・・」

 と言う話になった。

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