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都立夢異世界部活学校(とりつゆめいせかいぶかつがっこう)/エンドロール編  作者: 羽絶 与鎮果


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20/60

エンドロール20 【都立夢異世界部活学校卒業へ】20/2つ目の作品のリメイク04

 姉の失踪から3カ月が経った頃だろうか・・・

 【その子】は現れた。

 【西島 彩夏】が転校してきたのだ。

 俺は、

(付き合って居ない方の子だ・・・)

 と思った。

 手紙の送り主はこの子と付き合う事を命令していたが、俺は、【山田 真倫】と言う子と付き合うらしい。

 それでも【西島 彩夏】の方で何かしらのアプローチとかあるのかも知れないと期待していたが、何も無かった。

 彼女は別のクラスメイト達と仲良くなり、別の男と付き合う様になって行った。

 まぁ、別に【西島 彩夏】の事は好みのタイプでは無かったし、気にしなかったが、

 ある日、突然、

(何を指をくわえて黙って見ていた?

 何故、【西島 彩夏】に告白しなかった?)

 と心の奥から声がした。

 俺は、

「は?

 何、今の?」

 と独り言をつぶやいた。

 何があったのか解らなかったからだ。

 だが、すぐに気付いた。

 俺と姉は小さい頃、両親から虐待されて過ごしており、俺と姉は【解離性同一性障害】と診断された。

 姉の方はすぐに社会復帰出来るまでになったが、俺の方は第2人格との主導権の取り合いでしばらく苦しんだ。

 結局、第2人格を押さえ込めるまでには、3年の月日を消費した。

 だが、【西島 彩夏】の登場で、眠っていた第2の人格が再び起きてしまったらしい。

 そして、俺にとっては全く好みではない、【西島 彩夏】は第2人格の俺からするとかなり好みの女性らしい。

 女性の好みが全く違うと言う事になる。

 俺は当然、

「あの子の事は全く好みじゃない。

 俺はあの子と付き合うつもりは無いね。

 趣味も全然合わないし、付き合っても楽しそうじゃない」

 と独り言を言うが、

(僕はあの子と結婚したいと思っている。

 だから、あの子と付き合え。

 お前が好みじゃないなら俺に主導権をよこせ。

 僕と代われ)

 と頭の中でまくし立てていた。

 俺は、

「お前は黙ってろ。

 お前は俺の中で一生眠っていろ」

 と自分を納得させた。

 今、思えば、それが、あいつの憎悪の源なのだろうと感じた。

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