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あの世は異世界に入りますか?  作者: きゃらめる
第一章 冒険の始まり編(仮)
7/11

part7 パーティーメンバー3

あの世は異世界に入りますか?part7です。更新が遅くなりすみません。

「俺もパーティーに入りたいんだが…今は募集中…で合ってるのか?」

セレスをパーティーメンバーに向かい入れ、今後の異世界ライフに期待を膨らませている時に声を掛けて来たのは、いかにも主人公!と言った感じのクールな青年だった。年齢は17、8歳位だろうか。莉音よりも年上に見える。

「…募集中だが、アンタみたいなタイプはソロプレイしてそうだが…」

少なくともこういうタイプはパーティーリーダーじゃないのだろうか?

「そうしたい所だが、現実はそうは行かなくてな。だから、どこかのパーティーに入りたいんだが、どうも他のパーティーから邪険な目で見られるんだ…」

「なるほどな…」

実際、莉音もこういうクール気取りっぽいやつはあまり好きではない。

「…ってかウチのパーティーに入りたがるやつは全員渋々って感じなのか…」

セレスといいコイツといい、なんで毎回第一候補には選ばれないのだろうか?と思う。

「じゃあとりあえず、座れ。面接…ではないか。まぁ色々質問させてもらう。」

「あぁ。分かった。」

俺が促すとそいつは腰をおろした。

「じゃあまずは名前と年齢、職業を教えてくれ。」

「俺の名前は海澤怜(かいざわ れい)。18歳だ。職業は…剣士だ。闇属性に適正がある。」

「怜か。よろしく。俺の名前は髙橋莉音(たかはし りおん)。17歳。職業は魔法剣士。よろしく。」

「セレスと申します。16歳です。職業は僧侶です。」

それぞれ自己紹介を終えて、ふと疑問に思う。

「適正属性か…」

適職は診断してもらったが、適正属性は聞いていない。

「なんだ?知らないのか?」

「あぁ。」

何となく癪に触る言い方の怜に冷たく応じる。

「適正属性はそれぞれにある物で、適正の入っている属性は、威力が増幅する。」

「なるほどな…」

ゲームなどでもありがちなアレだろう。果たして自分は何属性が適正なのだろうか?

「魔法剣士は大体火属性に適正が入るのが一般人的だから、多分火属性じゃないか?」

「なんか話が脱線している気がするから話を戻して…セレスからは何か質問とかあるか?」

逸れている話を元に戻し、セレスにも意見を聞く。

「そうですねぇ…私から聞く事は特に無いです。特に悪い方には見えなさそうですし、大丈夫では無いのでしょうか?」

「まぁセレスがそういうなら大丈夫か…?まぁ特に採用しない理由はないからな…一応保険として仮採用とさせてもらう。これからちょっと狩に出かけて、特に問題が無かったら採用。それでいいか?」

万が一の時に備えて保険は掛けておいて損はないだろう。

「はい。大丈夫です。」

「問題ない。」

「よし…じゃあ一旦仮採用ってことで…改めてよろしく。怜。セレスもよろしくな。」

そう言って俺は立ち上がる。

「はい。よろしくお願いします。」

「あぁ。よろしく頼む」

こうして俺たちは歩き出す。華の異世界ライフを目指して。

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