Part6 パーティーメンバー2
あの世は異世界に入りますか?part6です。
今回はいつもより少し短めです。すみません。次回はいつもより多めにする予定です。
パーティーメンバー募集中の張り紙を見てやって来たのは、銀髪の可愛らしい少女だった。青色の縦長帽子を被り、青いローブを身に纏っている。年齢は16歳ぐらいだろうか。
「うちのパーティー…とは言っても今は俺一人だけど…まぁそれは良いとして。ウチのパーティーに入りたい?」
俺がそう尋ねると銀髪の少女は頭を振った。
「はい。冒険者に憧れて色んなパーティーの所へ面接しに行ったんですけど、どこも門前払いで…」
そう少女は小さな声で言った。
「まぁとりあえず座んなよ。じゃあまずは…名前と年齢、職業を教えて欲しい。」
俺がそういうと少女はおずおずと座り、話し出した。
「名前は…セレスと申します…年齢は、16歳。職業は僧侶です。」
正直回復スキルの使えない魔法剣士である莉音にとってヒーラーはありがたい。特に不合格にするつもりはないが、一応色んな事を聞いておこう。
「へぇ。セレス。僧侶か…ウチのパーティーに入りたい理由は他のパーティーに門前払いされたから消去法で…って事で良いのかな??」
「はい。」
否定しないと言う事は他にまだ行ってない募集中のパーティーがあったらそっちへ行っていたのだろうか…?等と考えながら
「えっと、俺あんまり詳しくないから、僧侶ってどんな職業なのか教えてくれる?」
「はい…僧侶は主に回復呪文メインの職業で少しだけ援護魔法も習得します。一応攻撃も出来る僧侶もいる様ですが…私は生憎回復魔法と援護魔法しか出来ません…。」
少女は力弱い声でそう答える。
「なるほどね。まぁ攻撃魔法も覚えれたら得なのかもしれないけど、俺が攻撃魔法も使えるからその心配はいらないかな。回復役は丁度欲しかったし、特に不合格にする理由もないし…よし!決めた!今日から君は俺のパーティーメンバーだ!よろしくな!セレス!俺の名前は髙橋莉音魔法剣士。17歳。よろしく。」
そう言って俺は少女…セレスへ笑いかける。
「はい…ありがとうございます!これから私、莉音さんの為に頑張ります!」
ヒロイン枠をセレスで埋め、これからの異世界ライフに胸を膨らませる。
「良い雰囲気になってるとこ悪いんだが…ちょっと良いか?」
急に声を掛けて来た男により、現実へと引き戻される。
「俺もパーティーに入りたいんだが…今は募集中…で合ってるのか?」
そこへ、いかにも主人公!と言った様な感じの青年が、声を掛けて来た。
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