6.おっさんの馬車の旅、そしてネーリシの街に着く後編
6話目の投稿です
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異世界転移した俺こと麻野新は、ネーリシに向かう途中で村により、俺と同じ様に転移した者がいたことを知った。その上盗賊による襲撃での初めての人を殺した。
その事を考えながら馬車に揺られながら進んだ。
馬車に揺られながら、さっき、あった事を思い返していた。
しばらく考えたが、慣れるしかないと思い返し、考えるのは辞め、次の村の事を考えた。
次の村はアルトン村と言って、マリマルと言う料理がそこそこ有名らしい。
マリマルと言うのは、アルトンブルと言う魔物を使った料理で、アントンブルを特性のソースで煮込む、いわば煮込み料理だ。
この事は全部ナターカに聞いた話だ。
その村を過ぎれば、ネーリシに向かうだけらしい。道中何もなく、盗賊やシルバーウルフに遭遇したのは、偶然だそうだ。
確かに、そんな頻繁に起きていたら、討伐隊とか組まれてたり、冒険者ギルドにクエストが来ているはずだ。
ホリスラ村から進んで2日位経ち、次の村まで約1日半で到着するところまで来た。
盗賊との対峙からは何事もなく、のんびりと馬車が進み、日が暮れる頃には、いつも通り馬車を止めて準備をした。
保存食を取り出し、モソモソ食べる。今回は、スライムのライムも一緒なのでライムにもあげる。
一人と一匹で食べていると、女性騎士?が近付いて来た。
「何か用か?」
「ああ、すまない。私の名はラナリア・ルーンタナス、貴方に興味を持ってね」
「興味?」
「失礼だとは思ったが、ステータスを覗かせてもらったよ」
「まさか、鑑定か?」
「そうだ、私は生まれながら鑑定スキル持ちでね、貴方の様な黒髪黒目の人物は滅多にいないので、失礼だとは思ったが、念の為として、鑑定させてもらったよ。」
「あんたは騎士か何かか?」
「そうだ、と言っても、私自身騎士の末端に過ぎないがね」
そこでいったん話を切り、違う話をした。
この国の王都はどういうところなのか、違う国と敵対していないか等、騎士関係にしか分からないことを聞いた。
シチリンド王国の隣にはアマキシス帝国とヒリセリア聖皇国があり、その周辺にいくつかの小国ある、それらを含めて人族国家と言われてるらしい。
人族の国同士での戦争は無く、全て同盟国としてやっているそうだ。
何故、全ての国が同盟しているのかは理由があり、昔種族同士での戦争が起こっていたらしく、それぞれの種族を信仰する神ごと滅ぼすと言う考えから、神滅戦争と呼ばれたそうだ。
だが、戦争している最中、空から六神が現れたそうだ。
六神が手をかざすと傷ついた者は回復し、殺された者は蘇ったそうだ。
六神はこれ以上の争いを止めるように言ったそうだ。
それにより、神滅戦争は終結して、平和が訪れたそうだ。しかし、また第二次神滅戦争が起きないとも限らないので、それぞれの種族の国は国同士で同盟を組んでいるそうだ。
今の王族、貴族の者達は種族同士、表では和平になっているが、裏では牽制し合っているそうだ。
どこの者も、貴族、平民問わず、皆知っているそうだ。
俺的には筒抜けでいいのか?王族と思ったが。
他にも色々話を聞いた中で図書館が王都にあるみたいで、様々な分野の本があるそうだ。
その中には属性魔法の本もあり、読めるそうなので、是非王都に行ったら読もうと思う。特に魔法に関しては。
あとは他愛無い話をしながら寝るまで夜を過ごした。
次の朝、馬車に乗り込んで出発すると、ラナリアが話しかけてきた。
ナターカは何かあったのか聞いてきたので、昨日の夜の事を話した。それに対して、ナターカはラナリアを睨んだあと、マナー違反として注意されていた。
その後は、三人でどういう所に行ったか、どんな魔物に合ったかなどを話した。俺は冒険者になってまだ、そんな経っていない為、話すことがそんなにないが。
夕方頃になり、森の開けたところで野営の準備を始めた。
一応、このまま進めば着くには着くが、夜中になってしまうため、明日の朝から出発して昼頃に着くようにするとの事だ。
夜はナターカとラナリアの三人+一匹で食事をしながら話して過ごした。
次の朝、出発して、昼過ぎに村につき、そこで降りて、それぞれに別れた。
早速、アルトンブルを使った料理、マリマルを食べようと店を探した。
村人や他の冒険者に聞きながら歩いていると、料理屋の看板が見えてきたので、近付いていくと、そこから良い匂いが漂ってきた。
店に入り見回すと、どの客も同じ料理を頼んでいるみたいで、その料理が人気だというのがわかる。
俺はカウンターに座り、メニュー表を開いた。当然マリマルはでかい字で書かれており、如何にも注文してくださいと言っているのがわかる。
他にも料理はあるみたいで、そちらは普通に書かれていた。
とりあえず、マリマルとアルトンブル入り野菜炒めを頼んだ。
しばらく立ってから二つの料理が来て、目の前に置かれた。
置かれた料理は湯気がたち見た目も良く、よだれが出そうなほど、美味しそうだった。
早速、マリマルを一口食べると、口の中に肉の味とソースの味がからみ合い、なんとも言えない美味しさだった。ライムにも与えるととても美味しいのか、フルフルと震えていた。
今度は野菜炒めを食べたら、こちらも美味しく、どんどん食べていった。
一人と一匹で全部食べ終り、満足していると、店員が空いた皿を片付け、何やら小さな器を置いた。
目を向けると店員は「試作料理なので食べたら感想を帰りに聞かせてください」と言って店の奥に入っていった。
周りを見てみると、他の客にもこの試作料理を出しているみたいだ。
出された試作料理を一口食べると口の中で甘さが広がった。
どうやらこの試作料理はデザートみたいだな。味は地球のバニラアイスに近いが冷たくはない。どちらかというと温かい部類だな。
温かいバニラアイスと言う変な感じの料理をライムにも与えながら食べ終わり、店を出て、宿を探しながら村のあちこちを見てまわった。
宿を見つけ、中に入り、一人部屋を取ると店員に部屋の番号を言われ、鍵を渡された。
部屋に着き、中に入ると、前に泊まっていた部屋と余り変わらない位の広さだった。
ライムを置くとベッドに座り、ステータス画面を開いた。
______________
麻野新:Lv52
体力:5680
魔力:3920
力:A
素早さ:C
丈夫さ:C
器用さ:B
運:B+
ジョブ
短剣士Lv10、暗殺者Lv5
スキル
言語翻訳、洗浄魔法Lv10、収納魔法Lv10(進化可能)、飲水魔法Lv6、気配遮断Lv9、魔力操作Lv6、気配察知Lv5、夜の目Lv4、意思疎通Lv1、契約召喚Lv1、テイマー鑑定
称号
スライム殺し《スライムスレイヤー》
アルミラージ殺し《アルミラージスレイヤー》
――――――――――――――――――――――――――
スライム︰ネーム名ライム︰Lv1
体力:100
魔力:80
力:E
素早さ:F
丈夫さ:E
器用さ:F
運:D
ジョブ
スキル
消化
称号
――――――――――――――――――
ライムは変わらないのは分かるが、俺のステータスに進化可能という文字が入っていた。
その文字を押してみると進化しますか?と出て、はい/いいえの文字が下に出ていた。
はいの文字を押したら、頭の中に「収納魔法がこれより進化します」と響いてきた。
しばらく待っていると、「進化が終わりました」と響いてきたので、ステータス画面を見てみると収納魔法の所が無限収納魔法に変わっていた。
名前から察するにそのまんまの意味なのだろう。詳しい説明ないので分からないが。
ゲームとかならステータス画面のスキルを長押ししたりすれば説明とか出るんだが、このステータス画面だとなにをしても出てこない、アルクスのギルドでミリアナさんに聞いたが聞いたことがないらしい。
よく、漫画や小説などで、鑑定スキルを他のスキルに使うと説明が出たりする描写や文があったりするから、この世界も同じなのかもしれない。明日、ラナリアに会ったら聞いてみよう。
ベッドに横になり久々のベッドということもあって、すぐに眠ってしまった。
何かに腹辺りを押される感覚がして、目を覚まして見てみると、ライムが腹に乗り、ポンポン飛んでいた。
ライムをどけて、窓の外を見ると夜になっていた。
腹が減ったので、ライムを抱えていったん宿から出て、昼頃に行った料理屋に向かった。
店に着くとまだやっているようで、中から料理の匂いと明かりが漏れていた。
中は昼間来たときと違って賑やかであり、男性が大半を締めていた。印象的には居酒屋を連想する。
中に入り、空いている席を探していると、カウンターがニ、三席空いており、そこに座った。
置いてあるメニュー表を開いて見てみると、昼間のメニューとは違ったメニューが書かれていた。
取り敢えず店員を呼んで、腹のたまる物がどれか聞いてから、それを二つ分注文した。一つはライムようだ。
注文した料理が来るまで周りを改めて見てみると、男達がつまみを食べて、酒を飲んでいる。
しばらく眺めていたが、料理が来たのでそちらを見た。
ミトスパと言う料理を頼んだが、見た目はミートパスタだよなと思ったが、異世界だから知ってる味と違うかもしれないと思い、一口食べてみた。味もミートパスタの味だった。
店員に聞いてみたところ、渡り人が伝えた料理だという。
前の村でもガチャポンプとかも伝えたとか言っていたからな、料理も広めていてもおかしくないな。他にもカレーモドキとかラーメンモドキとかもありそうだな。
ミトスパを食べ終わり、代金を払ってからライムを抱えて店を出た。
宿に着き、取った部屋のベッドの枕元にライムを置いて、横になった。
次の朝、腹が重いので目を開けて、見てみるとまたライムが乗っかっていた。
動かない所を見ると寝ている様だ。意思疎通のスキルでもなんとなく寝ているのが分かる。レベルが低いのでなんとなくの範囲でだが。
ライムをどかし、着替えてから、洗浄魔法で綺麗にして宿を出た。
朝食は外で屋台がやっていたのでそれを買い、一人と一匹で食べた。
食べたのは串に肉と野菜が刺さった物だ。名前もそのまま串焼きだ。
食べ終わり、ゴミである串もライムに処理してもらった。スライムは何でも取り込み消化する為、こういう時は便利だ。
村の外にある、待合馬車に着くと既に停まっている馬車にナターカとラナリアが座っていた。
あとは、アルスロード伯爵家の次男と魔法使いの格好をした女性が座っていた。
あの親子はこの村で降りたみたいだ。アルトン村の村人だったのかもしれない。
俺がそう思っているだけで、実際は違うかもしれないが。
馬車は動き出し、進み始めた。
そういえばと思い、二人に乗り合い馬車は何故無料なのか聞いてみた。
何でもお金は国が支払っているらしく、その為どこの乗り合い馬車も無料らしい。
他の国も同じで、どこに行っても無料で乗れるそうだ。
当然、他の種族の国でも同じだ。
どうしてなのかは理由があるそうだ。
今までは有料だったそうだが、渡り人のアドバイスを受けて無料にしたら、人の行来が多くなった。特に冒険者が利用する様になり、遠くにある村など依頼が達成されて、放置される事が無くなり、魔物による被害が減ったそうだ。それに冒険者の行来が多くなったことで、税収も増えたそうだ。それで黒字になり、国の財政も潤っているので、結果的にはプラスになっている。
それを他の国も真似して、今の状態になったそうだ。それでも他の国も税収も増えている為、今更変えられないらしい。まあ、今変えたら冒険者達から怒りを買うだろうしな。
あとはダンジョンの事も聞いてみた。この先のネーリシに低レベルのダンジョンがあるという事をギルドで聞いたので、何か必要な物や注意する点等などをナターカに聞いてみた。
「ダンジョンではなにが起こるかわからないから、基本はパーティーを組んで潜ることが多い、中にはパーティー同士で同盟を結んで、一緒に潜る事もある。一人で潜るのは、いるにはいるが浅い階層かSランクの冒険者位だ。あとはダンジョン内での殺人などだな」
「殺人?」
「ああ、ダンジョン内だと基本は自己責任になるからな。中を警備しているわけでは無いから殺人が起こってもわからない、死体とかも時間が経てばダンジョンに吸収されて無くなるから余計だな」
「それは怖いな」
「あと、他のパーティーが魔物を擦り付けたり、パーティー内の仲間をわざと脚などを傷つけて、囮に使って逃げたなんてのもあるな」
「そうなると下手にパーティーを組めないな」
「ああ、気を付けた方が良い」
「そんな事をする者がいるのか?」
「ああ、実際、俺も囮に使われてな。他のパーティーが通りかからなかったら死んでいたな」
ナターカの話にラナリアが加わってきた。
その後は、ダンジョンの罠についてと階層と階層ボスについて、ダンジョン内におけるマナーとパーティー内おけるマナー、ダンジョン内の魔物の素材や宝箱から出たアイテムや武器防具などの分配など、様々な事を教えてもらった。
あと、偶に訓練で騎士団がダンジョンに入る事もある為に鉢合わせわする事もある。
その時は、軽く挨拶をして離れた方がいいらしい。
何でも騎士と冒険者はウマが合わないのか会うたびにいがみ合うらしい、中には冒険者と仲良くする騎士もいるらしいが。
騎士にとって冒険者は野蛮な集まりで誇りもない屑だと思っていて、逆に冒険者は騎士の事を何も出来ないごっこ遊びをしている無能の認識らしい。
ナターカとラナリアはそれぞれに知り合いがいるらしく、それほど嫌悪は無いらしいが、やはり他人の冒険者や騎士には睨まれたりするそうだ。
騎士の大半が貴族出身で、冒険者の大半が平民などだから余計らしい。
話が脱線してしまったので、ダンジョンの話に戻した。
ダンジョンで必要な物やパーティーを組んだ時の役割なんかも教えてもらった。
それから他愛無い話をしながら時間を潰した。
昼頃になり、少しひらけた場所に馬車を止め、それぞれが昼食の準備をし始めた。
昼食と言っても、いつもの保存食を食べるだけだが。
そこにナターカとラナリアが来て、目の前に座った。
俺は二人と一緒に食事を取り、ライムにも食事を与えながら昼食の休憩時間終了まで過ごした。
馬車に乗り込み、それぞれ座ると、御者が確認して、馬車を動かし始めた。
馬車に揺られながら、ライムを撫で癒やされていた。
俺は動物が好きだが、仕事が忙しくて飼っている時間がなかった。
今は異世界転移したおかげで、仕事での忙しい時間も無くなり、今のようにのんびりしながら冒険生活ができている。
ライムは魔物だが、俺的にはペット枠としての意味合いが強い。
撫でられているライムも気持ちいいのか、身体を擦り寄せてくる。
ラナリアは身体を震えさせてこちらを見ていたので、どうしたのか聞いたらしく、ライムを触りたいらしくてウズウズしていたらしい。
ラナリアの膝の上にライムを置くと、すぐに撫で始めた。
満面の笑みで撫でているので、とても動物好きなのだろう。
ナターカも今のラナリアを見て、黙ってしまった。
短い付き合いだが、今までの生真面目な感じだったのが、満面の笑みでライムを撫でているのでそのギャップがすごい。まあ、動物好きに悪い奴はいないと言うしな。
それに集中している為か、声をかけても返事がなかった。
しばらくはナターカと話をしながら過ごしていると、満足したのか、ラナリアがライムを返してきた。
ライムを受け取ると、ライムは俺の手からすぐに離れて膝の上に乗った。
また、ライムを撫でながら、ダンジョン以外の有名な物は無いか聞いてみたら、そこに住んでいるリュカリーナと言う人物が有名らしい。
何でも、どんな怪我や病気、状態異常を治す万能薬であるエリクサーを作ったとか。
それで国から認められて宮廷薬師の位を与えられたらしいが、断ったそうだ。
ならばせめて王都に住んでもらおうおもしたらしいが、いつの間にか消えて、探したらネーリシにいたそうだ。
国もエリクサーを作ってもらえないとなると、いざという時困るので、強制も出来ないみたいで、仕方なく認めたそうだ。
天才薬師だけあって、色んな種類の薬があってポーションやマナポーション、解毒ポーション、中には水中でも活動出来るアクアポーションなんかもあるみたいで、冒険者はこぞって買うそうだ。
特にダンジョンに行く人はどんな対処も出来るようにある程度種類を揃えてから潜るそうだ。中にはこの階層までしか潜らないので、この種類だけで良い、何て冒険者もいるそうだ。
あとは毎週、必ずと言っていいほどリュカリーナに弟子にしてもらえるように志願者が訪れるらしい。
中には妄信しすぎの者もいて、周りを刺したという者いたそうだ。
ポーションを揃えるときはそいつらに気を付けたほうがいいそうだ。
やはり妄信する者は何処にでもいるもんなんだな。
地球だとアイドルがそうだしな。アイドルの派閥で殴り合いもあったっていうのはテレビのニュースでも見たことあるしな。
他にも、あそこの店は飯が上手くて有名だとか、あの店の魔道具は品が悪いとか、この店は危ないから入らないほうが良いなど、二人が知る限りの事を教えてくれた。
日が暮れて、夜になろうという時間に馬車を止めて、準備をし始めた。
昼と同じで、三人と一匹で囲んで御飯を食べた。
あと街にはどれ位で着くのか聞いたら、明日の昼頃にネーリシの街に着くそうだがそこから降りて、門の前に並ばなければ行けないそうだ。低レベルとはいえダンジョンがあるのとリュカリーナの弟子志願者と薬の買付で毎日行列ができるそうだ。
並んでから大体一時間から二時間はかかるそうだ。
酷いときなどは割り込みをしてくる輩もいるらしく、それで喧嘩が起きたりする。それに巻き込まれると、さらに入るのに時間が掛かってしまうそうだ。
ナターカは、ニ、三度あったらしく、門の前で野宿したそうだ。
流石に門の前で野宿は嫌だな、俺は進化した、無限に入る収納魔法を持っているから、そこに全て入れられるが、無い奴は警戒しないといけないし、盗られても、文句も言えない状態出しな。
御飯も食べ終わり、三人はそれぞれ、場所で眠りについた。
次の朝、起きてから、朝食を取ってから馬車に乗り込んで出発した。
いつも通り三人で会話しながら、馬車に揺られて過ごし、もうすぐ昼に差し掛かかる頃に外壁が見えてきた。
俺を含めて馬車にいる人達は全員、外壁を見ていた。
俺はその外壁を見て、ようやく着いたんだと思いながら、馬車が止まるのを待っていた。
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