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おっさんの異世界のんびり冒険ライフ  作者: 時雨暁
第一章 シチリンド王国
4/19

4.おっさんEランククエストをこなすそして、次の街へ出発する

4話目の投稿です




誤字脱字がありましたら感想文などでお知らせください

 異世界転移した俺こと麻野新はアルクスの町でミスリルの短剣を買い、冒険ライフを楽しみながらクエストをこなし、その後ランク昇格試験を受け、見事Eランクになった。



 この前Eランクになり、受けれるクエストが増えたが心配だったので、もう少しレベルを上げてから受けようと思い、いつものクエストをこなし、ようやく納得のいくレベルになった。

 今のステータスはこんな感じた。



 ______________


 麻野新:Lv35

 体力:4000

 魔力:2500


 力:B

 素早さ:D

 丈夫さ:D+

 器用さ:C

 運:B


 ジョブ


 短剣士Lv9


 スキル


 言語翻訳、洗浄魔法Lv8、収納魔法Lv9、飲水魔法Lv6、気配遮断Lv6、魔力操作Lv5


 称号


 スライム殺し《スライムスレイヤー》

 アルミラージ殺し《アルミラージスレイヤー》

 ______________


 レベルが35になったのと新たに称号が追加されたお陰で倒しやすくなった。

 やはり称号は何か効果のある物みたいだ。ゲームとかだと称号が付くと相手に1.5位ダメージ与えるとか、逆に軽減するとか、そんな感じなのだろう、説明も鑑定と言うスキルがないと見れないらしいし。

 鑑定スキルはスキルスクロールというのを買うか、教会の祝福を受けるか、ダンジョンで手に入れるかのいずれからしい。

 ただ、どれもが手に入れるのが大変で金もかかる。

 スキルスクロールはダンジョンから出る物か、自分で作成した物を売っていて、希少なものほど高い。

 教会の祝福は希少なスキルスクロールよりかは安いが取得するスキルがランダムで、自分が望んでいないスキルを手に入れる事もある為、金を無駄にする可能性もある。

 ダンジョンだと宝箱などで、出てくることもあるが、滅多に出てこない上、出てきてもランダムな為違うものも出てくる。それに魔物も徘徊する為、命の危険もある。

 あとは繰り返しで覚えるやり方、生活魔法がいい例だ。

 取り敢えず今のところは繰り返して覚えるしかない、金もないし。

 ギルドのクエストボードを見ると、Eランクだとゴブリン討伐やビッグマウス討伐などがあった。

 ゴブリンは分かるがビッグマウスはそのままの意味で大きいネズミと考えればいいのだろうか?

 まあ、分からなければギルドの受付に聞くなり二階にある魔物図鑑で調べるなりすればいいだろう。

 先ずはビッグマウスからクエストを受けよう、ゴブリンは其の職業でしかお互いを呼ばれないアニメを見ていて危険だと思ったからだ。

 それでも魔物である以上危険はつきものなのだが。

 さっそく魔物図鑑でビッグマウスを調べてみると、大きさは大体子供位で、茶色の体毛をしている。あとは普通のネズミと変わらなみたいで、攻撃方法は噛みつきと体当たり位でほかは無いみたいだ。

 下に戻り、クエストボードでビッグマウス討伐の紙を取り、クエストを受理してもらってから、その場所へ向かった。

 ビッグマウスは主に下水道などの汚い場所に生息しているためあまり人気のないクエストなのだが、何事も経験だと思いこのクエストを選んだ。

 着いた先には柵があり階段で降りるところがある。

 もちろん下は下水道になっていて、そこから漂う嫌な臭いもここまで来ている。

 場所は下水道だと書いてあった為、口と鼻を覆う為の布は用意してある。

 口と鼻を布で覆い、柵を越えて、階段を降りると下水道の入口に着いた。

 下水道は真ん中に汚水が流れていて、両端に歩くことのできる道がある。その道もヌメヌメでとても汚れていた。

 足元を気を付けながら進んでいくとより一層臭くなり、布越しからでも分かるくらいきつい臭いだった。

 途中で腰に吊るしてある魔導ランタンをつけると周りが照らされて見えるようになった。

 本当は光魔法のライトで照らしながらの方が戦闘する際はいいのだが、生憎俺は光魔法を使えない為、代わりとしてギルドから借りた魔導ランタンを使っている。地球みたいにヘッドライトとかあれば便利なのだが。

 さらに進むと、自分の足音以外の音が聞こえてきた。

 ギィーギィーっと聞こえるので多分あれがビッグマウスの鳴き声なのだろう。魔物図鑑ではドアの開閉した際の軋んだ音に似た鳴き声がすると書いてあったから合っていると思う。

 進む先を照らしながら歩くとさっきよりも鳴き声が大きくなってきた。

 十字路にたどり着くと右から鳴き声が聞こえ、そちらに魔導ランタンをかざすと何か子供位の大きさのものがモゾモゾ動いていた。

 短剣を抜き、ランタンをかざしながら少しずつ近づくと、こちらに気付いたのか、赤い点の様な物が二つ見えた。

 小さな唸り声がしたかと思うと突然横から何かにぶつかり、倒れそうになるがなんとか踏みとどまりそちらにランタンを向けてみるとズブ濡れになっているでかいネズミがいた。きっと下水道の川を泳いて来たのだろう。

 いったん十字路の角まで戻り、隠れてから顔だけ覗かせて見ると二匹のビッグマウスが歩み寄って来た。

 そのまま短剣を構えながら、角から顔を覗かせたビッグマウスの脳天目掛けて振り下ろした。

 ビッグマウスは暴れたがすぐに動かなくなった。

 すぐさま次のビッグマウスを見ると、既に居なくなっていた。

 仕留めた一匹を収納し、次のビッグマウスを探す為に歩き出した。

 また見つけ、今度はすぐにカウンターを入れられる様に周囲を警戒しながら近づきた。

 こちらに気付いたビッグマウスが体当たりしてきたので横に避け、そのまま背中を刺した。

 痛みからなのか怯んだので、短剣を抜き脳天に再度さした。

 少し暴れたがすぐに動かなくなり、短剣を抜いて収納した。

 このあと二匹見つけ両方とも仕留めたあと収納してから、いったん外へ出た。

 太陽は真上に来ており、もうお昼位の時間帯だとわかった途端、腹の虫が鳴いた。

 洗浄魔法で臭いや汚れ、汗などを綺麗にして、木陰のひと休み亭の食堂で食事を済まし、再び下水道に来た。

 午前と同じ様に周囲を警戒しながらランタンをかざし、進んで行った。

 さっそくビッグマウスを見つけ、慎重に近づいて、こちらに気付き体当たりをした瞬間、脳天目掛けて振り下ろし、刺したあと、死ぬまで短剣が抜けない様に踏ん張り、死んだあとは収納して、また歩いての繰り返しをしながら、四匹を倒した。

 ギルドに戻り、クエストの報酬を貰い、宿屋に戻った。

 今回のクエスト報酬はビッグマウス一匹につき、100シルスだ。

 合計七匹のため700シルスで、報酬としては微妙かもしれないな。

 そういえば下水道の清掃もクエストにあったな。洗浄魔法を使えば綺麗になるかな?

 今回のクエストでレベルはどの位上がったんだ?


 ______________


 麻野新:Lv40

 体力:4500

 魔力:2840


 力:B

 素早さ:D

 丈夫さ:D+

 器用さ:C

 運:B


 ジョブ


 短剣士Lv10、暗殺者Lv1


 スキル


 言語翻訳、洗浄魔法Lv9、収納魔法Lv10、飲水魔法Lv6、気配遮断Lv6、魔力操作Lv5、気配察知Lv1、夜の目Lv1


 称号


 スライム殺し《スライムスレイヤー》

 アルミラージ殺し《アルミラージスレイヤー》

 ______________



「お、短剣士がレベルマックスになったな。あとなんか、暗殺者というジョブが増えてるな」


 短剣士の隣にジョブが増えていた。しかも暗殺者だ。

 多分短剣士と気配遮断の組み合わせで出るジョブなのだろう。それじゃ短剣2本で双剣士になるのか?

 スキルも気配察知と夜の目という2つのスキルも手に入れてた。

 気配察知はそのまんまの意味だろう、意図的に使おうとしない限りは察知できないようだ。

 夜の目は暗闇でも少しは見えるようになるみたいだ。

 こちらは常時発動なのか暗い場所を窓から見ても少しは見えるみたいだ。

 このまま上げれば夜でのクエストもできるな。

 クエストによっては夜にしか出てこない魔物や夜にしか咲かない薬草などもあるらしいしな。

 実際、クエストボードにも夜限定のクエストがある。

 それに役に立つスキルだ。

 取り敢えず暗殺者を上げつつ、他のジョブも習得する感じだな。

 次の朝起きてからまたビッグマウスの討伐クエストを選び、下水道に向かった。

 ついでに下水道の清掃クエストも受けてみた。

 こちらは歩行制で一歩ごとに値段かつく、つまり一歩分綺麗にすれば1シルス、十歩分綺麗にすれば10シルスになる。

 普通なら掃除道具などで綺麗にするのだが、俺は生活魔法で綺麗にできないかと考えた。

 自分の身体を綺麗にするだけでなく、しかも服や武器、防具なども綺麗になる。

 身につけているとはいえ、服や武器、防具がきれいになるなら他の()も綺麗にできるんじゃないかと思った。

 下水道に着いて、早速汚い部分に向かって洗浄魔法をかけると、かけた部分が真っ白になった。


「やはり、洗浄魔法はどんな場所でも使えるみたいだな」


 今度は天井などの離れた所も出来るのか試してみたら、天井の方も綺麗になり、離れていても有効なのが分かった。だが、範囲小さいみたいだ。

 今度はイメージしながら使ってみるとさっきよりかは、範囲が大きくなっていた。

 感覚的にも、魔力消費量は同じくらいだ。

 確認を終えたところで、近くの汚れた所から洗浄魔法をかけていった。

 洗浄魔法をかけてから三十歩位進んだ辺りから魔力がなくなりかけたので、いったん止めて、ビッグマウス狩りに変更した。

 気配察知を使ってある程度近づいたら、ランタンを消して、夜の目でみながら、気配遮断でさらに近づく。

 そして目の前に来たら脳天目掛けて突き刺し、暴れないように身体で相手の身体ごと押さえつけた。

 少ししてから暴れていたビッグマウスが動かなくなった。

 死んだことを確認してから、収納してからまた、探した。

 お昼になったので、いったん食事をしに外にでて、また戻ってきてからビッグマウス狩りを再開した。

 外に出ると空は夕方になっており、時間がかなり経っていた。

 探して倒してを繰り返しに集中していた為、そんなに時間が経っていたのは気が付かなかった。

 ギルドへ行きビッグマウスのクエスト報酬をもらったが下水道の清掃クエストは確認してからじゃないと渡せないということなので、確認次第、報酬を渡すそうだ。

 宿に帰り、夕飯を食べてから部屋に戻り、そのままベッドに倒れ込んだ。

 今回は何故かいつもより疲れていたので、着替えずにそのまま眠った。

 次の朝、ギルドにいって昨日やっていた二つのクエストを受け、清掃と討伐を行い、報酬をもらって、宿に戻るを二週間位おこない、下水道もだいぶ綺麗になった。

 綺麗になったと言っても街全体からしたら微々たるものだろうが。

 同時進行でビッグマウスも討伐しているため、レベルが上がり、魔力も増える為、洗浄魔法をかける回数も多くなった。

 その分、一日の下水道の清掃する範囲が増えて、かなり進んだが。

 下水道の方のクエストは何日かおきにやりながら他のEランククエストを受けていた。

 と言っても街の外にある森の奥にある薬草採取やゴブリン討伐など様々だ。

 レベルもだいぶ上がり、下水道の清掃クエストがさらに進み、三週間経った頃には街三分の一は綺麗になった。

 ギルドから報告された話だとその位らしい。

 誰もやりたがらないのでクエストを出していた役所の方はとても驚いていたらしい。

 ステータスもこんなに上がりこちらとしても万々歳だ。


 ______________


 麻野新:Lv50

 体力:5200

 魔力:3780


 力:A−

 素早さ:C

 丈夫さ:C

 器用さ:B

 運:B+


 ジョブ


 短剣士Lv10、暗殺者Lv4


 スキル


 言語翻訳、洗浄魔法Lv10、収納魔法Lv10、飲水魔法Lv6、気配遮断Lv8、魔力操作Lv6、気配察知Lv4、夜の目Lv4


 称号


 スライム殺し《スライムスレイヤー》

 アルミラージ殺し《アルミラージスレイヤー》

 ______________


 ビッグマウスも称号手に入るかと思ったらそうでも無かったみたいだ。

 お金もだいぶ貯まったので、次の街に行きたいと思う。

 今いる街、アルクスの隣にはネーリシという街があって、そこにはダンジョンもある。

 かなり低レベルのダンジョンらしいが、それでもダンジョンに行けるというだけでもワクワクする。

 その為に今日は旅に必要な物を買おうと思う。

 思いつく限りでは、ランタン、保存食、火打ち石、テント、あとは魔物避けのアイテムだな。

 水は飲水魔法でなんとかなるし、短剣もミスリルのため、滅多に研がないから砥石も要らない。まずは魔導具屋に行ってみるか。

 ギルドにおすすめの魔導具屋と道具屋を聞いて、そこに向かった。

 魔道具屋の前に着くと、ちらほらと冒険者が出入りしている。名前も「アレーシア魔道具店」と看板にか書かれていた。

 中に入ると魔道具が所狭しと乱雑に置いてあった。

 乱雑には置いてあるが品物自体は悪くないみたいだ。

 魔導ランタンを探しているのだがなかなか見つからず、仕方なく店員に聞こうとして近づくと、腕を枕にして寝ていた。


「あの、起きてもらいたいんだが…」

「……Zz」


 声を掛けても起きないので、仕方なく身体を揺すったのだがそれでも起きる気配がない。

 暫く悩んでいると、奥の部屋から白髪の美人がでて来て、店員の前まで来ると頭目掛けて拳骨をお見舞いした。


「なに、寝てんだい!さっさと起きないか!バカタレ!」


 店員は頭を抑えながら白髪の美人を涙目見ていた。


「痛いよ〜お婆ちゃん」

「当たり前だよ!寝てさぼってたんだから!」

「これは睡眠学習してるんだよ〜」

「なーにが睡眠学習だい!」


 その後も白髪の美人はガミガミと店員にむけて怒鳴っていた。

 白髪の美人をよく見ると、耳が尖っているので、亜人だというのが分かった。多分エルフなのだろう。


「済まないねお客人、さて、何をお探しだい?」


 こちらに気付いたのか振り返りながら声をかけてきた。


「魔導ランタンを探しているんだが…」

「それならこっちだよ」


 そう言われ、白髪の美人のあとを付いていくとその棚には色々な魔導ランタンが置いてあった。

 小さいものから子供位の大きさのものまで様々だ。

 子供位の大きさのは何に使うのだろうか?

 それに気付いたのか白髪の美人は「それは軍の奴等がつかうんだよ」と言った。他にも洞窟内での作業に使うんだとか。

 鉱山での採掘とか洞窟内にも遺跡などがあり考古学者が調べるのに拠点場所に設置して使うらしい。


「お客人は何の魔導ランタンをお求めだい?」

「ああ、次の街にいこかと思ってな。野営などに使うのと、あとはその街にはダンジョンがあるからと言うのもある」

「それならこれがいいよ、ここの捻りを回せば光加減を調節出来るし、持ち運びも出来るからダンジョンなんかには向いているよ」


 渡された魔導ランタンを持ち、今度は魔物避けのアイテムかないかを聞いたら魔物避けは隣の棚に置いてあった。


「魔導具は有るにはあるんだけどね、正直使い捨ての方の方が安上がりだよ、たまに買ってく変わり者ならいるんだがね」

「変わり者?」

「そうさ、魔物のいる森に住んでいる奴とか遺跡調査の為にその近くに住み始めた奴なんかが買ってくんだよ」


 そのままカウンターに行くと店員がまた寝ていた。

 白髪の美人の拳骨が落ち、ガミガミと説教をしていた。

 暫く待っていると、説教も終わったのか、こちらを向いて、誤ってきた。

 魔導ランタンを買ったあと、次に道具屋に向かった。

 ついでにさっきの白髪の美人がフェア・アレーシアで店員が孫のミリル・アレーシアだそうだ。

 道具屋に着くとさっきの魔道具屋と同じ位の大きさの建物だが、中はだいぶ違っていた。

 棚に道具が置いてありきちんと整理して置いてあり入口のすぐ近くに案内用の紙が貼ってあり、どこになにがおいてあるのか地図のように書いてあった。

 その通りに進んでいくと、火打ち石が置いてあり、それを手に取り、次に魔物避けのアイテムを手に取り、最後に保存食を案内用の紙を見たが載ってなかったので、

 店員に聞いたところ、保存食は倉庫で管理しているらしい。

 やはり食べ物の為、腐ってしまうので魔道具で温度の管理と魔物避けの魔道具を使っているらしい。

 中には小さな虫型の魔物もいるらしく、その虫型の魔物が湧くこともあるそうだ。

 保存食は大体二週間分と下級ポーションを体力と魔力をそれぞれ何本かを含めてまとめて買い、収納魔法で収納した。

 それから宿に戻り、日課の魔力操作を行い、夕飯頃になってから、食堂で食事をしながらモートンに近々次の街へ行くことを伝えた。


「そうか、寂しくなるな!あとどのくらいいるんだ?」

「旅の準備で金を使ったからそれをためてからだから、二週間ってところだな」


 モートンは待っていろと言って調理場に引っ込んで少ししてから、なにかを持って戻ってきた。

 目の前に置かれたそれはステーキだった。


「これは?」

「それはオーガキングの肉を焼いたものだ!手に入ったら食わせてやるって言ったろ?だから旅立つ前に出したんだ。さあ食いな!」


 モートンに言われ、早速オーガキングのステーキを一口サイズに切り、口に運んだ。

 口の中でなんとも言えないほど美味く、噛めば噛むほど肉汁が溢れてきた。

 とても美味しく、地球含めて今まで食べたこととがない位だ。


 食べ終わるとモートンにお礼を言って、部屋に戻った。

 次の日からまた下水道のクエストを受けた。

 二週間、下水道のクエスト行い、下水道の半分を綺麗にした。

 宿にに戻ったあと軽く荷物の整理をしてから、食事をして眠りについた。

 次の朝、朝食食べ、モートンにあいさつをすると、お弁当を渡された。

 ギルドにもかおを出し、受付の人たちにあいさつをしたあと門に向かった。

 門の前に来ると、何人かの冒険者が立っていた。

 モートンに聞いたらしく、それぞれ別れの挨拶をした。

 そのうち何人かは、同じ街に行くらしく、乗り合い馬車を待っているようだった。

 冒険者同士で喋っていると、乗り合い馬車が来て停止した。

 乗り合い馬車に乗り込み、出発までの時間座っていると、隣の冒険者が話しかけてきた。

 話の内容は主に、次の街のダンジョンについてだった。

 一方的話てきて、途中から自慢話にシフトして、だんだんうざくなってきた。

 さらに自慢話がエスカレートいき、流石に話を止めようとしたら、向かい側に座っている冒険者がうるさそうにこちらを睨んでいた。

 それに気付いたのか、自慢話をしていた冒険者が急に黙り、下を向いていた。

睨んでいた冒険者は目を閉じて、腕を組んだ。

御者が御者席に乗り込むと手綱を持って歩き始めた。

馬車から遠ざかるアルクスの街を見ながら次のネーリシと言う街の事を思いながら出発した。

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