しかし闇はいつしか晴れる
最近物語シリーズを見始めました
あの事件から1週間が経って日のこと。
俺は朝から晩までバイトに勤しんでいた。
それはもちろん先輩の治療の金だ。
いつも行っていたバイトは辞めさせられ、今は家の近くの土木現場で働いている。
いつもは学生は雇ってくれないらしいのだが、父のつてで雇ってもらうことができた。
しかしここでは年齢なんて関係なくて、きつくてもきついなんて言えなくて。
「ただいま」
「おかえりにいちゃん」
「ただいま凪沙」
仕事から帰るといつも凪沙が出迎えてくれる。
いつもとはちょっと違う少し不服な顔で。
まるで俺が責任を取るのは間違っていると言わんばかりの笑顔で…。
「ご飯出来てるよ」
「わかった、風呂だけ入ってくるから少し待っててくれ」
「うん、わかった」
脱衣所に行って、服を脱ぐ。表から裏までびっちょりと濡れている。
鞄から同じくびっちょりの替えのシャツとタオルを取り出し、洗濯機に投げ入れる。
久しぶりに体重計に乗ると2キロ痩せていた。
浴室に入り、シャワーを浴びていると外から妹の声がした。
「ねえにいちゃん」
「なんだよ」
「にいちゃんがそこまで頑張る必要ある?」
「……先輩がいなかったら俺は死んでいた」
「けどその先輩さんは命に別状はないんだよね」
「それでも…!先輩は俺のために命をかけて飛び込んでくれた。命を捨ててまで俺を…」
「けど!学校を休んでまですることじゃないじゃん!放課後にバイトすればいいじゃん!わかんないよ。にいちゃんが何考えているのか……」
「……ごめん。けど俺はまだ学校には行けない…」
妹は去っていく。自分の部屋へと…。
数分経って俺も浴槽から出て、着替え、リビングに向かうとテーブルにはラップがしてあるカレーが置いてあった。
「ごめんな…ほんとごめん……」
◇◇◇
それから2ヶ月が過ぎた。
先輩は退院した。
俺はある場所にある人物を呼びだし、待機していると集合時間ぴったりにその男は来た。
「お久しぶりです。今日は来てくださり、ありがとうございます。比村さん」
がたいのいい…いや、いかつい男、比村翠の実の父、比村 一 だ。
「要件はなんだ」
「これを比村さんにと思いまして」
俺は1つの封筒を比村さんに渡した。
「これは……」
「治療費、これで足りますか?」
「ああ、どうやってこんだけの金を?」
「1日中バイトを毎日してただけです」
「学校は?」
「そんなの行ってる暇ないっすよ」
「バカだなお前は」
「そうですね。俺はバカだから体を動かすことしかできないっすよ」
「けどお前、単位は大丈夫なのか?」
「まあギリギリなんとかって感じっすね」
「そうか……でもこれは受け取れないな」
比村さんは俺に封筒を押し付けた。
「え?なんでですか!?」
「翠からの頼みなんだ。あとは学校で翠から聞け。そして今後、金で詫びるということはするな。金は人の価値よりも低い。低すぎる」
「…分かりました。その…この度は申し訳ございませんでした」
「お前のことは許さんが、男としては認めてやる長塚くん」
比村 一は初めて俺に向かって少しだが笑みを見せた。
どーもこんばんにちは風祭トキヤです
最近物語シリーズ見始めて化物語見終わりました
撫子とガハラさんが好きですねあと髪を切った羽川とえっちになったかんばるとかれんちゃんと甘噛みした八九寺さんと普通にいる月火、頭いってる暦さんみんな好きですはい
そして冴えカノの映画もまた見ました
やっぱ好きですね一緒に行ったリア友も泣いてましたwww
そしてまあ今回の内容は2キャラに搾って書きました
あと次の話でとりあえず第1章終了予定です
あと2話になるかも。
まあとりあえず頑張りますけど、もうすぐテストなんで第1章終わるのは12月になるかもです
というわけで今後ともよろしくお願いします
評価、コメント、ブクマよろしくお願いします!