表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

97/284

カレーは最高ですわと彼は再び思った('Д')

ブックマークありがとうございます!

今回はちょっと短いですが、明日の朝も投稿するの何卒よろしくお願いします!

「はふはふはふはふはふはふはふはふっ!」

「ハチ、うるさいぞ。もっと静かに食え!」

 がつがつとカレーを食っているとマホちゃんから注意された。もちろん無視。ごつごつのじゃがいもとほど良い硬さの牛肉、何一つ変哲のない市販のカレールーを使ったはずなのにコクのある味わい。全てがおれの意識を釘付けにする。

 疲れた体にエネルギーが注がれる感覚。

 一口ごとに体に力が漲ってくる…!

「お姉ちゃん、おかわり!」

「オレも!」

「…私も」

 ぎょっとした。

 おれが半分も食べ終わらない家に、奴らは山盛りにされたカレーを平らげちまった。

 これが、最上級スキルを持った冒険者の力…!

 改めてこいつらがおれよりも遙か上のステータスを持っていることを思い知らされた。

「のやろぉ…!」

 がつがつとカレーをかき込んでいく。

 あつあつ過ぎて舌を火傷しそうになったが、そんなことを気にしている場合じゃない。ついこの間までは一番早く、一番多く食っていたのだ。こんな短期間で負けるわけには…!

「お姉ちゃん、おかわり!」

 ぬおっ!

「おかわり!」 

 はぁっ?

「…私も」

 はああああっ?

 どう考えてもおれより動きが少ないのに、あっという間に大皿を空にする化け物たち。

 おれが一杯目を食い終わる頃には三杯目まで平らげていた。

 あれか、カレーは飲み物とかいう人種に変わっちまったのか。

 そんなことを考えている間に五杯目のおかわりのコールが上がった。

「なんだよ?」

 不思議そうにおれを見ている馬鹿。

 馬鹿は訝しげにおれをみていたが、皿の方へ目を向けて、

「なんだ、もう腹一杯なのか? だせえ」

 見下すような笑みを浮かべた。

 そこからのことは言わずもがな。

 おれは一心不乱にカレーを食って、食って、食って、食って。

 結局五杯目の途中でギブアップした。

 あいつらは全員が十皿目まで。

 ぐうの音もでないほどの完敗だった。

 

 なにやってんだ、おれは。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ