カレーは最高ですわと彼は再び思った('Д')
ブックマークありがとうございます!
今回はちょっと短いですが、明日の朝も投稿するの何卒よろしくお願いします!
「はふはふはふはふはふはふはふはふっ!」
「ハチ、うるさいぞ。もっと静かに食え!」
がつがつとカレーを食っているとマホちゃんから注意された。もちろん無視。ごつごつのじゃがいもとほど良い硬さの牛肉、何一つ変哲のない市販のカレールーを使ったはずなのにコクのある味わい。全てがおれの意識を釘付けにする。
疲れた体にエネルギーが注がれる感覚。
一口ごとに体に力が漲ってくる…!
「お姉ちゃん、おかわり!」
「オレも!」
「…私も」
ぎょっとした。
おれが半分も食べ終わらない家に、奴らは山盛りにされたカレーを平らげちまった。
これが、最上級スキルを持った冒険者の力…!
改めてこいつらがおれよりも遙か上のステータスを持っていることを思い知らされた。
「のやろぉ…!」
がつがつとカレーをかき込んでいく。
あつあつ過ぎて舌を火傷しそうになったが、そんなことを気にしている場合じゃない。ついこの間までは一番早く、一番多く食っていたのだ。こんな短期間で負けるわけには…!
「お姉ちゃん、おかわり!」
ぬおっ!
「おかわり!」
はぁっ?
「…私も」
はああああっ?
どう考えてもおれより動きが少ないのに、あっという間に大皿を空にする化け物たち。
おれが一杯目を食い終わる頃には三杯目まで平らげていた。
あれか、カレーは飲み物とかいう人種に変わっちまったのか。
そんなことを考えている間に五杯目のおかわりのコールが上がった。
「なんだよ?」
不思議そうにおれを見ている馬鹿。
馬鹿は訝しげにおれをみていたが、皿の方へ目を向けて、
「なんだ、もう腹一杯なのか? だせえ」
見下すような笑みを浮かべた。
そこからのことは言わずもがな。
おれは一心不乱にカレーを食って、食って、食って、食って。
結局五杯目の途中でギブアップした。
あいつらは全員が十皿目まで。
ぐうの音もでないほどの完敗だった。
なにやってんだ、おれは。




