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パーティってギスギスしてるもんなのかと彼は思った('Д')

ブックマークありがとうございます!

中々思う通りに更新ができず悔しいです。

今後も定期的に投稿していくので何卒よろしくお願いします!

「もちろん、デメリットだけじゃないわ。メリットもある。ね、スカーレット?」


「はい。その通りです」


 ルシエルからスカーレットへ。


 今まで一切口を開かなかった彼女は自分の番が来たと一歩前に踏み出した。


 あれ、なんか張り切ってないか?


 その豊満なスタイルを全面に押し出し、スカーレットは満面の笑顔で口を開いた。


「私のスキル超回復はその名前が示す通り肉体の修復を行うスキルです。当然損傷の程度によって修復までの時間に変化はありますが大抵の傷は一晩寝れば治ります」


 スカーレットを連れ帰った時のことを思い出す。


 顔面がぐしゃぐしゃだった彼女をダンジョンから連れ出したが、自宅についた時には完全に元通りになっていた。


「一晩って言ってたけど、マホちゃんは一瞬で治ってなかったか?」


 全身の大やけどに四肢の欠損。


 目を覆いたくなるような悲惨な姿は今も記憶にこびりついている。


 もちろん、その後の素晴らしい姿も同時に思い出すことができるが。


「そこに気づくとはさすがです、ハチ♪ それこそが貴方の特別な力なんです」


「? どういう意味だ?」


「効果の強化ですか。それも通常よりも遙かに大きい」


「その通り。本来であれば最終段階まで到達したスキルと同程度まで強化されてる。もちろん今の状態でね。これから成長すれば、さらに強化されていくはずよ」


「強化されるんですかっ?」


「私の見立てだと通常と同じ段階までは間違いなく成長するわ。でも、その分デメリットも強化されるおそれがあるけどね」


「そんな馬鹿な…!極みに達したスキルを誰もが使えて、しかもその先まであるなんて……!」


 何故か興奮気味の大和田さん。


 逆に冷めていくおれ。


 確かに普通のスキルよりも効果が大きくなるのは魅力があるのかもしれないが、それはあくまでおれ以外の人間に対してのものだ。


 おれがその恩恵を受けるならまだしも、ほかの誰かが強くなってなんの意味があるのか。


「…んん、わかりました」


「お、やっと帰る気になったか」


「これ以上質問をしても何も教えてもらえないことだけはわかったということです。私が、このまま無事に帰れないことも」


 深呼吸を一つして大和田さんは居住まいを正した。


 …ん? いや、なんでそうなるんだ?


「これほどの希少なスキル。源さんが隠すのも無理はないです。それに覚醒した神器が二柱。ふ

ふ、私が生きて帰れる可能性の方が低すぎる」


 意味深に笑う大和田さん。


 いや、考えすぎだって。


 テレビや映画じゃあるまいし、そんなんで人の生き死にが決まるわけねーだろ。


 ただ何故か口が挟めない。


 そういう雰囲気じゃないっていうか、大和田さんの意識が完全におれ以外にいっている。マホちゃんも同様。あれ、ルシエルもスカーレットもか?


「ですので、私も生き残るために一つ提案があります」


「私をパーティーに入れてください」


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