表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

54/284

ステータスってなに? と彼は思った('Д')

見ていただきありがとうございます!

今回、はじめてステータスの導入を行ってみました。

あまり使用したことがないので、なにかアドバイスなどありましたら是非お願いします!


 ●ステータス


  ・体力 :100

  ・筋力 :65

  ・知力 :17

  ・精神力:35

  ・魅力 :20

  ・運  :3

  ・スキル:なし

  ・備考 :閲覧禁止


「なんだ、これ?」

 突然渡された紙にかかれた謎の数字。

 ルシエルの手書きのため丸っこい文字だったがわかりやすくて好感がもてる。いや、そんなことはどうでもいい。

 このステータスってのは一体なんだ?

「見りゃわかるでしょ。あんたの能力を数値化したものよ」


「わかるでしょって言われても」


 そんなもんがあるなんて初めて知ったんだけど。


 その台詞を言うのもなんだか負けた気がして紙面に目を走らせる。…わからん。いや、書かれている内容は単純だが、それが多いのか少ないのかがわからない。


 基準がないから、その数字の価値がわからないのだ。


「これは…」 


「スタミナは有り余っている、か」


 何故か、大和田さんとマホちゃんにまで紙が渡されていた。


 個人情報もへったくれもない。


 いや、ま、こんなことくらいなら誰に知られたっていいけどさ。


 マホちゃんの拘束から解放された大和田さんは食い入るようにステータス表を見つめている。マホちゃんも真剣だ。


「これって高いのか?」


「低いのもあれば高いのもあるわね。体力や筋力は平均以上。精神力は並ね。知力はもっとがんばりなさい。運は…まぁ、これでもオマケした方かしら」


「おい」


「あたしに文句を言ってもしょうがないわよ。あくまで数値化しただけなんだから」


 魅力に触れなかったのは優しさか。


 まぁ、大体のことはわかった。部活をやった甲斐はあったってことだろう。


「次はこれ」


 ルシエルがまた別の紙を渡してきた。


 書かれていたのは例によってステータスである。


 ●ステータス

  

  ・体力  :600

  ・筋力  :300

  ・知力  :120

  ・精神力 :■5×

  ・魅力  :300

  ・運   :50

  ・スキル :射撃Ⅳ 体術Ⅴ 槍術Ⅴ 指導Ⅲ

        隠密Ⅱ 超回復・改

  ・備考  :閲覧禁止


  え、なにこれ。


「数字がおかしい」


「それがデバフよ」


「いや、全体的におかしいだろ。なんだこれ」


 体力600に筋力300?


 他の数字も軒並み高すぎる。桁が間違ってるんじゃないかと思ったがどうやらそうでもないらしい。


 ルシエルはどこか呆れたように言った。


「元中層冒険者よ? あんたとはスペックが違うわよ」


「ゴリラね」


 大和田さんが嘲るように言った。マホちゃんが視線だけで威嚇する。それを大和田さんはにっこりとした笑顔で受け流している。


「はいはい、いい大人が喧嘩してんじゃないわよ。見てほしいのはそこじゃなくて精神力の部分。バグってるでしょ?」


「確かに」


 他の部分はきちんと書かれているのに、何故か精神力だけが読むことができない。


「精神力とはどんな意味があるんですか?」


「そのままよ。自制心、克己心、意志力。人間が生きる上で理性的あるいは文化的に行動するために必要な要素」


「これがバグっているということはどういうことなんですか?」


 大和田さんの追求に、ルシエルは笑みを浮かべた。


「見たまんま。自分の欲求に素直になる、普通の人よりもね」


 マホちゃんを見る。


 何故かドヤ顔でおれにウインクをくれた。


「なるほど。だから自分の気持ちに正直になることができたのか! これが結果オーライいうやつか!」


 輝かんばかりの笑顔。


 およそ20代の女性とは思えないほど無邪気な笑みにもう何も言えなくなった。もちろん罪悪感がある。けれど、これまでの行動を考えると、何とも言えない気分になった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ