第二十七斬 自分で自分を変える
シリアスってムズいね。
前回のあらすじ クロス………レジラの過去
あの日は明るく天気のとてもよい日だったわ。
私たちはちょっと出掛けてたのよ。
カルデ「レジラ、お前何になりたいんだ?」
レジラ「何になる?」
う~~ん……と少し腕を組み悩んでいた。
レジラ「分かんない。でも、人の役にたちたいなぁ」
カルデ「ハハハ、お前なら大丈夫だろ。優しいしな」
レジラ「じゃあ、お姉ちゃんは?」
突然、私に話を振ってきた。
レミリア「う~~~ん………そうねぇ………ま、まずは紅魔館の主にならないとね」
カルデ「お!!おれを抜くのか?」
今さらだがこのころ、紅魔館はカルデ兄さんが治めていたわ。その頃は咲夜もいなかったし妖精メイドは役に立たないしで家事はレジラ一人でほとんどやってたわ。
レミリア「………………無理ね」
レジラ「うん、無理」
もちろん、私がカルデ兄さんに勝てるわけない。
兄さんはそれほど強かった。無敗だった。
「こんにちは」
カルデ「え?」
いつの間にか目の前に誰かいた。
「いゃぁ……………まさかほんとに会えるとは…………」
カルデ「お前誰だ?」
「無警戒だな。吸血鬼」
ザクッ!!
もちろん、カルデを攻撃していたら軽くかわせるくらいの攻撃だった。でも、カルデには黒い爪が突き刺さっていた。
狙いはカルデではなくレジラだった。
「だよな」
カルデ「お………お前!!」
レジラ「お兄ちゃん!!」
「おいおい、この程度で終わんなよ」
爪を引き抜き次はレミリアを狙った。
カルデ「『 スピア ザ グングニル!! 』」
次は紫の槍で防いだ。
カルデ「逃げろ!!」
レミリア「う、うん!!」
私たちは逃げようとした。でも………
「雑魚が」
ザクッ!!
不快音。生き物が引っ掛かれた音だ。
カルデは死んでいた。
紫の槍はあいつに消し飛ばされた。人を心配し、怪我もしていた。武器も突然壊された。
すなわち、カルデですら防げない。
それでも最後の命令をレジラは受け入れた。
逃げた。レジラは気づかないふりをして逃げた。
私はレジラについていくしかなかった。私も最後の命令を守るために。
そのあと、無事紅魔館に着いた。
レジラは放心状態で動こうともしなかった。
ある日、レジラはレジラを捨てた。弱い自分を捨てるために名前から変えた。
クロスはこうして生まれた。
クロスは強くなるための機械みたいに特訓をした。ときには半分死んで帰ってきたことも。20年位旅に出たりもした。
そこに怖がりで、人見知りなレジラはいなかった。
いつの間にか口調も軽くなっていた。私に対する呼び方もお姉ちゃんから姉ちゃんになった。
自分で自分を変えた。
たとえ、自分が滅ぼうとも…………
もう、誰も死なせないために…………
シリアスゥ!!こっちの話の進みはやっ!!
黒刃「いや、書いてるのおまえな」
そこは気にしちゃいけない。
水「無理。普通に考えて」
解せぬ。
キリヤ「あ、次回もよろ」




