表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自然の加護  作者: 相馬熊五郎
9/9

戦闘準備

「戦闘ってどこらへんで」


起きてるの?と言おうとした時、遠くのほうで爆発音が聞こえた。

音が聞こえるってことは、案外近くなのか


「戦闘が起きているのは、ヴァルハラの麓ですな。

 レオに騎乗されるなら10分で着くかと。」


「行っても戦闘なんてできないしなぁ…。」


身体能力もそのまま(転移前と同じ)だし、この前猪にすら殺されかけたんだ。

行っても足をひっぱるだけだろう。


「そういえばその戦闘どっかから見える?

 全体の動きを見たりとか?」


「ここから少し行った所に丘がございます。

 そこから見えるのではないでしょうか?

 それに戦闘ですが、私とレオがいればオークなどは容易く屠れますし、エルフも苦戦はしないでしょう。」


「そうだと思うんだけど、何か嫌な予感がするんだよね」


この世界の戦闘とかは気になるんだけど、それよりも何か胸騒ぎがするんだよね。

なんかオークが予想以上に強かったりする予感が。


「とりあえず、丘に向かって様子を見よう。」


そう言いつつ、レオの背に乗る。

レオは僕が乗ったのを確認してから走り出した。

レオには何回も乗せてもらったけど、滑らかな毛並みが心地いい。

でも、しっかりと掴まないと振り落とされる。

なので、移動中は風を感じながら必死にしがみついている。

で、クロムさんはしっかりとそのスピードについてきてる。

やっぱ、すごいなあの人。



「着きましたな。」


丘についたらしくそのまま辺りを見渡すと


「あれかな?あのごちゃごちゃしたところ。」


僕の視力では小さく見える集団で何かごちゃごちゃしてる感じだった。


「あれですな…ふむ、エルフ達は苦戦しておるようですな。」


「ねぇ、クロムさんオークって知能がないんだよね?」


「通常ならば、そのはずです。しかし上位個体がいた場合は違いますな

これは、なるほど。創志様の予感が的中しましたな。」


うんやっぱり、嫌な予感は的中してたな。

集団の動きを見てみると、エルフを包囲しようとしてるのが分かる。


「如何致しますかな?

御命令とあらば、救援に向かいますが?」


うん、迷う必要はない。

僕は、聖人君子ではないけど…


「救援に行こう!クロムさん!レオ!」


「御意。」「ヴァウ!」


助けられるものは助けるんだ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ