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自然の加護  作者: 相馬熊五郎
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閑話 霊峰の異変

その始まりは、光に包まれた時でした。


元々、霊峰ヴァルハラは緩やかに死に向かっていました。

ここに住むものにとってそれは避けられないと思っておりました。


私、クロムもその一人でした。


原因は、簡単です。マナ不足でしょう。

世界樹を通して、世界にマナは循環しております。


マナは、魔素と霊素から成り立っております。

魔素と霊素は、魔術、神霊術を使うのに必要です。

というより、この世界に生きるものはすべてこの二つの要素が必要です。

生きているだけで、この世界に生きるものはマナを変換し魔素と霊素に変換して取り込みます。

そしてそれを何かの形に排出し、それを世界樹が取り込みマナに変換しています。

ですが、この循環が今は成り立っていないのです。

明らかにマナの消費が激しい。


私はトレントの一族ですから、それらを顕著に感じておりました。

ですが、どうしようもなく緩やかに死に向かっておりました。


私たちもまたマナ不足で仮死状態になりかけておりました。


その瞬間光が駆け抜けたのです。

それは霊峰を包みこみマナを回復させました。

不足分を一気に回復させたのです。


世界樹が回復したのかと思い、見に行ってみると世界樹から精霊様があふれておりました。

精霊様たちもマナ不足で動けなかったはずですが、元気に動き回っておりました。


すると、世界樹の精霊様が告げてくれました。

異世界の青年がマナを回復したのだと。

そのものをどうか手助けをしてほしいと。


神殿の横の小屋にいらっしゃるらしい。

私にとっても命の恩人、挨拶をしなければ…。

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