表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自然の加護  作者: 相馬熊五郎
2/9

手紙

「ここは?」


気が付いたら、森の中にいた。

明らかに日本とは違う。

植物の生態が全く違う。


「外国!?」


ドッキリかな!?

いや、図鑑とかに載っていた植物とかと全然違う。


とりあえず、自分の手荷物等をチェックしてみる。


自転車

リュック、メモ用紙、ルーズリーフ、筆記用具、スマホ2台、充電器、財布

タオル

コンビニで買ったおにぎり2つと金平糖が一袋。

そして身に覚えのない封筒が一枚。


封筒を開くと


「拝啓 万寿まんじゅ 創志そうじ

 

 突然のことで混乱されておられることだと思われます。

 今現在、貴方は異世界におられます。

 この世界に日本という場所はなく、地球も存在しておりません。

 貴方はこの世界の人間の王が使った勇者召喚に巻き込まれてこの世界にやってきました。

 

 この世界は所謂、中世ファンタジー、魔王も、モンスターもいます。

 魔王は、モンスターを統べるものです。

 それらを倒すため、貴方の世界から4人勇者を召喚されました。

 倒せば、貴方たちは帰還の魔法を使えることでしょう。

 ですが、今はそれらは貴方とは関係のないことです。

 

 本来勇者には特殊能力をつけますが、貴方は巻き込まれたのでありません。

 ゆえに加護をつけております。

 森羅万象の加護、対話の能力。

 これでこの世界のあらゆるものと会話ができるでしょう。

 加護は身の安全をある程度確保できるものです。

 

 この森を少し進むとこの森の神殿があり、その横道の奥に小屋があります。

 そこをご自由にお使いください。

 この世界に関しての本があるので読んでください。


 こんなことしか支援できませんが、すいません。

 ただ、貴方がこの世界を少しでも好きになっていただければ幸いです。」



 ……この手紙の主は誰だろう?

 神様かな?

 

 巻き込まれただけの僕を大切に扱ってくれているのは分かった。


 とりあえず、この小屋に行ってみよう。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ