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自然の加護  作者: 相馬熊五郎
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プロローグ

「感謝を忘れてはいかんぞ!創志そうじや」


時折祖母の言葉を思い出す。

あらゆるものに感謝をしないといけないと言っていた。

森羅万象すべてに。


「うん、わかった!おばあちゃん!」


そう言ってた自分がいる。

幼かった僕はその意味も理解しないまま頷いていた。


それから色々あって今僕は21歳、大学生だ。

少しあのころから賢くなっている。

けど、その言葉を思い出しては意味を理解しようとしているが、

なかなかできない。


忙しい日々は色々と考える時間を奪うし

当たり前のことに感謝なんかできない。


だから僕は祖母の言葉を忘れていた。

そう、あの時までは。



それが起こったのは、バイトの帰りだった。

夏の日の出来事だった。


夕暮れの時間、生ぬるい風が吹いていたことを覚えている。


やけにきれいな夕暮れだったから少し公園で眺めようかと思ったところだった。


いきなり光がバチッと走った瞬間、光が下から上へとつき上がるように僕の全身を貫いた。


声もあげれず、いきなり意識が暗転した。


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