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「祖父。」

作者: 猫SR


「じっちゃんはさー、

なんで、ごはん、

たべないの?」


「ん?…猫や、、

大人の男ってもんはな、

夜は飯なんか

食わねぇもんだ。

酒が不味くなる。」


「パパは、ごはん、たべるよ?」


「笑、ありゃ変わり者だ。

畑より勉強がいいって、、、」


「お父さん、猫に変な事を

教えないで下さい。」


「お?うるせぇのが、

帰って来たわ。笑」


「じっちゃん、どこいくの?」


「帰るわ。

ここは長居をする

場所じゃねぇーわ。」





じっちゃんの背中は広くて

抱き付くと

何か、男臭いんだが、


…大好きだった。



親父は

じっちゃんと伯父さんと

すげぇ仲が悪くて、

じっちゃん家には

滅多に連れてっては

もらえ無かったけれど、


じっちゃんは時々、

電車に乗って、杖をついて

俺を見に来た。





じっちゃんは

俺がチビの頃に死んだ。






俺も夜は飯を食わない。








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― 新着の感想 ―
[良い点] 私も飲むときは空きっ腹で飲む!! 上限ブランデーのストレート2杯!! じっちゃん、酒解ってる♪
2015/12/03 22:53 退会済み
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