表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/25

望んだ絵

三つ目の断片

あたしは画用紙に、頭のなかでイメージした絵を描き出した。


彼が望んだ、『白い雲と蒼い空と草木』の絵を。


雲のような白い画用紙に、蒼と緑で彩っていく。


彼の喜ぶ顔を思いながら。


彼のことを考えていると、時が立つのを忘れてしまう。


描いた絵が完成し、辺りを見ると、窓には夕暮れの光が差し込んでいた。


あたしはびっくりした。


こんな時間になるまで、絵を描いていたことに。

絵を描くのに、自分が思っていた以上に、夢中でいたことに。


この絵を渡すのは明日にしよう。


あたしはそう心に秘めると、今日の夜が早く明けるように祈った――。

まだ断片はありますよ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ