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終焉の理詩
貴方たちの言葉が
貴方たちの理不尽さが
貴方たちの怠惰さが
貴方たちの愚かしさが
私の心をナイフで抉りゆく
砕かれゆく精神
削られゆく身体
その終焉を貴方たちは知らない
知らずに繰り返してゆく愚行
寿命という砂時計は、返すことは絶対的に不可能
生命という砂は、死へと堕ち続ける
生に留まり続けることは不可能
禁忌を用いれば、生命という砂を増やせるが
しかし、いずれ迎える冷たい死の接吻からは
どれほど足掻こうとも逃れられない
始まったからには終わるのが、この世の原則
逃れること叶わなく
抜け出せることの無き絶対の理
誰も彼も最終には滅びるもの
嗚呼…私の終焉は何処にある
行方無き彼方へ至る旅に出るか
愚かしき彼等のもとで散らせば良いのか
終わりは定められてはいるが
終焉へ至る過程は不明
どちらを選ぶかは
己自身が決めることであり
そこに他者が介入することは
それこそ愚行と言わざるをえない