勇者のステータス事故
2話です。
それから、王様によって長々とこの世界の説明と、俺が何故ここにいるのかを説明された。
簡単に纏めると、魔物が暴れまわって世界がヤバイ→勇者召喚して魔王倒してもらおう→俺召喚…らしい
……何故に俺?
いや、俺の夢だしイイけれど、俺は勇者なんて柄じゃない。
顔は普通、頭も良くない、運動できない友達がいない。
むしろ、一般人以下だな…なんか悲しくなった…
でも、王様が言うには勇者召喚では強い物しか召喚されないらしい。
つまり、異世界で俺無双が始まるってことだよな!
しかも!この世界は日本でいうゲームの世界!
まるで、この世界はドラ○エの様な世界観なのだ。
夢とはいえとても面白そうだな…ゲームの中に入った気分だ…
兵士と話してた王様が俺の方に向かって来た。
「勇者よお主、名は何と言う?」
俺は、自分の名前が嫌いだ。
権田 剛 ごんだ つよし
かなり、カッコ悪いと思う。昔は、名前のせいで虐められてたし…
「権田 剛 だ」
『おおっ、素晴らしいお名前だっ!』
何故か、兵士から声が上がった、意味分からん。どこが素晴らしいんだ。
「おお、剛よそれではお主のステータスを見てみよ」
「何だそれ?」
王様が目をキラキラさせながら説明してくれた。
「ステータス…つまりお前の能力値じゃ」
よくわからないけど、ゲームでよくある攻撃力とかそんなかんじのかな…
「ちなみに、一般人は各ステータス平均10、ここの兵士で平均が約25です。」
兵士長っぽい奴が説明してくれる。
「国最強の元勇者は何と、全ステータスが1500越えと言っておったぞ!お主はどうじゃろうな!」
化け物だろう、そいつ。何でソイつに魔王倒させないんだよ…
「後、元勇者は今は隠居の身での…後継者としてお主を召喚したのだ」
俺期待されすぎだろ…これで弱かったら…
「頭の中でステータスと唱えるのじゃよ!」
王様テンション高いな…どんだけ勇者召喚が楽しみだったんだよ
取り敢えず唱えて見るか…
「ステータス!」
ブゥン
頭の中に自分のステータスの情報が入ってくる…
権田 剛 レベル1
体力 2
魔力 30
攻撃力 1
耐久力 2
敏速 2
スキル
ビビりの王 逃げる時だけ、敏速が1000倍になる。
強者の雰囲気 強くなりたいと願えば強者の雰囲気を纏える、強さは変わらない。
魔法
無双幻影 実体のある幻影を創り操れる。ただし攻撃力は皆無。
あれ、俺って弱い?
読んでくださり、ありがとうございましたm(__)m
アドバイス等ありましたら是非お願いします。