じゃあ旅に出ましょうか
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「異世界召喚された人って何人くらいいるんだ?」
「師匠、何人くらいだっけ?」
「俺が把握しているだけで、召喚された人がお前を合わせて4人、巻き込まれた人も合わせれば…10人はいるな…」
そんなにいるのか…前の世界でも行方不明者とかでいたのかもな…だがそこの記憶がないから分からない…
「だがまあ、俺が見た中じゃ剛程落ち着いてる奴は初めてだな」
「それは私も思ったよ、勇者くん凄い落ち着いてるよね。わけも分からない場所に放り出されたのに」
確かにそうだよな…自分でも落ち着き過ぎだと思う。
俺の記憶が正けりゃ、俺は頭が良いとはとても言えないような奴だったのに…やけに冷静だ。
「真の勇者って奴だろ。あのケルベロスをいきなり倒したのはトリップした奴でも初めてだし」
真の勇者ね…威嚇しただけなんだがな…もっと勇者って派手な技ぶちかますイメージだったけど威嚇って…悲しい。
「俺でも、普通のケルベロスならともかく、あいつは本気で戦ってやっと勝てるレベルなのにな…」
ブロウ…あいつに勝てるのか!
「私も普通のケルベロスなら負けないけど…あのケルベロスは魔王とタイマンはれるからね…私でもキツイかも。」
魔王とタイマンはれるケルベロス…化け物過ぎ…なんでそんな奴飼いならしてるの?
それになんで来たばっかの俺と戦わせたの?殺す気だったの?
「正直、あいつに勝てる奴はこの世界にも14人いるかどうか…」
山本さん随分半端な数ですね…
「それを威嚇で倒すとは…威嚇で相手を気絶させるには、最低でも相手のステータスを平均10倍は上回っていなければならないからな」
「師匠、あのケルベロスのステータスって平均4000でしたっけ?」
「ああ、魔王を倒せるように特訓させたからな、魔王の平均ステータスが3800だったし」
犬っころ魔王より強かった。初戦の相手がラスボスより強かった。
「じゃあ、剛はステータスが平均40000以上!」
「師匠と戦っても勝つかもしれないじゃない!」
「まさか、修行する前から俺クラスとはな…」
いつの間にか俺が最強みたいになってるし…
多分俺の威嚇がケルベロスに効いたのって強者のオーラってスキルのおかげなんだが…
強者のオーラの効果で俺の纏うオーラが山本さんクラスになって、威嚇の効果も山本さんクラスになっただけなんだが…
なんかいいズラいな…
「師匠!もし剛がついて来れば俺の妹達探しの旅に出てイイですか?」
「ダメだ、勇者剛はこの世界に来たばかりだ。いくら強くても経験が足りない」
なんの話だ…ブロウの妹はお姫様じゃないのか…
「私も付いていくんだから大丈夫ですよ〜」
「保護者がいないからダメだ。俺はこの国から出れないと言っただろ」
国から出られない?なんでだ。
「津田さんがいます」
「いや、でもあいつは…」
「津田さんバ、じゃない単純だから簡単について来ますよ」
今馬鹿って言いかけたよな…津田さん可哀想。
「……グラス王に聞いてもし良ければいい。ただし3年以内に帰ってくることだ。分かったな。」
「師匠ありがとうございます!父上は簡単に説得できます!」
「よっしゃ、王様いい人だけど馬鹿だから決まったも同然!師匠ありがとう〜」
王様可哀想。
「今のはなんの話だ。俺は何も知らないんだが…」
「行方不明になってる俺の妹達を探す旅の話だ」
俺も行くのそれ…面倒くさ。
「師匠がこの国を離れられないから、ダメって言われてたんだけど、勇者くんがいるならOKって」
俺はOKって言ってないんだけど…
「すまん、勇者剛。悪いが俺の代わりに、ブロウの妹達を探すのを手伝ってくれないか。その間に、俺は元の世界に戻る方法を見つけて見せる」
「ブロウの妹はお姫様じゃないのか?」
「ソフィア…あの子は本当の妹じゃない。俺も異世界にトリップした人間で、今はこの国の王様の養子として暮らしてる」
衝撃の事実。こいつも俺と同じ地球人だった。
「あの子とは別に、日本にいた時からの本当の妹がこの世界にいるのだが…行方不明なんだ」
「ブロウの妹ちゃん以外にも、トリップした人が何人が行方不明なんだ。だからその人達を探すの。OK?」
「OK、でいつ行くんだ」
「2週間後、最低でもそれくらいの準備期間は必要だ」
2週間か…以外と短いな…その間にこの世界になれれるかな…
「でも、2週間じゃ勇者剛の記憶は戻らない。記憶が回復するには1年くらいかかるだろう。その間のケアは頼むぞお前ら」
ガチャ
「晩飯の時間す、王様が呼んでやす」
ハゲが呼びに来て、俺たちの会議は終わった。
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